T 岩手県立久慈病院紹介
1.環境と当院
当院は岩手県北東部沿岸の久慈市に位置し、医療圏は久慈市を中心とする1市1町4村
より構成され、人口は73,000人を数える。圏域の特徴としては、県都盛岡市までの距離が遠
いことから、冬季間の交通のアクセスなどの点で地域格差が存在する地域であることが上げ
られる。この地域格差の解消も目的として、平成10年に当院は救命救急センターを併設して、
施設整備の充実を図り移転新築した。現在では、圏域内ただ一つの中核病院として、1次か
ら3次までの救急医療はもちろんのこと、日常の診療と地域への医療活動を積極的に行って
いる。
2.病院の沿革
昭和10年購買利用組合九戸病院として設立後、昭和25年11月に岩手県に移管し、さらに
昭和46年4月には久慈市立病院と合併した。その後27年間、久慈医療圏の中核病院として
の役割を担い、地域医療のニーズに応えてきたが、施設の老朽化や狭隘化のために医療
の高度化への対応が難しくなり、現在地に移転新築した。一般病床295床(救命救急センタ
ー20床含む)、療養病床43床(回復期リハビリテーション病棟)、感染病床4床の342床で、標
榜診療科は歯科を含めて20科である。
3.病院の特色
当院は、『岩手県立病院の基本理念の「県下にあまねく良質な医療の均てんを」にのっと
り、高度で良質な医療を提供し、患者さんとのふれあいに満ちた信頼される病院をめざしま
す。』を病院理念に掲げ、この理念に則り、地域医療ニーズ受けて今年度から回復期リハビ
リテーション病棟を設置した。また、当院は救命救急センターを併せ持っていることから、急
性期から回復期までの治療過程の研修をすることができ、さらに、地域特性による訪問看護
や訪問診療も地域医療研修とともに経験をさせたい。
4.病院の概要
| 病院名 | 岩手県立久慈病院 | 開設者名 | 岩手県知事 増田寛也 | (最寄駅・交通機関) @JR盛岡駅からJRバスでJR久慈駅下車(3時間)・JR久慈駅からJRバスで久慈病院前下車(5分) AJR二戸駅からJRバスでJR久慈駅下車(1時間)・JR久慈駅からJRバスで久慈病院前下車(5分) |
| 所在地 | 〒028-8040岩手県久慈市旭町10−1電話0194(53)6131 | |||
| 病院長名 | 吉田郁彦 | 研修責任者職氏名 | 副院長 阿部 正 | |
| 診療科名 | 消化器科 | 循環器科 | 呼吸器科 | 神経内科 | 小児科 | 外科 | 整形外科 | 脳外科 | 形成外科 | 皮膚科 | ひ尿器科 | 産婦人科 | 眼科 | 耳鼻科 | 精神科 | 放射線科 | 麻酔科 | 歯科 | 計 |
| 医師数 | 5 | 4 | 3 | 2 | 2 | 7 | 3 | 3 | 1 | 1 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 46 |
| 指導医数(再掲) | 2 | 3 | 2 | 2 | 1 | 5 | 3 | 2 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 32 |
| 病床数 | 54 | 28 | 24 | 15 | 18 | 46 | 36 | 30 | 4 | 2 | 16 | 34 | 10 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 318 |
| 1日平均入院患者数 | 54 | 28 | 25 | 17 | 13 | 35 | 20 | 24 | 5 | 1 | 25 | 24 | 9 | 5 | 0 | 0 | 2 | 2 | 289 |
| 1日平均外来患者数 | 171 | 128 | 61 | 49 | 101 | 63 | 145 | 79 | 21 | 48 | 96 | 57 | 190 | 50 | 16 | 27 | 10 | 62 | 1374 |
(注1) 医師数、指導医数は平成15年7月1日現在
(注2) 患者数は平成14年度実績
(注3) 公称病床数(354床)との差は、各科に割り振られない32床と感染4床である
