日本短角種の2シーズン放牧肥育試験(2回目の夏季放牧)を始めました

ページ番号2011748  更新日 令和7年5月14日

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 外山畜産研究室では、令和6年度から日本短角種の2シーズン放牧肥育試験に取り組んでいます。

 令和6年3月に誕生した試験牛である雌子牛の体重は、1日あたり平均0.9kgずつ増え、令和7年4月末には400kg以上になりました。そして、放牧地で肥育させるため、5月7日から2回目の夏季放牧を始めました。

 日本短角種の子牛は、多くが春に産まれて夏の間に母牛と一緒に放牧されます。およそ9か月齢となる秋からは母牛から離れ、畜舎で配合飼料中心のメニューで肥育される方法(放牧は1回のみ)が一般的です。

 この試験では、母牛から離れた後の肥育期間中に訪れる夏季に、畜舎からもう一度、試験牛だけで山に放牧し、2回目となる放牧中に飼料購入のコストを抑えながら体重を十分に増加させる技術を確立することを目的のひとつとしております。秋には540kg以上になっていることを期待して、現在、試験を進めております。

 

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2回目の夏季放牧が始まった試験牛

(畜産研究所 外山畜産研究室 主任専門研究員 大森 祐一郎)

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