| 2007年10月19日(金) |
平成19年度の発掘調査が終了しました。  |
| 5月7日(月)から始まりました平成19年度の発掘調査が、10月19日をもって終了しました。 |
今年度の調査成果を簡単にまとめると次のようになります。
【北調査区】
@地表面から観察された地形のくぼみがもともと自然の沢であることが確認できたこと。
A12世紀にはその沢の上に「整地」がされていたことを確認。ただし、現状では流水により、どの程度の厚さまで盛土されていたかは不明。
B「整地」されているものの周囲の地形の傾斜を考えると、地表面の観察からみてとれる段差よりも緩和されているが、ある程度は低い地形であったと考えられます。
Cしたがって、従来考えられていた遺跡南から延びる道路やここに堀や大溝などの大きな遺構は存在しないことがわかりました。
【南調査区】
来年度からの本格的な堀跡調査に向けての準備的な調査となりました。今年は内側と外側の2条の堀跡を検出し、さらに内側の堀が開口している状況を確認できました。外堀の広がりや、遺跡南端が削り取られたような痕跡の性格など未解決の課題が残りますが、来年度以降に検討していきたいと考えています。
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| →過去の調査一覧 |
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| 北調査区全景 |
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| 南調査区 |
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| 写真中央の黒っぽい部分が沢の部分です。 |
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| 写真中央が12世紀面まで掘り下げた範囲です。写真上に見られる黄色の部分が建物などがある面ですが、それとよく似た土で、写真中央から下の範囲の沢を埋めています。後世の流水により下層の黒土の部分が見えていますが、黄色の土が広がっていることがわかるでしょうか。 |
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| 上の写真の範囲を掘り下げる前の状況です。この段階では北側の黄色の地山面と同じ高さですが、掘り下げた後の状況とは異なり土が黒っぽいです。この土を掘り下げることによって、「整地」層が確認できました。 |
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| 「整地」層の上面からは写真のような下駄が出土しています。これは遺跡内から流水によって運ばれたものと考えています。 |
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| そのほか、北調査区では、大きな井戸?のような土坑から写真のように多量のかわらけが出土しました。写真手前の2個のように底部に穴があけられているものもありました。何に使ったのでしょうか。 |
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| 写真のように雨が降るたびに水没する調査でしたが、皆さん怪我もなく無事に終わることができ、さらに先に触れたような成果もあげることができました。来年度は堀跡の調査となる予定です。楽しみにしてください。 |
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| 今年度発掘作業に参加した皆さんです。今年も大変な作業ありがとうございました。 |