花みごろ 令和4年5月10日
5月になり、新緑の季節を迎えました。
花きセンターの場内を歩くと、木々は若葉を茂らせ緑鮮やかな表情となっています。
今回は、屋外の様子と温室の植物をご紹介します。

屋外
深沢紅子野の花花壇
スズランスイセン、イカリソウ、ヤマブキ、シャガなどが咲いています。
鑑賞期間の短い植物がありますので、今の時期は景色が毎日変わっていきます。

別名スノーフレーク。スズランを思わせる純白の花で、花びらの先端に緑の斑点が入ります。


葉の中央に小さな花を咲かせます。名前の由来は、葉の上に咲く花が人が乗った筏(いかだ)のように見えることから。

細くしなやかな枝に花をたくさんつけます。花きセンターでは一重咲きと八重咲を展示しており、一重咲きは開花が終り、現在は八重咲が楽しめます。色鉛筆などの「やまぶきいろ」は、このヤマブキの花色が由来しています。

アヤメ科の植物です。白地に紫と黄色の模様が入り、花びらのふちが少しフリンジ状でとても華やかな印象です。

バラ科の植物です。枝いっぱいに鮮やかな赤い花を咲かせます。

花の一部が袋状にふくらんだユニークな形の花です。

新緑の中に鮮やかなパープルレッドの葉が目立ち存在感があります。現在、黄色い小花が咲いています。
モデル花壇周辺



長い穂のような花序が下に垂れ下がって咲きます。淡い青味の紫色の花がそよ風に揺れ、さわやかな印象です。色鉛筆などの「ふじいろ」は、このフジの花色が由来しています。

令和3年10月に植えたパンジーやビオラの株が大きくなり、花をたくさん咲かせ始めました。

つややかな葉が特徴的な常緑低木です。紫色の小花が咲いています。
ラベンダーの丘周辺

垂れた枝にびっしりと白い小花を咲かせています。柳の枝に降り積もった雪のように見えます。見ごろは終盤です。

ツツジ科の落葉広葉低木です。釣り鐘の形をした花を咲かせます。

屋内
花の館温室
花の館温室の中は、北緯40度温室、南緯40度温室、亜熱帯温室の3つのエリアに分かれており、それぞれのエリアで季節ごとに楽しめる花が咲いています。



色鮮やかなピンクの部分は花ではなく「苞(ほう)」といいます。葉が変形したものです。花は中央に咲く白い部分です。


キツネノマゴ科の植物です。花は外側が淡い赤紫色、内側が黄色です。紫色と黄色の配色がエキゾチックな印象です。

波打つ細葉が美しい植物です。葉で根元がかくれるため気づきにくいのですが、株の根元に花が咲きます。

株の根元を拡大した画像です。黄色い花が確認できます。

シソ科のハーブです。葉をさわると爽やかな香りがします。

黄色いベル型の花を咲かせます。花は爽やかな甘い香りがします。
展示温室
展示温室の中は、高温区、中温区、低温区の3つに分かれています。中温区では果樹の花が次々と咲いています。

トケイソウ科のフルーツです。花姿が時計の文字盤のように見えるユニークな植物です。

亜熱帯地域原産の果樹です。花の色と形が個性的です。開花は終盤です。

イエローストロベリーグァバとも呼ばれます。フワフワとした印象の花を咲かせます。

現在、3本のバナナが生る様子を見ることができます。
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