「令和元年度岩手県農業研究センター研究成果発表会」を開催しました
令和2年2月26日、農業研究センター・本部(北上市)で「令和元年度岩手県農業研究センター研究成果発表会」を開催しました。この発表会は、当センターが開発した新技術や最新の試験研究成果を農業関係者に紹介し、生産現場での活用促進と今後の研究推進に資するため実施したもので、生産者や市町村・JA等の関係者、農業大学校の学生など約70名が参加しました。
最初に話題提供として、生産基盤研究部生産システム研究室の山口貴之主査専門研究員から「スマート農業最前線『収益向上を実現する岩手県農業研究センターの取り組み』」と題して、トラクタや田植え機など各種農業機械の自動操舵技術の評価や、無人マルチローター(ドローン)を活用したリモートセンシングによる生育診断、薬剤散布や鳥害防止技術の開発など、当センターが取り組んでいるスマート農業関連の研究内容について紹介しました。
その後、園芸関係の研究成果6題についてスライドを使用したプレゼンを行い、発表後はパネル等を展示した別室に移動し、内容について研究員と意見交換をしていただきました。
研究成果名 |
担当研究室 |
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りんどう新品種 7月下旬~8月上旬咲き切り花向け「いわてEB-3号」と鉢花向け八重咲品種「いわてDfG PB-1号」 |
園芸技術研究部花き研究室 |
りんごポット養成フェザー苗育成時におけるかん水の生育向上効果 |
園芸技術研究部果樹研究室 |
春まきたまねぎ栽培における品種選定と病害虫防除対策 |
園芸技術研究部果樹研究室 |
きゅうり先端肥大症の発生助長要因と鮮度保持フィルムを用いた軽減効果 |
園芸技術研究部果樹研究室 |
カーバムナトリウム塩液剤のきゅうり古株枯死処理によるホモプシス根腐病菌の増殖抑制効果 |
生産環境研究部病理昆虫研究室 |
土壌の可給態窒素に基づく雨よけトマトの窒素減肥技術 |
生産環境研究部土壌肥料研究室 |
研究成果について生産者や関係機関の方々に研究員が直接説明し、意見を交換することができる貴重な機会として、次回以降も「より分かりやすく」「より役に立つ」発表会となるよう心がけていきたいと思います。
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話題提供「スマート農業最前線」
(左上:生産システム研究室 山口貴之 主査専門研究員) -
最新の研究成果について意見交換
(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 伊勢 智宏)
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