(注4) 平成15年7月1日現在の公称病床数は、「2の病院の沿革」のとおりである
U 当院研修の概要
1. 研修方式及び内容
(1)
研修は岩手県立久慈病院を単独型臨床研修病院とし、社団医療法人祐和会久慈享和
病院、岩手県久慈保健所、種市町国民健康保険種市病院、大野村国民健康保険診療所、
山形村国民健康保険診療所及び国民健康保険田野畑村診療所を研修協力施設として行う。
(2) 期間は2年間{4月(医師国家試験合格後)から翌々年3月末まで}で、ローテイト方式とし、
ローテイトは一部指定必修、残りを希望科目とする。
(3) 一年次の4月から9月までの6ヶ月間は内科系、10月から3月までの6ヶ月を外科系の研
修とし、外科系の6ヶ月には麻酔科と救急医療の2ヶ月が含まれている。原則として、医師とし
ての基本を Man to Man 的に責任を持って指導する。
二年次は、産婦人科2ヶ月、小児科2ヶ月、精神科2ヶ月(社団医療法人祐和会久慈享和
病院1ヶ月を含む)、地域保健1ヶ月(岩手県久慈保健所)、地域医療1ヶ月(種市町国民
健康保険種市病院、大野村国民健康保険診療所、山形村国民健康保険診療所、国民健
康保険田野畑村診療所のいずれか)、選択研修3ヶ月(研修期間は1ヶ月単位で自由)と
する。
(4)
採用後、研修医オリエンテーションを行い、指導医が次代を担う研修医のために、
医師として身につけなければならない基本的態度、社会的・医学的常識、プライマリ・ケア、
救急患者の診療法について講義をする。
(5)
指導医つきの副当直制及び救急センター研修を取り入れ、全科にわたるプライマリ・
ケア及び救急医療の実戦的習熟に努める。
2.研修管理委員会
委員長1名、副委員長1名、委員25名が臨床研修の任にあたる。
3.専門医(認定医)教育病院等学会の指定状況
日本外科学会認定医制度修練施設、日本外科学会専門医制度修練施設、
日本消化器外科学会専門医修練施設、日本救急医学会認定医指定施設、
日本整形外科学会認定医制度研修施設、日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練施設、
日本神経学会専門医制度教育関連施設、日本産婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設、
日本泌尿器科学会専門医教育施設、日本麻酔学会麻酔指導病院、
日本眼科学会専門医制度研修施設、日本ペインクリニック学会指定研修施設、
日本循環器学会認定循環器専門医研修関連施設
V 平成16年度臨床研修医募集要綱
1.応募資格
平成16年に医師国家試験合格見込の者で、マッチングの参加者であること。
2.募集人員
6名以内
3.研修年数
研修年数は2年間とする。(原則として平成16年医師国家試験合格後から平成18年3月31日まで)
4.研修方法
臨床研修プログラムに従い、ローテイト方式による。
5.身分・待遇等
(1) 身分は臨時医務嘱託とし、勤務時間は8時30分から17時15分までの1日8時間、1週40時間とする。
(2) 給与は報酬として1年次月額360,000円、2年次月額410,000円を支給する。また、宿日直手当は1回
につき1年次10,000円、2年次20,000円とし、超過勤務手当は実績に応じて支給する。
(3) 宿舎(1LDK)は有るが、院内での個室は無い。ただし、研究室に専用のデスクを与える。
(4) 有給休暇は年次休暇として1年次10日、2年次11日を与える。また、特別休暇として夏季休暇3日を
与える。病気休暇は5日の範囲内で与える。
(5) 政府管掌健康保険、厚生年金、雇用保険に加入する。また、労働者災害補償保険や医師賠償責任
保険は、病院が加入しその適用を受ける。
(6) 健康診断は年に2回行う。
(7) 学会等の参加は認めるが、旅費の支給は1年間70,000円の範囲内とし、参加費等には流用できない。
6.応募手続
(1) 岩手県保健福祉部医療国保課主催の合同面接会(8/30)に参加する場合
