いちごハウスの働きバチに感謝
園芸技術研究部南部園芸研究室(陸前高田市)では、冬から春に収穫される一季成り性いちご品種の安定生産技術の開発を行っています。
いちごの果実を観察すると、表面のつぶつぶの種子は「瘦果(そうか)」といい、私たちが食して甘いと感じる実の部分は、「花托(かたく)」という部分が肥大した「偽果(ぎか)」と言うものです。花托とは、花を支える台座のような存在ですが、一つの花托に多くの雌しべが集合しており、受粉後の種子(痩果)の成熟とともに花托も肥大し果実ができます。花托上でまんべんなく受粉が行われないと、いちごの形がきれいになりません。
いちごの受粉には、訪花昆虫であるミツバチの力を借りています。ミツバチが雄しべに触れ花粉が付着、そして、花托の上を這いまわるときに雌しべにその花粉が届き受粉します。花はミツバチに蜜や花粉を与える代わりに授粉を手伝ってもらいます。両者の力の恩恵でいちご栽培は巧妙に行われます。
(写真(1))ミツバチが訪花中(2月下旬)


*丸で囲んだ中にハチが居ます
(園芸技術研究部 南部園芸研究室 南部園芸研究室長 佐藤 敬)
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