未来の畜産を担う後継者育成にむけて ~ 日本大学生の実習受け入れ

ページ番号2004632  更新日 令和4年2月4日

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 令和元年10月2日、日本大学生物資源科学部の3年生10名が、盛岡市薮川にある小石川放牧地で実習を行いました。小石川放牧地では、2戸の生産者から日本短角種の繁殖雌牛35頭とその子牛たちを預かっています。当日は晴天に恵まれ、この時期の薮川では珍しく最高気温が25℃を超える暑さの中、学生たちは職員と協力して作業を行いました。

 体重測定作業では、子牛を集畜場から誘導柵に追い込み、1頭ずつ体重を計り、測定が終了したら集畜場に戻す作業を行いました。学生たちは、役割を分担し、子牛の番号を確認する係、体重計に乗るよう子牛を誘導する係、実際に体重を測る係、集畜場に子牛を戻す係などに分かれて作業しました。最初は緊張した面持ちで作業をしていましたが、慣れると自ら進んで声を掛け合いながら積極的に作業して、事故もなく無事に終えることができました。

 そのほか、獣医師による子牛へのワクチン接種や親牛の妊娠鑑定も見学し、学生たちは真剣な表情で作業を見守っていました。
 作業の最後には、全員で放牧地まで牛を誘導しました。パドックから放牧地の入口までは数百メートル上り坂が続きますが、学生たちに後ろから牛を追ってもらい、全頭無事放牧地に収容しました。

 外山畜産研究室では今後も積極的に学生の研修を受け入れ、畜産の後継者育成に貢献していきます。

  • 学生による牛の体重測定の写真

    学生が主体となって体重を測定

  • 妊娠鑑定を見学中の写真

    妊娠鑑定を見学

  • 牛を放牧地まで追う様子の写真

    牛を放牧地まで追う様子

  • 学生達との記念撮影写真

    最後に学生達との記念撮影

(畜産研究所外山畜産研究室 主任専門研究員 佐々木 康仁)

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