乳用育成牛の春季放牧試験を実施!!
乳用育成牛の放牧では、牧草や牛の状況をみながら、適期に転牧する必要がありますが、その判断は難しく、増体量のばらつきが課題となっています。 家畜飼養飼料研究室では、今年度から3か年の計画で、試験研究課題「放牧地における乳用育成牛の乾物摂取量モニタリング手法の開発」に取り組みます。 本試験では、各種センサーを首輪に装着した乳用育成牛を放牧し、移動距離、移動速度、反芻量と血液性状、ルーメンの張りの状態(ルーメンフィルスコア)、体重、採食量との関係を調査します。 5月末から春季の放牧試験が始まりました。場内の放牧地へ放たれた4頭の試験牛は、はじめは人恋しく、人について回っていましたが、次第に放牧地に慣れ、快適そうに草をはむ様子が観察されました。この4頭の牛たちには、県内のホルスタイン育成牛のため、今後もデーター収集に協力してもらうことになります。

場所:畜産研究所内放牧地
首輪にセンサーをつけて放牧された育成牛たち

場所:畜産研究所乳牛舎
首輪には、GPS、反芻計、活動量計を
装着。1日おきに牛舎に収容し、体重
測定と採血を行います。
(畜産研究所 家畜飼養・飼料研究室 主任獣医師 細川 泰子)
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