200区画のミニ田んぼづくり ~ 水稲除草剤試験の試験区を設置しました

ページ番号2004593  更新日 令和4年2月2日

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 水田利用研究室では、新たに開発された水稲作用除草剤の効果解明、及び雑草の発生状況や栽培形態に対応した効果的な雑草防除の確立のため、水稲除草剤試験を行っています。

 本試験では、プラスチック製の波板(アロン板)と木製の板で囲った3~5平米程度の試験区を200程度設置する必要があり、例年、研究室職員及び農薬メーカーの協力を含め30名程度で作業を行っています。

 本年は、新型コロナウィルスの感染拡大を防止する観点から、県外から来訪する農薬メーカーの協力を仰がずに、農業研究センター及び中部農業改良普及センターで協力できる職員を募り、5月12日に作業を行いました。

 当日は、農業研究センター内の田植えされたばかりのほ場に、中南農業研究センター所長や山本中部農業改良普及センター所長ら34人が集まり、板運び~板の打ち込み~土留めの作業を行いました。作業は順調に進み、午前中のうちに試験区設置を終えることができました。

 試験では、試験区ごとに除草剤を散布した後、雑草調査、除草効果・拡散性・薬害の観察、水稲の生育調査・収量調査を行います。

  • 田んぼに設置中の試験区の写真

    設置中の試験区

  • 試験区を仕切る板入れ作業の様子の写真

    試験区を仕切る板入れ作業

(生産基盤研究部水田利用研究室 室長 小野寺 健一)

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