促成いちごの開花前線、陸前高田を通過中!

ページ番号2012245  更新日 令和7年11月19日

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 園芸技術研究部南部園芸研究室(陸前高田市)では、冬から春に収穫される一季成り性いちご品種の安定生産技術の開発を行っています。
 11月に入り、「恋みのり」や「紅ほっぺ」などの一季成り性品種の開花が始まりました。ハウスの中では白く大きな花弁(かべん)を広げた花が、青々とした葉の間から次々に顔を覗かせています。約1か月後には真っ赤ないちごを鈴なりにつけていることでしょう。
 トップを切って開花した「恋みのり」は、農研機構が育成した品種で、大果で食味が良く、秀品率が高いという次世代のエース候補です。
 一方で、栽培状況によっては第二花房が発生する時期に「芽なし株」が発生することがあります。多発してしまうと減収につながるため、研究室では令和5年度から育苗期の施肥管理の改良に取り組み、「芽なし株」発生率の低減を図る技術の開発を目指しています。
 今後、生産者の皆様に有用な技術として紹介できるように、日々研究に邁進していきます。

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(写真1)トップを切った「恋みのり」
の一番花
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(写真2)閉鎖型高設栽培システムの
「紅ほっぺ」も負けじと開花

 

 

 

 

 

 

 

 

(園芸技術研究部 南部園芸研究室 専門研究員 五十嵐 廉)

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