意見飛び交う 第34回南部かしわ研究会
4月22日、畜産研究所において、第34回南部かしわ研究会(事務局:畜産研究所)を開催し、生産者や関係機関など24名で生産技術や販売等の情報提供及び意見交換を行いました。
当所からは、「飼料へのエゴマ油粕添加による南部かしわ鶏肉中α-リノレン酸割合の向上技術」の研究成果について情報提供を行いました。
当日は、エゴマ油粕添加と無添加の鶏肉の食味試験を行いました。その結果ムネ肉では差はなかったものの、脂肪含量の多いモモ肉では、エゴマ油粕添加の方が香り、食感、味すべての項目で高い評価となりました。
意見交換では、飼養管理の工夫や地域飼料の活用、暑熱対策などについて意見が飛び交い、また、盛岡農業高等学校から飼料費削減を目的とした「チーズホエイを利用した南部かしわの飼育」について発表がありました。
当所では、令和7年度から飼料への「なたね油粕添加試験」に取り組むとともに、引き続き南部かしわの普及拡大に努めていきます。


(畜産研究所家畜育種研究室専門研究員 柿崎 瑠利香)
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