農業女子グループ「どぶロック」の取組を紹介！

平泉町でオリジナルどぶろくの製造・販売に取り組む女性グループ「どぶロック」の活動について紹介します。

「どぶロック」は、平成28年10月に結成しました。平泉町「どぶろく特区」を活用した濁酒（どぶろく）の製造並びに関連した商品の開発を目的に活動しています。平成29年4月にどぶろく『一音(いっとん)』を商品化、道の駅平泉の開業と併せて販売開始しています。

平成30年から県の「幸せ創る女性農林漁業者育成事業」に取り組み、新商品（ピンク色のどぶろく）の開発に向けた調査研究活動を行っています。今年度は、新商品開発に向けた技術向上研修と商品力向上のための調査検討を進めました。

技術向上研修では、専門家の指導を受けながら、赤色酵母の発色に関する勉強会を開催。仕込み期間中の品温管理やアルコール度数の調整等、初めて扱う赤色酵母に悪戦苦闘しながら試験を行いました。試験を重ねる都度、酵母の特徴も少しずつ掴めてきたそうです。

商品力向上に向けては、消費者アンケート調査を地元や都市圏で実施しました。ピンク色どぶろくの発色、味、香りや商品パッケージ（ラベルデザイン）について調査しています。また「第14回どぶろく研究大会」に参加し、新商品の求評と他地域の優良事例について研修を行いました。

新商品のピンク色どぶろく『與楽（よらく）』は、令和元年12月から道の駅平泉で販売しています。お近くにお越しの際は、是非お立ちよりいただき、手に取ってご覧ください。

（文：岩手県県南広域振興局一関農林振興センター）