四季の恵(山の幸、里の幸)
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野地方は、たび重なる凶作の危険にみまわれて、常に季節の山菜の確保、食物の保存に知恵を絞ってきた。 

日常食 山の幸、里の幸 仕事
   
4月
5月
6月




ひえ飯
あわ粥
野菜のみそ汁
つけもの
たまに魚
 (塩ます)
 (いわし)
 (たらの干物)
 (するめの口)
 (塩辛)
・八十八夜頃によもぎもち
・すかんこ、ふきのとう、ふき、わらび、しどけ、三つ葉、こごみ、みず、ぜんまい、うど、あいこの塩漬けを農作業の合間にする。
・よもぎ、やまごぼうの葉、ぬのば、うるい、うこぎ、たらっぽ、まきのめを摘む。
・甘酒作り
・干しぜんまいづくり
田起こし、馬の放牧
田植え床づくり
田植え、大麦の刈取り
 小昼はそば焼もち、小豆のにぎり飯、子供達はぐみ、さくらんぼ、桑の実を取って食べた。

 
7月
8月





水かけ飯
こうせん
茹で豆
とうきび
川魚
 (くき)
 (かじか)
 (いわな)
 (山女)
・しその葉の加工、くるみ採集
・梅漬
・きのこの収穫、夕顔の干ぴょう
・じゃがいもでん粉づくり
(お盆は、赤飯、煮〆を作る)



田の草取り、ジャガイモ掘り
はせ用長木の準備

 子供達は、さごの実、まはっこ、桃、すぐり、木いちご、ずんべいを取って食べた。

 9月
10月
11月




とろろ飯
南瓜入小豆だんご
おづけだんご
ひっつみ汁
・きのこの収穫と、保存(塩蔵と乾燥)
・くりの収穫と、保存(干栗)、どんぐり
・漬物づくり
 (みょうが、ちょろきん、らっきょう、豆漬、沢あん、白菜)
・干柿づくり
・乾燥野菜
 (干葉大根、千切大根、南瓜、干いも、干菊、どんぐり)
稲刈り、脱穀
ひえ、あわ刈り、大豆、小豆、そば刈り、薪の準備

 畑に大根穴を掘って、冬越し用野菜を貯蔵する。
 常食するものは、台所の側におとしをつくって入れておく。
 子供達は、山ぶどう、こか、またたび、豆柿、あけび、はしばの実、山梨を取って食べた。

12月
 1月
 2月
 3月




ひえ飯
干葉汁
煮物、いわし
但し昼食は、おかゆ、雑炊、夕食は、残り飯、ひっつみ汁
・みそ玉づくり、味噌の仕込み

・干餅、米粉、ひえ粉の寒ざらし
・凍み大根
・干葉、つけもの
・凍豆腐、納豆づくり、うさぎつぶし
山仕事(木材の伐り出し)
縄ない、わら仕事
針仕事、農具の柄とり
春作用の厩肥運搬

 子供達は干餅、そばまんじゅう、みそおにぎり、焼じゃがいも、げんべた、干柿、炒豆、瑞木だんごなどを食べた。