畜産研究所でET講習会!新たな受精卵移植の担い手の誕生!
8月25日から9月16日にかけて、畜産研究所で「家畜人工授精及び家畜体内受精卵移植に関する講習会」が開催されました。
この講習会は、家畜人工授精師が牛の受精卵移植師の資格を取得するためのもので、都道府県が開催していますが、毎年開催しているのは、東北では本県だけです。今年は県内外から8名の受講生が集まりました。
受精卵の利用は、優良な牛の効率的な生産や乳用牛の夏季の受胎向上に有用ですが、高い受胎率を得るためには、的確な操作が求められます。受精卵移植は黄体期(発情から7日目)に行うため、人工授精時(発情時)の子宮や卵巣所見と異なるため、受講生は戸惑い苦戦している様子でしたが、人工授精で培った経験を活かし、移植技術を習得しました。また、実習が進むにつれて緊張がほぐれ、講師への質問が増えるとともに、受講生同士の仲が深まり、盛んに情報交換をする姿がとても頼もしく感じられました。
本講習会で資格を取得した皆さんが、新たな受精卵移植の担い手として、活躍してくれることを期待しています。
(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 池原 遊人)
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