地方独立行政法人岩手県工業技術センター

 理 事 長 藤尾 善一

 このたびの大震災により被災された方々に対し、衷心よりお見舞い申し上げ ます。本県の地域経済発展のために活躍されてこられた沿岸地域の多くの企 業様が、想像を絶する深刻な被害を受けられたことは、本当に心の痛む思い です。これまで築かれてきた卓抜したものづくり技術やそれを支える人的基盤 など、何よりも、一刻も早い復興、再生が切望されるところです。当センターもそのための支援に最大限の力を傾注して参る所存ですので宜しくお願い申し上げます。

 さて当センターは独法化して6年目を迎えました。このことによって、顧客ニーズに重点を置いた総合支援や柔軟な組織運営、内外連携等大きく前進した面もありますが、反面、まだまだ改良、改善を図らなければならない点も多々あります。

 今後は、これまでの成果と課題を踏まえ、@技術相談等の基本サービスの分野にあっては、より的確な相談対応やワンストップサービス体制の拡充による、利用顧客の拡大とセンターブランドの確立、 A研究開発の分野では、共同研究等の拡充による企業支援の強化や、「技術ロードマップ」の着実な推進による、イノベーションによる地域活性化を目指します。さらには、 B企業人材の技術高度化への支援や次代を担う産業人材の育成などにより、研究開発型企業の育成・誘導にも取り組んで参ります。

 基本とするところは、「創るよろこび・地域貢献」です。大震災からの復興、再生と本県産業経済の発展のために、保有する技術資源を最大限活用しながら、県民の皆様から、「評価」され、「必要」とされ、そして「信頼」される公設試を目指して、全力投球して参ります。