平成20年8月5日、国道4号平泉バイパスが全線開通しました。
バイパス南半部分はすでに平成11年度に開通していましたが、高館橋北側から東北自動車道・平泉前沢IC入口付近までの北半部分がこのほど完成したわけです。
平泉バイパスは柳之御所遺跡と深く関わっています。当初はバイパス路線が遺跡を縦断する形で計画されていたため、昭和63年から県文化振興事業団埋蔵文化財センターと平泉町教育委員会によりバイパス建設部分の記録保存のための発掘調査が開始されました。しかし調査が進行するにつれて、大規模な堀跡、園地跡、多数の建物跡と井戸跡などが確認されるとともに、膨大な量のかわらけ・陶磁器が出土して注目を集め、各方面から遺跡保存の要望が出されました。平成5年に柳之御所遺跡の保存・事業計画の変更が決定されました。以来15年あまりが経過した今年、晴れてバイパス開通の運びとなったわけです。その間、柳之御所遺跡は国指定史跡となり、現在整備が進んでいます。
バイパスは遺跡東側に隣接する北上川の縁を通っており、交通量は多いことから、遺跡との間には景観を守るための盛土が築かれ、騒音防止等に配慮した工夫がなされています。

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