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| ●現場リポート |
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平成19年度の発掘調査が5月7日(月)から始まりました。今年度は道路状遺構(下写真の保護
盛土と緑の地表面境付近に位置する)と塀跡などを確認するために行われます。調査範囲は柳之
御所遺跡48次、37次、50次調査が行われた部分が一部が含まれます。
下の写真は人力で試掘調査をしているところで、遺構検出面までの深さを確認しています。細長
い穴はトレンチと呼ばれます。

5月11日(金)からは人力での試掘調査をもとに重機で粗掘を行っています。西澤調査員が機械に付きりで剥ぎ取り量の指示をだしています。来週からは遺構(過去の建物の跡など)の検出なども行われる予定です。 |
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9/2(土)午後1時から柳之御所遺跡の第65次調査現場説明会が行われました。夏を思わせる青空が広がり、久々に暑さが戻りました。約150名の参加者は熱心に説明を聞きながら、調査現場を見学されました。
開会式は遺跡の上に敷き詰められた保護盛土の上で行なわれました。

(中村担当課長の挨拶)
その後、今年度の調査範囲である北調査区と西調査区での説明がありました。
北調査区では、主に大型竪穴建物跡(55SX2)の調査が行なわれました。『吾妻鏡』に書かれている「倉りん」の可能性もある遺構です。32ヶ所の柱穴の一つを掘り下げたところ、礎板と考えられる木製の板が見つかっています。

(大型竪穴建物跡内で説明する西澤調査員)
西調査区では5間×2間の総柱建物跡(31SB5)が検出されました。この建物跡は以前の調査では9個の柱穴だけしか検出できず、建物跡である可能性が大きいとしながらも十分に柱穴を検出できなかった遺構です。今回の調査結果から平泉町で調査された倉町遺跡の高屋に類似することが判明しました。

(西調査区、参加者の間に見える白くマーキングした柱穴群が31SB5)
遺物はかわらけと国産陶器・中国産磁器をあわせて約15kgしか出土していません。暑い中参加していただいた方々に心よりお礼申し上げます。調査は今月いっぱいの予定で行われていますので、まだご覧になられていない方はどうぞ見学にいらしてください。
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【第65次柳之御所遺跡現地説明会資料はこちら】
・本 文……PDFファイル(920KB)
・付 図……PDFファイル(580KB)
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9/9(土)に公開シンポジウム「東アジアのなかの平泉−平泉・博多・寧波−」が盛岡市アイーナホールで開かれました。このシンポジウムは岩手大学と岩手県教育委員会が共催で行ったもので、11月25日(土)に一関市で行われる「第7回平泉文化フォーラム」につながるものです。9日のシンポジウムでは、3人の講演者による発表が次のように行われました。
●「アジアをつなぐ新構想博物館−平泉の世界遺産登録によせて−」
九州国立博物館館長 三輪 嘉六
●「平泉遺跡群の意義−世界遺産登録に向けて−」
岩手県教育委員会事務局生涯学習文化課
文化財・世界遺産担当課長 中村 英俊
●「海域交流と伝統文化−国という枠組みを超えて−」
東京大学大学院助教授 小島 毅
聴衆は約150人。平泉文化の国際性を確認できたと思います。

