花みごろ 令和4年10月6日

秋の深まりとともに、花きセンターでは花の香りが楽しめる「キンモクセイ」が開花しています。
今回は、屋内の植物と屋外の様子をご紹介します。

屋内
花の館温室
三大香木のひとつ、キンモクセイが咲いています。
三大香木(さんだいこうぼく)
三大香木とは、香りの強い花を咲かせる木で、夏のクチナシ、秋のキンモクセイ、春のジンチョウゲが三大香木になります。花きセンターではこの三大香木を花の館温室に植えています。季節ごとに花の香りを楽しめます。

温室を入ると、ふわっと花の甘い香りがしてきました。温室内を進むにつれ、キンモクセイの花だと気づきました。開花とともに甘い香りを放ちます。
花の色は、開花当初は淡いオレンジ色ですが徐々に色が濃くなります。

ヒガンバナ科。漢字では「眉刷毛万年青」と書きます。花の姿が眉刷毛(まゆはけ)に似ています。9月下旬から太い花茎を伸ばし、刷毛のような花を咲かせます。

サクラソウ科。一般的な園芸シクラメンに比べると、葉も花も小さくひかえめです。
開花後は、花茎がくるくるとゼンマイのように巻く姿が見られます。
屋外
コムラサキ、ホトトギス、彼岸花(ヒガンバナ)、秋明菊(シュウメイギク)、フジバカマなど秋に楽しめる花が開花しています。
ラベンダーの丘周辺
コムラサキの実が紫色に色づき始めました。
コムラサキ


深沢紅子野の花花壇
ホトトギス、コルチカム、彼岸花(ヒガンバナ)、秋明菊(シュウメイギク)、クジャクソウが咲いています。

ユリ科。花びらに入る斑点模様が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ています。

白花のホトトギスです。斑点模様がないと印象が変わります。

ユリ科。淡いピンク色の花が周りの緑に映えます。

ヒガンバナ科。秋の彼岸の頃から咲き始めます。

キンポウゲ科。名前に「キク」とついていますが、キク科の植物ではなくキンポウゲ科の植物です。
花きセンターではシュウメイギクを3カ所で展示しています。(宿根草見本園、深沢紅子野の花花壇、南花壇)
野の花花壇のシュウメイギクは赤紫色の八重咲きです。

キク科。枝分かれした先に小さな花をたくさん咲かせます。その花姿が孔雀(くじゃく)の羽根に似ていることが花名の由来となっています。
南花壇
フジバカマ、秋明菊(シュウメイギク)が咲いています。

秋の七草のひとつです。古くから親しまれてきた植物です。

一重咲きの白花です。

このページに関するお問い合わせ
岩手県立農業大学校 教育部 研修科(花きセンター担当)
〒029-4501 岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1
電話番号:0197-43-2107 ファクス番号:0197-43-2108
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。