和牛オリンピックに向けた肥育農家のスキルアップを支援! ~ 牛の肉質を超音波で診断しました ~

ページ番号2011927  更新日 令和7年7月23日

印刷大きな文字で印刷

   5年に一度開催され、「和牛オリンピック」とも呼ばれる「全国和牛能力共進会」(通称「全共」)への出品を目指し、県内22戸の肥育農家が「短期肥育実証試験」に取組んでいます。
  和牛の肥育牛は、通常生後30か月齢程度で出荷されますが、全共の出品条件が生後24か月未満のため、短期間で肉質を仕上げる技術が必要になります。
   昨年春から試験が開始され、JA全農いわて、JA及び当室などが3か月ごとに試験農家を巡回し、試験牛の発育、健康状態、肉質を確認して肥育農家のスキルアップを支援してきました。
 6月27日から7月2日にかけ試験最後の巡回が行われ、今秋出荷される試験牛について、高級部位であるロース芯の面積、カルビとなるバラの厚さ、霜降り度合を示す脂肪交雑などを超音波装置で診断し、良好な仕上がりを確認しました。
 令和9年8月に開催される「第13回全国和牛能力共進会北海道大会」に向け、令和8年春、本番の肥育がスタートします。

 

3
超音波診断装置による肉質診断
(令和7年7月7日 北上市)
4
ロース芯面積(点線円内)の測定画像
(令和7年7月7日 北上市)

(畜産研究所種山畜産研究室 専門研究員 佐々木 優希)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 畜産研究所 種山畜産研究室
〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字子飼沢30
電話番号:0197-38-2312 ファクス番号:0197-38-2177
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。