畜産研究所16年ぶりの快挙、「優秀畜産技術者」表彰!
令和7年6月19日、公益社団法人畜産技術協会主催による第59回優秀畜産技術者表彰式が東京都内で開催され、当所の山形広輔主査専門研究員が表彰されました。 この表彰は、都道府県の公設畜産研究機関等において、畜産技術の研究、開発または優秀技術の普及など顕著な業績を挙げた技術者を対象に行われるもので、今年度は全国で10名の方が受賞されています。 山形主査専研の受賞は、肉用牛のDNA研究において、本県の黒毛和種種雄牛における枝肉6形質や牛肉の美味しさと関連がある一価不飽和脂肪酸*1のゲノム育種価*2の推定精度が高く、改良に有用であることを明らかにした実績によるものです。 当所における優秀畜産技術者の受賞は16年ぶりであり、研究員一同は受賞を励みとして、試験成果の発信に引き続き取り組んでいきます。 また、同日、畜産の研究に永年従事し、顕著な業績をあげた技術者を表彰する畜産研究功労賞について、多田和幸県立農業大学校教授(前首席専門研究員兼家畜飼養・飼料研究室長)が表彰されました. 表彰された山形主査専研と多田教授、おめでとうございます!
*1 二重結合が一つあり、融点が低いため溶けやすい脂肪酸。牛肉の脂肪ではオレイン酸割合が重要で、牛肉の風味や脂肪のくちどけに関係 *2 ゲノムDNAの塩基配列の違いから遺伝的能力を数値化したもの

受賞した山形主査専研と工藤所長
(令和7年6月19日 東京都全国家電会館)

大学校の多田教授
(令和7年6月19日 東京都全国家電会館)
(畜産研究所 家畜育種研究室長 茂呂 勇悦)
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