必要書類(合同面接会用)、詳細については医療国保課ホームページ にて確認してください。(書類提出は
8/25(月)まで)
(2) 病院で個別に面接をする場合
下記申込先に連絡のうえ、「臨床研修申込書(所定様式)」、「研修台帳指定用紙(所定様式)」、及び「卒業
見込証明書」を添えて書留郵便にて申し込むこと。また、公立病院で健康診断を受け、「健康診断書(所定様
式)」を提出すること。書類提出は8/29(金)必着とします。
(申込先)岩手県立久慈病院( 0194(53)6131 内線1102)
7.申込締切日等
(1) 締切 上記応募方法のとおり。(面接方法により書類提出締切日が異なるので注意してください。)
(2) 面接 平成15年 8月30日(岩手県保健福祉部医療国保課主催の合同面接会)
※ 合同面接会の問合せ先 (п@019(629)5407 岩手県保健福祉部医療国保課医療係:本多牧人、吉田朗)
※ 都合により合同面接会に出席できない場合は、病院で別に面接日を設けますので下記にご連絡ください。
(3) 発表 平成15年11月中旬(マッチング実施主体からオンラインによる結果通知)
※ 決定者が募集定員に満たないときは、別途面接により決定することがある。
8.研修開始日
平成16年4月(医師国家試験合格後)
9.申込先・問合せ先
〒028-8040 岩手県久慈市旭町10−1 岩手県立久慈病院 ( 0194(53)6131 内線1102)
W 岩手県立久慈病院臨床研修プログラム
1年次ローテーション 循環2消化2呼吸1神内1外科2脳外1救麻2 泌1か整1選択
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 | ||
| 内 科 系 | 外 科 系 | ||||||||||||
| A | オリエンテーション | 循環 | 循環 | 消化 | 消化 | 呼吸 | 神内 | 外科 | 外科 | 脳外 | 泌尿 | 麻・救 | 麻・救 |
| B | オリエンテーション | 循環 | 循環 | 消化 | 消化 | 神内 | 呼吸 | 外科 | 外科 | 泌尿 | 脳外 | 麻・救 | 麻・救 |
| C | オリエンテーション | 呼吸 | 神内 | 循環 | 循環 | 消化 | 消化 | 麻・救 | 麻・救 | 外科 | 外科 | 脳外 | 泌尿 |
| D | オリエンテーション | 神内 | 呼吸 | 循環 | 循環 | 消化 | 消化 | 麻・救 | 麻・救 | 外科 | 外科 | 整形 | 脳外 |
| E | オリエンテーション | 消化 | 消化 | 呼吸 | 神内 | 循環 | 循環 | 脳外 | 整形 | 麻・救 | 麻・救 | 外科 | 外科 |
| F | オリエンテーション | 消化 | 消化 | 神内 | 呼吸 | 循環 | 循環 | 整形 | 脳外 | 麻・救 | 麻・救 | 外科 | 外科 |
2年次ローテーション 産婦2小児2精神2救急センター1地域1保健1選択3
|
4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 | |
| A | 産婦 | 産婦 | 小児 | 小児 | 精神1 | 精神2 | 救急センター | 保健 | 地域 | 選択 | 選択 | 選択 |
| B | 産婦 | 産婦 | 小児 | 小児 | 精神2 | 精神1 | 選択 | 救急センター | 保健 | 地域 | 選択 | 選択 |
| C | 精神1 | 精神2 | 産婦 | 産婦 | 小児 | 小児 | 選択 | 選択 | 救急センター | 保健 | 地域 | 選択 |
| D | 精神2 | 精神1 | 産婦 | 産婦 | 小児 | 小児 | 選択 | 選択 | 選択 | 救急センター | 保健 | 地域 |
| E | 小児 | 小児 | 精神1 | 精神2 | 産婦 | 産婦 | 地域 | 選択 | 選択 | 選択 | 救急センター | 保健 |
| F | 小児 | 小児 | 精神2 | 精神1 | 産婦 | 産婦 | 保健 | 地域 | 選択 | 選択 | 選択 | 救急センター |