冬でもトマト! ~ 越冬長期どり栽培トマトの収穫が進んでいます
岩手県農業研究センターでは、「ICTを核とした施設野菜の高度化技術の確立」の研究課題の中でトマト越冬長期どり栽培に取り組んでいます。これは、7月に定植し翌年6月まで栽培する作型で、9月から翌年6月まで収穫が可能です。
栽培を行っている高軒高ハウスには、自動換気装置、暖房機、炭酸ガス施用発生機、ミスト発生装置などが装備されており、トマトの栽培に適した環境(温度、二酸化炭素濃度、湿度)になるよう複合的に制御されています。したがって、寒冷地である岩手県の冬であってもハウス内の温度を適度に保ち、トマトの栽培を可能としています。
当研究室では、越冬長期どり栽培に適した穂木と台木品種の選定を検討しており、施設トマトの収量向上を目指して取組みを進めて参ります。
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トマトの生育状況(令和2年12月16日)
冬でも葉は青々としています -
収穫を迎えた果実(令和2年12月17日)
(園芸技術研究部野菜研究室 技師 佐々木 達史)
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