花みごろ 令和4年6月1日

新緑が深みを増す季節を迎えました。
花きセンターでは、シャクヤクやクレマチスが咲き始めました。
今回は、屋外の様子や温室の植物をご紹介します。

屋外
シャクヤク見本園

シャクヤクは、一輪が大きく、遠くから見ても存在感がある花です。太陽に向かって大きく花開く姿が印象的です。

ピンク系の品種の開花は少しずつ進んでいます。コロンと丸みを帯びたつぼみが可愛らしいです。
今回紹介する品種「華燭の典(かしょくのてん)」では、つぼみから開花するまでの様子をご紹介します。


つぼみは丸く、花びらの色がしっかりわかります。


クレマチス見本園
クレマチスは、細いつるをのばし鮮やかな花を咲かせます。花の色や形が多様で魅力があり、花きセンターでは48品種を展示しています。開花し始めた品種をいくつかご紹介します。

木立性で、下向きに咲くクレマチスです。
木立性クレマチスは、支柱などで枝を押さえずそのまま自然な草姿を楽しみます。

木立性で、下向きに咲くクレマチスです。

つる性のクレマチスです。花は小さなベル型をしています。オベリスクという柱につるをからませて展示しています。

つる性のクレマチスです。かすれがかったピンク色が印象的な花です。

つる性のクレマチスです。純白の大輪です。

半つる性のクレマチスです。柱につるをからませず自然の草姿を楽しみます。木立性クレマチスより少し這うように広がります。
宿根草見本園

鮮やかな赤色の花が緑に映えます。葉の色を楽しむカラーリーフプランツとして知られているヒューケラですが、花も楽しめます。
深沢紅子野の花花壇

葉が大きく開き、茎の先端に数本の白い花穂をつけます。

名前の由来は、咲いた姿が山法師の姿に似ていることから。花は中心の部分で、花弁に見える白い部分は総苞(そうほう)といいます。

バラ科バラ属の落葉低木です。開花後はオレンジ色の実をつけます。

日本の伝統色に「勿忘草色(わすれなぐさいろ)」があります。ワスレナグサの花の色のような明るい青です。

真っ白な釣り鐘状の花です。葉よりも低い位置でひっそりと咲きます。
モデル花壇

パンジーやビオラの株が大きくなり、花壇全体が花盛りです。
屋内
展示温室
今回は実がなっている果樹をご紹介します。

一部の実が赤く熟してきました。花きセンターではコーヒーノキを4本展示しています。実をつけていない木には白い花が咲き始めています。

幹に直接花が咲く面白い果樹です。画像の右側に見える緑色の粒が果実です。果実は熟すとぶどう(巨峰)の粒のような濃紫色になります。

果実が大きくなってきました。

果実はゆっくりと大きくなっています。

1~2メートルの高さで結実するバナナです。通路のすぐそばで実がなる様子を見学できます。
花の館温室

幹から出ている多数の気根がタコの足のように見えます。葉のフチには鋭いトゲがありノコギリのようです。
現在実をつけています。実はパイナップルに似た形をしており、始めは緑色をしていますが熟すと黄色くなります。残念ながら食用にはなりません。

上を見上げると実が数個なっているのが確認できます。
花きセンターでは、今回ご紹介しきれなかった花がたくさん咲いています。
この時期は花や緑の風景がどんどん変わっていきます。今しか会えない花に会いにぜひお越しください。
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