| シダ植物 クラドフレビス |
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| クラドフレビスは、真正ゼンマイ科に似ている中生代の化石葉です。世界で約400種あり、日本では45種が報告されています。分類上不明な点が多く、クラドフレビスとされる中にはさらに数属の植物が含まれています。 クラドフレビスを産する小本層は、中生代白亜紀前期の地層です。ほぼ同じか、少し新しい時代には安山岩の激しい火山活動があり、原地山層が堆積しました。また小本層より古い地層は腰廻層と槙木沢層と呼ばれ、三畳紀からジュラ紀にできたものです。これらの地層は、造山運動や花崗岩の貫入を受け、前期白亜紀の終わりごろまでに現在の北上山地の原形がほぼできあがりました。 |
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| <岩泉小本の植物化石産地付近の地質> | ||||||
| 小本層の黒色頁岩からは、他にもいろいろな植物化石を産出します。たとえばシダ植物のオニキオプシス、グレイケニテス、ルフォルディアや裸子植物のプティロフィルム、ザミオフィルム、ニルソニアなどです。小本層の植物化石は、西南日本外帯の「領石植物群」に対比され、シダ類が多くイチョウ類や球果類が少ないことが特徴です。「領石植物群」はインド−ヨーロッパ植物区に近似であるのに対して、ほぼ同じ時代といわれる裏日本の「手取植物群」は古い型のグループです。 小本層の堆積した時代よりさらに新しい、後期白亜紀になると被子植物が化石として認められるようになり、現在の植物に近い種類がたいへん多くなります。ですから小本層の植物化石は、中生代型とされる最後の植物のグループといえるでしょう。 |
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