※なお、このシンポジウムに関連する記事が岩手日日新聞のホームページ上で閲覧できます。
アクセス先:岩手日日トップページ>バックナンバー「岩手県内」>9月のカレンダー内で11日をクリックするとご覧になれます。
第一回平泉遺跡群調査整備指導委員会が7月19日(水)〜20日(木)に開かれ、遺跡整備や遺跡調査にかかわる助言・指導をいただきました。
7月19日は平泉町役場会議室で行われました。
○ 柳之御所遺跡整備計画
・堀・土塁
・遺跡の変遷
・建物についての学説と検討
・ガイダンス施設基本計画
○ 各市町等平泉遺跡群調査計画
・奥州市・奥州市教育委員会
・一関市教育委員会
・平泉町教育委員会
・(財)県埋蔵文化財センター
・県立博物館
7月20日は現地視察を行い、その後平泉町郷土館で助言・指導などが行われました。
○ 現地視察及び指導・助言
・柳之御所遺跡
・無量光院跡
・瀬原U遺跡
・坂下遺跡
○ 柳之御所遺跡園池修景案
○ その他
・平泉文化共同研究について
・世界遺産登録について
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| 平成17年度 出土遺物の紹介 |
平成17年度調査で「修羅」(右写真)と呼ばれる木製の運搬具が出土しました。
修羅とは、自然の股木を利用したY字形のソリのことを言い、重いものを運ぶのに使用されました。この道具は、古代には古墳の造営、戦国時代には築城の際にも使用されていました。全国の例では、8メートルを超す巨大な修羅も確認されていますが、今回、柳之御所遺跡から出土したものは長さ130p、幅73cmと小型のものです。出土した場所から、写真に見える凹部に横木を渡して、池に使用する景石などを載せて運んだのではないかと推測しています。 |
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| 「修羅」出土状況→ |
| 平成18年度 平泉文化研究共同研究者の紹介 |
今年度の平泉文化共同研究が次のように決まりました。 研究Aは今年度から3年間の継続研究、研究Bは今年度だけの研究となります。
| 種 別 |
氏 名 |
所 属 |
テーマ |
| 研究A |
磯野 綾 |
千葉工業大学院生 |
中世平泉の市街地形成 |
| 関根 達人 |
弘前大学人文学部 |
平泉文化と北方交易
〜考古資料に見る本州アイヌの
成立と変容〜 |
| 前川 佳代 |
京都造形芸術大学 |
苑池都市平泉の成立
〜平泉創造の理念と実態〜 |
| 研究B |
鳥山 愛子 |
千葉大学大学院生 |
平泉柳之御所遺跡における
12世紀掘立柱建物の研究 |
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| 第7回平泉文化フォーラムが行われました (レジメ資料は頁最後にあります) |
平成18年11月25日(土)に一関市文化センターにおいて、第7回平泉文化フォーラムが開催されました。 今回は文科省科研費研究グループ※、岩手大学との共催で400人の聴衆を集めて開催されました。
※ 平成18年度文部科学省科学研究費補助金特定領域研究『東アジアの海域交流と日本伝統文化形成』内「景観班」「王権班」
開会式では、平山学長(岩手大学)、照井教育長(岩手県教育委員会)、藤堂教育長(一関教育委員会)が挨拶され、その後二部構成で報告・発表が行われました。
第T部 発掘調査報告
1 12世紀都市平泉とその周縁 本澤愼輔(前平泉町文化財センター所長)
2 柳之御所遺跡の発掘調査 西澤正晴・大関真人・杉沢昭太郎(柳之御所遺跡調査事務所)
3 無量光院跡・中尊寺境内調査の概要 及川司(平泉町文化財センター所長補佐)
第U部 東アジアのなかの平泉
4 宋代明州と日本平泉の友好往来 林士民(寧波市文物考古学研究所所長)
5 平安時代の東アジアと奥州 保立道久(東京大学資料編纂所所長)
6 平泉藤原氏による建寺造仏の国際的意義
入間田宣夫(東北芸術工科大学教授・平泉遺跡群調査整備指導委員会委員)
フォーラム
7 平泉出土の貿易陶磁と国際交流
八重樫忠郎(平泉町世界遺産推進室室長補佐・平成12−14年度平泉文化共同研究員)
8 平泉に暮らす −都市論の視座から−
岡陽一郎(青山学院大学非常勤講師・平成15−17年度平泉文化共同研究員)
9 パネルディスカッション
林士民先生の発表
シンポジウムの様子
(左写真)左から及川司氏、杉沢昭太郎氏、本澤慎輔氏、林士民氏 (右写真)左から保立道久氏、入間田宣夫氏、八重樫忠郎氏、岡陽一郎氏。 |
□ 平成18年度「第回平泉文化フォーラム」資料はこちら(PDF1.4)
・本文(一括)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・PDFファイル(約16.5MB)
◆ 第7回平泉文化フォーラムアンケート結果はこちら
資料について
柳之御所遺跡現地説明会資料
□第64次 柳之御所遺跡現地説明会資料はこちら
・本 文…PDFファイル(820KB)
・付 図…PDFファイル(1.5MB)
※過去の柳之御所遺跡の現地説明会の資料、平泉文化フォーラムの資料、パンフレット等につきましては、下記までお問合せ下さい。
・【岩手県教育委員会事務局生涯学習文化課】
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1 / TEL.019-629-6182 FAX.019-629-6179
・【柳之御所遺跡調査事務所】
〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町字泉屋17-2 / TEL.0191-46-2820(FAX兼)
| 【柳之御所遺跡パンフレットの訂正】(平成17年度) |
| 場 所 |
誤 |
正 |
| 遺物Hの烏帽子説明文 |
nobbles |
nobles |
| 遺構Aの堀跡説明文(2行目から3行目) |
positoned |
posited |
| (2行目) |
outoside |
