コロナ対策も忘れずに! ~「病害虫発生予察会議(4月)」を開催
県北農業研究所作物研究室では、早生地帯に適応する新たな水稲奨励品種の開発に向けて、水稲奨励品種決定調査を行っています。
令和2年5月19日、当研究所内の試験ほ場において、水稲奨励品種決定調査に向けた移植作業を行いました。数多くの系統を混ざらないように移植する作業で、「全場田植え」と称して当研究所職員が総出で手作業で慎重に移植しました。
毎年、この作業の日は悪天候に見舞われることが多いようで、本年も雨天・冷風に見舞われましたが、水を落としたほ場に引かれた線を目安に、苗を4本ずつ移植しました。日平均気温7.2度と低温条件の中の移植となり、活着の遅れが心配されましたが、その後、天候も回復し、順調に活着しつつあります。
今後、奨励品種への採用を検討する際の判断材料とするために、草丈、茎数などの生育調査や、生育ステージの早晩、収量、食味官能試験等を実施していきます。「銀河のしずく」や「金色の風」に続き、岩手県発の、県北地域に適応した有望品種の開発・定着に向けて、水稲品種の諸特性や栽培手法を明らかにしていきます。

新型コロナウイルス感染予防対策をとっています

(岩手県病害虫防除所(病害虫防除部病害虫防除課)主査 吉田 雅紀)
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