第62回企画展

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20010年3月27日(土)〜5月5日(水・祝)
岩手県立博物館 特別展示室
八戸南部家旧蔵「本草標本」(八戸市博物館蔵)
今も昔も変わりなく、誰もが求める、心と体の「いやし」。
本展は、医療の恩恵を得ることが難しい時代や環境に生きた人々が、
どのようにして「病」と向き合ってきたのかを示す多彩な資料を紹介します。
春色和やかな季節は博物館でちょっとひとやすみ。
展覧会を通して「健康」を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
▼医療正始 附医院類案
伊東玄朴訳、天保6年(1835)- 〔冊子/刊本〕
岩手医科大学附属図書館蔵
▼異病草帋
守純 写、嘉永元年(1848)銘 〔巻子/写本/紙本着色〕
早稲田大学図書館 蔵・写真提供[チ04 01022]

▼姫国山海録(部分)〔冊子/挿画着色〕
東北大学附属図書館蔵[狩野文庫]

▼人魚のミイラ 〔八戸南部家旧蔵〕
八戸市博物館蔵/写真提供

▼老人六歌仙図〔小野寺周徳 画、江戸時代後期〕
花巻市博物館蔵/写真提供
展示構成
プロローグ インフルエンザにご用心
毎年のように猛威をふるうインフルエンザ。
平成21年には、従来の季節性インフルエンザのほかに新型インフルエンザも確認され、世界的大流行(パンデミック)が大きな社会問題となりました。
春の雪解けとともに、今季のインフルエンザ流行が終息を迎えますように…。今後もこの病気に苦しむ人が少しでも減りますように…。悲しい報道を耳にするたび、そう願わずにはいられません。
I 絵画資料にみる 病のかたち
今よりも医学が発達していなかった時代、医学知識が一般に知られていなかった時代、「病」は人々の目にどのように映っていたのでしょう。また、「病」はどのように捉えられていたのでしょうか。
(左図)身体に悪いところはないが、不眠に悩む女性。一睡もできずに朝を迎え悲しみにくれている様子が伝わってきます。
II 正体みたり?! 病のもと
体調異変を引き起こす原因が判然としない時代を生きた人々にとって、その脅威は計り知れないものであったことでしょう。しかし、その正体を見極めなければ何の対抗策も講じられず、病と向き合うことすらできません。そこで、創り出された病の原因とは、どのようなものだったのでしょうか。
(左図)この生きものの正体は、信州の沼に現れた「虫」なのだそうです。おどけた愛嬌のある仕草をしていますが、皆さん油断してはいけません。この虫に舐められると虫病(腹痛などの病気)を患うと説明が添えられています。
III 病をふせぐ*病をはらう
病の予防や治療のために発展した祭りやまじないごとの方法、薬の知識を中心に紹介します。
1.神さま仏さま! 祈りに託す想い
2.ちちんぷいぷい! まじないに託す想い
3.口ににがし? 薬に託す想い
IV 身体へのいたわり 長寿と養生
平成20年の日本人の平均寿命は、かつて「人生七十古来稀(70年生きることは稀である/杜甫『曲江詩』)」とよまれた年齢を大幅にこえる男性79.29年、女性86.05年であったそうです(厚生労働省発表)。いまや、長寿の節目として祝した還暦は「第2の人生のスタート地点」となり、古稀もその通過点となりました。これを象徴するように、最近では65歳以上75歳未満を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」とする造語も生み出されています。「老い先長い」人生を、どのように過ごしていくか−…。現代に生きる私たちの課題のひとつとなっているようです。
関連行事
(1)展示解説会 3月27日(土)・4月18日(日)・5月3日(月・祝)
各日14:30〜15:30
当館特別展示室 入館料が必要です
(2)講演会
4月29日(木・祝) 13:30〜15:30
「病をいやす神仏の姿」
講師:大矢邦宣先生(盛岡大学教授)
当館講堂 当日受付 無料
(3)講座 当日受付 聴講無料 13:30〜15:00
4月25日(日) 「病はどこからやってくる―俗信の真相―」
講師:川向富貴子(当館学芸員)
展示解説図録
A4判 80ページ 当館1Fミュージアムショップにて販売いたします。
定価 1000円(友の会会員価格 900円)
3月27日より通信販売も承ります。くわしくはこちらをごらん下さい。
月曜休館
期間中の休館日:3月29日、4月5日、12日、19日、26日
入館料 大人300円(140円)、学生140円(70円)、高校生以下無料。
( )内は20名以上の団体料金。
身体障害者手帳等をお持ちの方と介護者は無料です。
博物館への行き方はこちら
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岩手県立博物館
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