【R6・発生予察・第6号】病害虫発生予察情報(9月)(令和6年8月30日発行)

ページ番号2011015  更新日 令和6年8月30日

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1 情報の要点
(1)大豆
ア 紫斑病の発生量がやや多の予報です。子実肥大期(開花後40日後頃)までに薬剤防除を実施しましょう。
イ 吸実性カメムシ類の発生が多の予報です。発生の見られる圃場では薬剤防除を行いましょう。
(2)りんご
ア 褐斑病の発生量が多の予報です。発生が確認された場合は、速やかに特別散布を行いましょう。
イ すす斑病、すす点病の発生量がやや多の予報です。中、晩生種を対象に、9月上~中旬に本病に効果のある薬剤を特別散布しましょう。
ウ ハダニ類の発生量が多の予報です。園地をよく観察し、発生が多い園地では、速やかに防除を行いましょう。
(3)野菜・花き
ア オオタバコガ、ハスモンヨトウ、ウリノメイガが例年より多く発生しています。圃場をよく観察し、被害の早期発見に努め、発生を確認したら効果のある薬剤で防除を行いましょう(8月27日発表の病害虫防除速報No.14 野菜・花き編-3を参照のこと)。
イ きゅうりでは、炭疽病の発生量が多、べと病の発生量がやや多の予報です。発病葉を摘葉後、直ちに効果のある薬剤で防除を行いましょう。
ウ ねぎでは、黒斑病・葉枯病の発生量が多、べと病の発生量がやや多の予報です。効果のある薬剤を選択し、予防散布に努めましょう。
エ りんどうでは、ハダニ類の発生量が多の予報です。発生が見られる圃場では、速やかに防除を行いましょう。また、葉枯病及びアザミウマ類の発生量がやや多の予報です。収穫が終了した品種でも防除を継続しましょう。

2 農薬の安全・適正使用
農薬の使用にあたっては、他作物や周辺環境に影響が及ばないように十分配慮し、対策を講じましょう。特に、養蜂活動が行われている地域で水稲、大豆、りんご等の作物に一斉に農薬を散布する場合は、養蜂家等への防除計画の事前周知に努める等、ミツバチへの危害防止に努めましょう。
 

-御注意-
PDFファイルは全てウイルスチェックを行っていますが、万一のために、ダウンロード後再度ウイルスチェックを行うことをお勧めします。

 

【利用上の注意】
本資料は、令和6年8月28日現在の農薬登録情報に基づいて作成しています。
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際は(1)使用基準の遵守(2)飛散防止(3)防除実績の記帳 を徹底しましょう。

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このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 病害虫防除部 病害虫防除課
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