平泉文化フォーラム




2009年12月24日(木)
第10回 平泉文化フォーラムが12/5(土)に開催されました 

 2000年(平成12年)から始まった『平泉文化フォーラム』が、今回で10回目を迎えました。
 毛越寺前の平泉小学校体育館を会場に、約400人もの来場者がおいでくださり、盛岡市内から、3台のバスを連ねた団体での来場もありました。
 平泉文化フォーラムは、岩手県と、岩手大学を始めとする県内5大学で構成される「いわて高等教育コンソーシアム」、および文部科学省科学研究費補助金特定領域研究事業とによって、共同で開催しています。
 <河原純之先生の基調講演>

            

           

           
 
 河原純之先生は、平泉遺跡群調査整備指導委員会の委員長を務めておられます。
『柳之御所遺跡の発掘調査〜日本史に与えた影響と意義』と題して、約20年にわたる発掘調査の歴史を中心に講演されました。
 建設省(現国土交通省)の、北上川遊水地事業と、平泉バイパスの建設工事にともなう発掘調査がきっかけで、柳之御所遺跡の重要性が明らかとなり、関係機関の努力や協力を得ながら、調査から保存・整備に至った経緯と、今後の展望について話されました。
 
 <発掘調査・研究報告>
 
 基調講演とともに、柳之御所遺跡、無量光院跡など、今年度の調査成果の発表が行われました。
 また、柳之御所遺跡や平泉遺跡群の、長年にわたる調査成果をふり返るとともに、平泉の歴史に関わる研究成果もあわせて報告されました。

     
          第70次 柳之御所遺跡                  第22次 無量光院跡
         (櫻井友梓氏 : 岩手県教委)             (鈴木江利子氏 : 平泉町教委)

     
      南日詰小路口T・U遺跡(紫波町)           柳之御所遺跡の調査成果
       (阿部勝則氏 : 県埋文センター)         (西澤正晴氏 : 平泉遺跡群調査事務所)

     
         平泉遺跡群の調査成果                『柵と居館から見た平泉』
        (島原弘征氏 : 平泉町教委)               (羽柴直人氏 : 県埋文センター)

     
  『都市史の中の平泉 - 都市の"かたち"から - 』         『宗教から見た平泉』 
         (前川佳代氏 : 奈良女子大)             (誉田慶信氏 : 岩手県立大)


 以上の研究報告をもとに、発表者をまじえてのパネルディスカッションが行われました。

  
報告後のパネルディスカッション (司会 左から、佐藤嘉広氏 : 岩手県教委 ・ 菅野文夫氏 : 岩手大) 


 <ポスターセッションの様子>

 昼食時の休憩時間に、3つの遺跡のポスターセッションと、出土遺物の展示解説が行われました。

     
     長者ヶ原廃寺跡・白鳥舘遺跡の発表         人首川流域の平泉関連遺跡の発表
   (石ア高臣氏:奥州市世界遺産登録推進室)          (鎌田勉氏:岩手県立博物館)
   
 アンケートによると参加者は、50歳代以上の方が4分の3を占めました。また、盛岡市や県内外からも多くの方々が、雨天にもかかわらず参加されました。
 この場を借りて、厚くお礼申し上げます。
 いただいたアンケートをもとに、今後もさらにより良いものとしていきますので、ぜひ次回もいらして下さい。
 



2008年2月2日(土)
第8回 平泉文化フォーラムが開催されました!!

 今年で8回目になる平泉文化フォーラムが、奥州市文化会館(Zホール)で行われました。
発表者が基調講演も含めて11名となり、すごく内容の充実した会になりました。会場も満席に近く大入りでした。長時間の聴講みなさんありがとうございました。

 今年度の平泉文化フォーラムも、当教育委員会と岩手大学、文部省科研費グループとの共同主催となります。そのため、従来の枠にとらわれない学際的な内容を試みています。当日の内容は、「基調講演」、「平泉共同研究発表」、「発掘調査報告」の3部構成になっています。



村井先生の講演

 基調講演は東京大学大学院教授の村井章介先生による「境界」をキーワードにした講演でした。豊富な文献資料を駆使し、境界の特徴やその移り変わり、捉えられかたなどを説明していただきました。具体的に平泉を例に取りながらの内容なのでわかりやすく、興味が尽きないお話でした。最後にはもし、泰衡が頼朝に勝っていたら?といういい想像力を掻き立てるお話で終わりました。村井先生またの講演をお待ちしています。
 
 
   
     磯野研究員の発表                    関根研究員の発表



    
    前川研究員の発表                      鈴木研究員の発表


 平泉共同研究は、今年度4名の研究発表となりました。建築史学や考古学のそれぞれの立場から平泉に関連する研究内容です。平泉に関する最新の研究成果のひとつといえるでしょう。  ※詳しい内容は『平泉文化研究年報第8号』をご覧ください。
 
           
  小島毅科研代表あいさつ                       会場の様子
 そのほか、地元奥州市教育委員会による今年度調査した、白鳥舘遺跡、長者ヶ原廃寺跡をはじめとする発掘調査についての成果報告がありました。これらの調査に参加された方々も多く来場してくださり、思い出話に花が咲いていました。
 平泉町の柳之御所遺跡、無量光院跡、花立T遺跡の発掘調査報告、県立博物館による人首川流域の平泉関連遺跡の調査の報告などがありました。

来年度も開催する予定ですのでみなさん楽しみにお待ち下さい!!
 
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