及川一也氏（元・県北農業研究所長）が「第75回農業技術功労者表彰」を受賞

　元・農業研究センター県北農業研究所所長 及川一也氏が、農林水産省農林水産技術会議及び公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会が共催で実施している「農業技術功労者表彰」を受賞しました。

　農業技術功労者表彰は、昭和19年から行われている表彰事業で、農業技術の研究若しくは普及指導に関する業務又は農業経営関係の研究若しくは改善指導に関する業務に従事する個人（独立行政法人、都道府県、地方独立行政法人、国立大学法人、公立大学法人等の研究者等）であって、顕著な功績があった者を表彰するものです。

　今回の表彰は、水田農業における収益性向上に向けて、水稲直播や大豆等の生育阻害要因を克服し収量を安定化する、水稲の「播種同時作溝装置」と大豆の「小畝立て播種栽培技術」を開発し、さらに、生産者、農業改良普及センター、研究機関が一体となって、実経営規模での現地実証に取り組むという、現在実施されている実証試験の原型ともいうべき手法で技術を確立したことが評価されたものです。なお、平成20年以降では、本県で3人目の受賞となります。

（企画管理部研究企画室　室長　高城 保志）