outside |
| 遺跡説明文(下から5行目) |
histrical |
historical |
| (上から10行目) |
excovated |
excavated |
| 「遺構」の単語 |
arcaeological |
archaeological |
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| ●ごあんない |
平泉町、一関市、奥州市にまたがる平泉の景観をユネスコの世界遺産(文化遺産)に推薦することが、7月21日に文化庁によって決定されました。登録の対象は、中尊寺、毛越寺、無量光院跡、金鶏山、柳之御所遺跡、達谷窟(平泉町)、白鳥舘遺跡、長者ケ原廃寺跡(奥州市)、骨寺村荘園遺跡(一関市)の9史跡、計550・8ヘクタール。これによって、「平泉の文化遺産」としてきた名称を、遺産の内容をより正確に表現するため「平泉−浄土思想に関連する文化的景観」と変更しました。2008年の世界遺産登録に向け、日本における浄土思想の体現と、文化的景観としての価値を強調し、世界に向けてアピールします。
政府は9月中旬に、世界遺産条約関係省庁連絡会議で推薦を正式決定。07年1月に、登録推薦書をユネスコの世界遺産センターに提出し、同年中に評価機関のイコモスの現地調査と審査を受けて、08年7月頃にユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が決まることになります。 |
「KIDS ひらいずみのぶんかいさん」ホームページが開設されました
このたび、「古都平泉の文化遺産」の姉妹版として、子供向けシリーズのHPができました。名前は「KIDSひらいずみのぶんかいさん」。URL:http://www.pref.iwate.jp/~hp0909のトップからいけます。(岩手県のHP「いわて情報スクエア」からも開くことができます)。「KIDS
ひらいずみのぶんかいさん」には、柳之御所遺跡から出土した遺構・遺物や平泉町及びその周辺の遺跡紹介、平泉文化の歴史、世界遺産ってなぁに、などをイラスト等を多く取り入れて掲載しております。
「古都平泉の文化遺産」同様、KIDS版の方もよろしくお願いします。
平泉文化研究年報
<PDFファイル>
工事中
「平泉の文化遺産」世界遺産暫定リストに
文化庁で作成している世界遺産推薦のためのリスト(暫定リスト)に新たに「平泉の文化遺産」を含む3箇所が追加されました。平泉以外では「石見銀山遺跡」「彦根城」があがっています。
岩手県では、柳之御所遺跡や無量光院などの公有化と整備、景観形成のための条例制定、全国の研究者とのネットワーク形成など世界遺産登録に向けていろいろな事業を実施していきたいと考えております。
平泉の文化遺産は中尊寺金色堂、毛越寺浄土庭園など現存するものがあるほか、地下には貴重な埋蔵文化財が目に見えない形で存在しています。この目に見えないものを建物や庭園の復元をするなど、よりわかりやすい形で表現することで今後、多くの人びとの理解を得ていくことが世界遺産登録のためにも必要と考えています。
岩手県知事 増田寛也 コメント
「この度、国の文化財保護審議会において、世界遺産暫定リストへの追加候補物件として、「平泉の文化遺産」が選ばれたことは、本県にとってまことに名誉なことであり、喜ばしいことであります。
「平泉の文化遺産」は、我々の先達により岩手の地に花開いた世界に誇り得る貴重な文化遺産であり、今後、早期の世界遺産への推薦・登録の実現に向け,平泉町と連携・協力を図りつつ、平泉の文化財の保存・整備や歴史的環境の整備、平泉文化の調査研究の推進などに積極的に取り組んでまいります。」
※世界遺産について
世界の顕著で普遍的な価値をもつ文化・自然遺産の保護を目的として、ユネスコで1972年に採択された世界遺産条約に基づき、「世界遺産一覧表 」を作成。文化遺産と自然遺産がある。国内では姫路城など10箇所が文化遺産として登録されている。国内の自然遺産としては屋久島、白神山地の2件の他、今年の7月14日に「知床半島」が登録されました。文化遺産一覧は以下の表のとおりです。
| 名 称 |
暫定リスト作成年 |
世界遺産登録年 |
| 法隆寺地域の仏教建造物 |
平成4年 |
平成5年12月 |
| 姫路城 |
平成4年 |
平成5年12月 |
| 古都京都の文化財 |
平成4年 |
平成6年12月 |
| 白川郷・五箇山の合掌造り集落 |
平成4年 |
平成7年12月 |
| 原爆ドーム |
平成7年 |
平成8年12月 |
| 厳島神社 |
平成4年 |
平成8年12月 |
| 古都奈良の文化財 |
平成4年 |
平成10年12月 |
| 日光の社寺 |
平成4年 |
平成11年12月 |
| 琉球王国のグスク及び関連遺産群 |
平成4年 |
平成12年12月 |
| 紀伊山地の霊場と参詣道 |
平成12年 |
平成16年7月1日 |
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●リンク
岩手県立博物館 / (財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター / 平泉町
一関市博物館 / 紫波町教育委員会 / 中尊寺 / 毛越寺 / 岩手考古学会 / 一関地方振興局 /
東京国立博物館 / 国立民族学博物館 / 国立歴史民俗博物館 / 東京大学史料編纂所 / 国立公文書館
東北歴史博物館 / 鎌倉市 / 愛知県陶磁資料館 / 日光の世界遺産 / 平泉町世界遺産推進室
平泉の文化遺産を世界遺産へ |
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TEL
019-629-6182、FAX 019-629-6179
・「柳之御所遺跡調査事務所」 〒029-4102 平泉町字泉屋17-2 TEL 0191-46-2820
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