ナルホド、これがDNAマーカー育種か! ~ 岩手県農業農村指導士協会全体研修会

ページ番号2004542  更新日 令和4年1月28日

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 令和3年2月4日、盛岡市で「令和2年度岩手県農業農村指導士協会全体研修会」が開催され、「岩手県における品種開発の取組」をテーマに、水稲及びりんどうの育種状況について、それぞれの担当研究室(作物育種、花き)が講演しました。

 岩手県農業農村指導士は、地域の農業・農村の振興に意欲的に取組んでいる優れた農業者が知事から認定されるもので、同協会(令和3年会員数188名)では会員相互の連携や研鑽を図っています。今回の研修会は、新たな農業農村指導士21名に対する認定証書交付式に引き続いて開催されました。

 また、同協会の会長には当センターの機関評価委員として、業務の遂行状況の検証、機能強化や効率的な業務改善への助言をいただいており、前年9月の評価委員会視察で来所された際に、品種開発を広く紹介する場として、本研修会を提案いただいたことが今回のきっかけとなりました。

 講演では育種の歴史をはじめ、これまで県が開発した品種の特長、DNAマーカーや重イオンビーム等を用いた現在の育種方法、今後の目標等を紹介しました。

 農業者の方々にとっては、あまり聞き慣れない育種の専門用語も交えての講演となりましたが、質問や意見交換を通じて品種開発の難しさ、可能性等について理解を深めていただきました。

  • 水稲の品種開発について説明中の写真

    水稲の品種開発について説明する仲條水稲育種研究室長(左奥)

  • 真剣に聞き入る指導士の写真

    真剣に聞き入る指導士の皆さん

(園芸技術研究部花き研究室 室長 内藤 善美)

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