平成14年度水産普及情報(bT)                 宮古水産部普及係
「海拓団」養殖マツモ水揚
 田老町漁協所属の若い漁業者が結成した「海拓団」では、現在新たな海藻養殖としてマツ
モ養殖に取り組んでいます。この活動には、操業形態の効率化などの経営改善に意欲的な
青年グループ活動を支援する「中核的漁業者協業体育成事業」の助成を受けています。本事
業は全国で44グループを助成しており、県内では海拓団の他に5グループが助成うけ漁業経営
改善に取り組んでいます。

 海拓団では、8月下旬にマツモ無基質配偶体を採苗し、10月上旬までの1ヶ月半にわたっ
て室内培養を行いました。そして、その種苗を養殖ロープ150mに巻込み海上での養殖を開始
しました。
その後は、1ヶ月ごとに次の写真のとおり真水に浸け雑海藻駆除を行いました。
養殖を開始してから約5ヶ月後の平成15年3月3日に水揚げを行いました。

まず、沖から養殖ロープを回収し岸壁に持ち帰って、刈り取りを行いました。そして、海水で洗
浄し雑海藻を取り除きました。水揚量は9.0kgにとどまり、全量、田老町漁協加工場に出荷
しました。なお、食感は天然物と比べて柔らかく緑色が鮮やかでした。

 次年度の課題は、マツモが出芽する面状の物を増やす種苗育成が考えられ、その対策とし
て今年度使用した種糸の冷凍保存利用やシュロ糸を用いた種苗生産を行う予定です。

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