県有種雄牛を品定め ~ 子牛生産農家が種山畜産研究室を視察しました ~

ページ番号2012329  更新日 令和7年12月25日

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 12月15日、岩手江刺農業協同組合和牛部会梁川支部の和牛子牛生産農家10名が当室で視察研修を行いました。今回の研修は、種雄牛の体型や特徴などを視察し、農家が所有する雌牛に交配する種雄牛を選ぶ参考にすることが主な目的です。
 牛舎内の視察では、胆江地域の名牛「菊谷」の血を引継ぎ、梁川支部の農家が生産した検定中の種雄牛「菊理谷」の前で、熱心に発育や栄養状態を確認する様子が見られました。各種雄牛の説明の後には、「生まれる子牛の大きさは?」、「交配の注意点は?」など活発に質問が出され、県有種雄牛への期待の大きさがうかがえました。
 当室の視察受入は、農家やJAなどの和牛関係者や畜産を学ぶ生徒、学生に限っており、4か月以内に渡航歴がないことを確認し、手指、靴底の消毒、専用の白衣、長靴を着用するなど、家畜伝染病の侵入防止にも配慮しています。
 令和7年度は、これまでに13団体118名の視察を受け入れています。

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視察前、種雄牛の紹介
(令和7年12月15日 資料展示室)
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種雄牛の視察
(令和7年12月15日 種雄牛舎)

 

 

 

 

 

 

 

 

(畜産研究所種山畜産研究室 主任専門研究員 大宮 元)

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