2020年岩手県内の水稲の出穂状況〔8月11日現在概況速報〕

ページ番号2000479  更新日 令和2年8月12日

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県内各農業改良普及センターでは、8月11日現在の水稲の出穂状況について一斉調査を実施しました。調査の結果及び栽培管理のポイントは以下のとおりです。

  1. 8月11日現在、県全体で94%の水田で出穂したとみられる。地帯別の出穂割合は、北上川上流93%、同.下流94%、東部92%、北部96%である。
  2. 全体の出穂盛期(50%出穂)は平年より1日遅い8月6日頃であり、終期(90%出穂)も平年より1日遅い8月10日頃に到達したと推定される。

【今後の栽培管理のポイント】

  1. 出穂・開花期間は最も水が必要な時期なので、田面が露出しないよう湛水状態で管理する。開花終了後は間断かんがいを基本とする。
  2. 東北地方の1か月予報(仙台管区気象台,8月6日発表)によると、向こう1か月の平均気温は、高い確率が60%と予想されている。気温が高い日が続く場合(概ね日中30℃以上、夜間23℃以上)、高温による玄米品質の低下を回避するため、積極的な水の入れ替えにより地温の低下を図る(特に夜温の低下に努める)。
  3. 斑点米の原因となるカスミカメムシ類の発生量は「多」の予想である。穂揃1週間後の薬剤防除を確実に実施するとともに、カメムシ増殖源となる雑草(ホタルイ類等)の多発田では、追加防除を検討する。
  4. 穂いもち病は基本防除を徹底するとともに、必要に応じて追加防除を実施すること。

表1

図1

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