第3回北東北三県共同展
境界に生きた人々
〜遺物でたどる北東北のあゆみ〜
2010年7月23日(金)〜8月29日(日)
岩手県立博物館 特別展示室・いわて文化史展示室

丹後平古墳群 獅噛式三累環頭大刀柄頭
(八戸市博物館蔵/写真提供)
5月28日(金)〜7月11日(日) 秋田県立博物館
9月17日(金)〜10月24日(日) 青森県立郷土館
主催:北東北三県共同展実行委員会
(岩手県立博物館 岩手日報社 秋田県立博物館 青森県立郷土館 秋田魁新報社 東奥日報社)
北東北三県の県立博物館は、北東北の地域像をより豊かにするため、「北東北三県共同展実行委員会」を組織し、平成16年度に第1回「描かれた北東北」を、また、平成19年度に第2回「北東北自然史博物館」を開催してきました。
第3回目となる本展では、古代から中世までの北東北の歴史と文化を対象とし、北東北に共通した内容を示すとともに、北東北のもつ多様性に着目し、境界に位置する「北東北世界」ともいうべき、豊かな地域像を提供することで、北東北の将来像を考える機会とするものです。
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展示のみどころ
古墳時代以降、北東北の人々は、中央の文化と北方の文化の境界に生きてきました。
境界に生きた北東北の人々の歴史と文化について、遺跡からの出土品を中心に、
仏像や絵巻など多彩な資料をまじえて時代ごとに紹介します。
■北東北三県に残る3体の金銅仏(こんどうぶつ)。およそ1300年前に作られた金銅製の聖観音像(しょうかんのんぞう)です。いずれも日本的な顔立ちの美しい仏像です。奈良時代の少し前に、すでに北東北にも仏教文化が伝えられていたことが分かります。


左から▲銅造観音菩薩立像(岩手県盛岡市源勝寺蔵・重文)▲金銅聖観音立像(秋田県横手市正伝寺蔵・秋田県指定文化財/東北歴史博物館写真提供)▲聖観世音菩薩立像(青森県おいらせ町聖福寺蔵・青森県重宝/東北歴史博物館写真提供)
■本州最北の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)、奥州市胆沢区の角塚(つのづか)古墳から出土した埴輪、ニワトリ形埴輪・アサガオ形埴輪・円筒埴輪。
■7世紀後半〜8世紀ころの群集墳から出土した刀や、玉類、馬具など。八戸市の丹後平(たんごたい)古墳群から出土した蕨手刀(わらびてとう)や、勾玉(まがたま)・ガラス玉などのネックレス、6世紀ころ新羅(しらぎ)で作られた獅噛式三累環頭大刀(しかみしきさんるいかんとうたち)の柄頭(つかがしら)。柄頭は大刀の柄の部分で、金を貼り、獅子の顔が描かれています。
■鎌倉時代から室町時代にかけて、北海道・日本海交易に活躍した津軽安藤氏の本拠地らの出土品。青森県五所川原市、十三湖のほとりにある十三湊(とさみなと)遺跡から出土した青磁大皿などの陶磁器や、秋田県井川町の洲崎(すざき)遺跡から出土した人魚供養札(人魚が描かれた板)など。安藤(安東)氏は、戦国時代から江戸時代、秋田氏として命脈を保ちます。秋田家に伝来する一ノ谷兜や、秋田家重代之小弓(こゆみ)、羽柴秀吉書状なども展示します。
▲一ノ谷兜(秋田家資料/秋田県立博物館蔵)
関連行事
■展示解説会 8月1日(日)・8月15日(日)14:30-15:30
特別入館料が必要です
■関連講座
7月25日(日)13:30-15:00 当館講堂 当日受付・聴講無料
「東北の雄 阿弖流為(アテルイ)とその周辺」
講師:水野正好氏((財)大阪府文化財センター理事長)
8月22日(日)13:30-15:00 当館講堂 当日受付・聴講無料
「奥州合戦について」
講師:関幸彦氏(日本大学教授)
■考古学セミナー
●講演会
8月8日(日)13:30-15:00 当館講堂 当日受付・聴講無料
「北東北初期武家時代の覇者たち」
講師:新野直吉氏(秋田大学名誉教授)
●現地見学会
8月21日(土)8:30-17:30 金ヶ崎町鳥海柵跡・横手市大鳥井遺跡ほか
要事前申込(詳細はお問い合わせください)
月曜休館(8/9と8/16は臨時開館します)
期間中の休館日:7月26日(月)、8月2日(月)、23日(月)
特別入館料
一般500円(240円)、学生240円(120円)、小・中・高校生100円(50円)
( )内は20名以上の団体料金。
身体障害者手帳等をお持ちの方と介護者は無料です。
特別入館料で常設展示もご覧いただけます。
アクセス
博物館への行き方はこちら
岩手県立博物館
〒020-0102 岩手県盛岡市上田字松屋敷34番地 電話 019-661-2831 FAX 019-665-1214