5 訪問第三日目(5月22日(水))
(1)青島市水産業の概要(青島市海洋漁業局)
@ 2001年の統計値
区 分 生産量
(万トン)
生産額 備   考
(億人民元)  (円換算:億円)
養殖業 77     貝類養殖国内第2位:アサリ、ホタテガイ、カキ、アカガイ
魚類養殖:マダイ、スズキ、ヒラメ、魚君
魚類養殖規模:中国北部最大
 
貝類 73    
ワカメ・コンブ  
エビ 0.7    
魚類 3.3
水産加工  50 タラ(中国国内の50%)、カレイ、イカ
水産物輸出   6.3億米$ 786 中国全体の15%、山東省の45%
A 漁業・養殖業の構造改革を進めるため漁獲を制限し、養殖を振興している。
B 現在の魚類養殖施設規模:網生簀(4×4m)25,000基
C 養殖網生簀の大型化(4×12.5m)、陸上養殖に対し市が助成している。
D 2008年の北京オリンピック(ヨット競技の開催場所となる。)に向けて沿岸で景観を害する建物、養殖施設は取壊す計画である。
E 水産加工関係企業400社(うち外資系300社、ドイツ系が多い)、現在の投資は韓国が多い。
F 水産加工業は、地元産原料の加工ではなく、主に輸入原料の加工を行い輸出している。
G 水産加工業を振興するため規模の拡大を図る計画である。
(2)青島海洋大学太平角試験基地(扇貝(ホタテガイ)等養殖施設)
  @ 研究をしながら試験的に養殖も行っている施設
  A ホタテガイ養殖
種類 種苗 養殖方法 養殖期間
アズマニシキ
アメリカ産ホタテガイ
天然採苗(煙台市)
陸上採苗
延縄式垂下カゴ
 
垂下後2年間
垂下後1年間


※日本産ホタテガイは水温が高いため養殖不可
B 魚類養殖 ヒラメ、ターボット(フランス産カレイ)
C 海藻養殖 ノリ、コンブ、ワカメ(多くない)
海藻類生産量 ワカメ:山東省×10=大連市、コンブ:山東省=大連市×10
山東省でワカメ養殖が盛んでない理由は水温の上昇率が高く毛藻の成長が早く品質の良いものが生産できないためである。
 
(3)青島億路発集団有限公司(スケトウダラ冷凍フィレーブロック等加工場)
@ 設立1993年、輸出入許可を有し水産加工業を主力とする総合企業、傘下に7企業
A 工場概要
年間生産額 従業員数 敷地面積 床面積 冷凍倉庫能力 急速凍結能力 規模 
0.4億米ドル(約50億円) 1,500名以上 106,000m2 28,800m2 3,800トン 日産60トン 市内第3位
 山東省食品衛生モデル企業等の称号を得ている。外国からの委託加工も行っている。
年間製造能力:25,000トン(内魚肉練製品製造能力2,800トン)
主力製品:魚類の冷凍フィレー、塩蔵魚、魚肉練製品
製品出荷:殆ど100%輸出(ただし日本以外)
 B 傘下7企業中2企業がEUの輸出認定登録工場かつ米国HACCP方式輸出証明取得工場
C スケトウダラ冷凍フィレーブロック製造工程を見学したが、製造ラインの壁にCCP(重要管理点)が何(棘(骨)及び金属片)であるかを掲示していた。
 
まえに戻る     トップに戻る