田んぼの雑草をとるかわいいあいつ「アイガモロボ」
水稲栽培では、雑草防除が欠かせない作業で、有機農業を実践する上で大きな負担となっており、「みどりの食料システム戦略」の一つである有機農業の面積拡大の大きな課題となっています。 そこで、生産システム研究室では、先進的な抑草技術として水田抑草ロボット(通称:アイガモロボ)の導入効果を検証しています。 令和7年6月2日に、アイガモロボを、田植から1週間程度経過した水田に放しました。 アイガモロボは、太陽電池によるバッテリーで駆動し、タイマーで設定した時間に従って水田の中をランダムに泳ぎ続けます。その姿はまるで生き物のようで、研究室でも気になる存在になっています。 6月16日には県主催の研修会が行われ、多くの生産者に稼働状況を見ていただきました。今後は抑草効果や稲の生育に与える影響について調査、検証していく予定です。


左半分は無処理区(ロボが行かない設定)のため、ノビエや広葉雑草、表層剥離
が多くなっています
(生産基盤研究部 生産システム研究室 上席専門研究員 長嶺 達也)
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