花みごろ 令和4年8月19日

暑い日が続き、虫の声も相変わらず盛んに聞こえています。
場内ではサルスベリ、ギボウシ、ノリウツギが見ごろです。
今回は、屋外の様子と温室の植物をご紹介します。
(撮影日:令和4年8月16日)

屋外
季節を彩る植物
サルスベリ
幹がつるつるで動物のサルでもすべる落ちることから名づけられました。花きセンターではピンク色や紫色を楽しむことができます。県道159号線沿い、深沢紅子野の花花壇の2カ所で見ることができます。8月下旬まで楽しめます。



ギボウシ
暗い印象の日陰を明るくしてくれるカラーリーフです。葉に特徴があり、光沢のあるもの、マットな質感のもの、しわが目立つもの、斑入りなどがあります。現在は花も楽しめます。花は白色、紫色、ピンク色などがあります。宿根草見本園、深沢紅子野の花花壇の2カ所で見ることができます。



ノリウツギ
アジサイ科。開花期はアジサイより遅く、円錐形に咲きます。数十メートルに渡って咲く姿は圧巻です。8月末頃まで楽しめます。

姿が愛らしい植物
コキア
こんもりとした丸いフォルムと秋に紅葉する姿が人気の植物です。
6月の花みごろ情報でもご紹介しましたが、展示を管理棟軒下のほかに露地圃場でも始めました。露地圃場のコキアはまだまだ小さく可愛らしいです。管理棟軒下のコキアは80センチ程に生長しています。
モフモフとしたフォルムがなんとも愛らしく、葉がとても柔らかいのでぜひ触ってみてください。


エゴノキ
5月~6月に直径2cmほどの花が鈴なりにぶら下がって咲き、開花後は小さな実をにつけます。エゴノキは花の館温室の駐車場北側、深沢紅子野の花花壇の2カ所に展示しています。
実がなり始め、下から見上げるとたくさんの実がなっている様子を見ることができます。



花壇
モデル花壇
ブロックごとに花の風景ががらりと変わります。9月頃まで楽しめます。


南花壇
花壇の中央部に宿根草を植えており、メドーセージが咲いています。

シソ科。黒い萼(ガク)と深い青色の花がとても美しいです。草丈は1.3メートル程になります。花はすらっと伸びた茎に縦に連なるように一方向に並んで咲きます。8月下旬まで楽しめます。
展示温室周辺
スモークツリーが咲いています。

ウルシ科。ふわふわした花に見える部分は、花が咲いた後の花柄が伸びたものです。
名前の由来は、開花後の花柄が煙がたっているように見えることから。8月末頃まで楽しめます。
深沢紅子 野の花花壇
レンゲショウマが咲き始め、オトコエシが満開です。秋の七草のオミナエシは見ごろが終盤となりました。
秋の七草とは
春の七草は食して無病息災を祈るものに対して、秋の七草は草花の美しさを鑑賞します。
秋の七草は、萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、尾花(オバナ)です。花きセンターでは、葛を除く植物を深沢紅子野の花花壇と周辺に植えています。
現在はキキョウ、ナデシコ、フジバカマの開花が終わり、オミナエシは見ごろが終盤となりました。ハギの開花はまもなくです。

オミナエシ科。秋の七草のひとつです。

オミナエシ科。上記のオミナエシ(女郎花)に似た姿で、小さな白花を咲かせます。名前の由来はオミナエシに比べて茎や葉が大きく強壮な感じがすることから。

キンポウゲ科。細長く伸びた茎の上方にほんのりと紫に色づいた花を咲かせます。透き通るような花に思わず見入ってしまいます。
温室
花の館温室

ショウガ科。赤紫色の苞と黄色の花弁の色がエキゾチックな印象です。花弁は弓なりに上に伸び、先端に星がついているようなユニークな形をしています。
展示温室

サボテン科。8月のはじめに花を咲かせ、その後に実をつけました。ドラゴンフルーツの花は夕方から翌朝にかけて咲き、一夜で枯れます。果実は表面にゴツゴツとウロコのような突起があります。果実は熟すと果皮が鮮やかな赤色になります。
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岩手県立農業大学校 教育部 研修科(花きセンター担当)
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