今年ももうすぐ収穫!~ アワの新品種開発に向けた研究が進んでいます

ページ番号2004554  更新日 令和4年1月28日

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 県北農業研究所では、農研機構・生研支援センターの「イノベーション創出強化研究推進事業」を活用し、公益財団法人岩手生物工学研究センターや生産者・実需者と連携して、栽培しやすく、多収で、生産者にも消費者・実需者にも喜ばれる特性を備えたアワ品種の開発に令和元年度から取り組んでいます。

 この課題では、

  1. 草丈が低く倒伏しにくい
  2. 水稲等で使用されている自脱型コンバインでロスの少ない収穫が可能
  3. ルテイン等の機能性成分を豊富に含む
    といった特性を持つアワを育成することを目指しており、現在検討している4系統から本年度中に最も有望な1系統を選抜する予定です。

 令和2年10月6日には、県北農業研究所において本事業に取り組む研究コンソーシアム構成員や外部アドバイザー、関係者による中間検討会を開催しました。今回の会議では、新型コロナウイルス感染防止のため一部はオンラインでの参加とし、合計15名で検討しました。

 検討会では、本年度の研究の進捗状況や今後の計画について検討するとともに、試験圃場で有望系統の生育状況を確認しながら意見交換を行いました。

 アワは収穫時期を迎えており、今後、自脱型コンバインによる収穫試験や有望系統の試食評価を行い、系統の絞り込みに反映させていく予定です。

  • 検討会での意見交換の様子の写真

    検討会ではオンライン出席者とも充実した意見交換がおこなわれました

  • 試験圃場で育成中のアワ系統について説明中の写真

    試験圃場で育成中のアワ系統の特性(短稈)や収穫試験方法を確認しました
    (オンライン出席者にもWeb会議システムで生中継)

(県北農業研究所作物研究室 主査専門研究員 菅 広和)

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