集落営農組織が園芸作を導入・定着させるポイントとは!?

ページ番号2004584  更新日 令和4年2月2日

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 平成30年産米から米政策の見直しが進められているなか、近年、集落営農組織では、米・麦・大豆のほか、新たな園芸品目等への取組が見られています。

 そこで、令和元年度に、県内の集落営農組織に行ったアンケート結果から、集落営農組織における園芸作導入の現状と課題を明らかにし、導入を検討する際のポイントを整理しました。

 具体的には、集落営農組織における園芸作の取組は、「構成員の就労機会の拡大」が主な目的で導入され、損益の状況に関わらず、その取組を継続する要因となっていました。また、経営にとって安定的な取組とするためには、経営課題や導入目的の明確化、園芸作の取組意識の醸成、組織の労働力や技術力に見合った品目選定、目標収量を確保するための技術習得、効率的な作業工程や雇用条件の整備等が重要となることが明らかになりました。

 令和2年度は、集落営農組織で園芸作を導入している県内外の経営体への訪問調査を行い、園芸作導入が経営にとってどのような効果があるのか、また、導入・定着するための条件や関係機関等による指導方策などをまとめる予定です。

園芸作導入における課題と導入検討のポイントの関係図
注)二重丸は最上位な課題、◯は次に上記2~3位の課題を示す
園芸作導入における課題と導入検討のポイント

(企画管理部農業経営研究室 主査専門研究員 吉田 徳子)

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