クリーンな種子をつくるために ~ 小麦原種の赤かび病防除を実施しました
水田利用研究室では、令和2年5月29日に、小麦の原種圃場と栽培試験圃場5.7ヘクタールで、赤かび病防除を実施しました。今回の防除は、5月22日の防除に続き2回目で、作業を委託した民間会社の無人ヘリコプターで行いました。
1回目の防除は、朝から雨模様のため防除開始の判断が難しく、午後の晴れ間を利用して行いましたが、2回目となる今回の防除は、朝から快晴と天気に恵まれ、1時間程度で作業を終了することができました。さらに、6月5日頃に最後の3回目の防除を予定しています。
原種は、種子生産のために必要となる種子で、農業者にお使いいただく種子のもとになる種子です。農業研究センターでは、小麦や水稲、大豆の原種を生産しています。生産にあたっては、農業者に優良な種子を提供できるよう、最適な肥培管理と防除を徹底しております。
今後も、徹底防除、抜き株作業、コンバイン・乾燥調製施設の清掃など細心の注意を払って作業を進め、優良な原種の生産に努めていきます。
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防除に使用した無人ヘリコプター
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無人ヘリによる薬剤散布(1)
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無人ヘリによる薬剤散布(2)
(生産基盤研究部水田利用研究室 上席専門研究員 田村 和彦)
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