薬物乱用 ダメ。ゼッタイ。





覚せい剤 覚せい剤取締法
大麻  大麻取締法 
麻薬 麻薬及び向精神薬取締法 
マジックマッシュルーム
 (Magic Mushroom)
麻薬及び向精神薬取締法
有機溶剤(シンナー、トルエン) 毒物及び劇物取締法

薬物乱用とは?
 薬物乱用とは、医薬品を本来の医療目的から逸脱して使用すること、医療目的にない薬品を不正に使用することをいいます。
 もともと、医療目的にない薬物ですから、それ以外の目的で使用すると、たとえ1回使用しただけでも乱用にあたります。薬物を乱用すると、以下の法律によって厳しく罰せられます。

少年の薬物乱用の実態
 覚せい剤等の薬物乱用が少年にまで拡大しています。特に、中・高校生による覚せい剤の乱用は深刻な状況にあり、シンナー等有機溶剤の乱用は、近年減少していますが、依然として少年の間で最も乱用されており、乱用中の事故死なども後を絶ちません。
 このように覚せい剤等の薬物が少年に拡大している原因として、外国人等が街頭で覚せい剤等を密売する形態が広がっていることや、少年に薬物の危険性・有害性についての正しい知識が欠けていること、覚せい剤を「エス」とか「スピード」などと呼ぶなど、薬物に対する抵抗感が希薄になっていることなどがあげられます。また、最近では、「合法ドラッグ」と称して覚せい剤等の規制薬物が出回っている可能性があり、少年の乱用が懸念されます。
 覚せい剤やシンナー等の薬物は、使用し続けると中枢神経が損なわれるなど、身体にも非常に有害であり、中毒になると簡単にやめることができなくなるほか、その薬理作用から幻覚・妄想等の精神障害に陥り、凶悪犯罪を引き起こす大変恐ろしいものです。若いうちに薬物の有害性や危険性についての正しい知識と誘惑をきっぱりと断る姿勢を身につけることが大切です。



少年による薬物事犯の検挙状況


 



薬物乱用Q&A



 薬物の乱用が急激に子どもたちに広がった理由として、簡単に入手でき、売り方が巧妙になったためと言われています。「癖にならない。いつでもやめられる。」というのが誘い文句ですが、これは真っ赤なウソです。
薬 物 乱 用 へ の 甘 い 誘 い
ちょっと遊ぼうよ。 ちょっとだけ試してみない?
みんなやってるよ(やってないのは君だけだよ)。 やせられるよ。
イライラがとれてすっきりするよ。 ただの栄養剤だよ。
肌がきれいになるよ。 最高の気分が味わえるよ。
眠気がとれて、勉強ができるよ。 一回だけなら平気さ。
とりあえず、預かってよ。 お金はこの次でいいよ。
はっきり断る勇気をもちましょう!!



 薬物乱用をいったん始めると、やめられなくなります。
 一回だけだと思って使い始めた人も、薬物の「依存症」と「耐性」によって使用する量や回数がどんどん増えて、自分の意志ではやめることができなくなるのです。


フラッシュバック現象
  薬物乱用を繰り返すうちに、次第に幻覚、妄想などの精神障害症状がでてきます。治療によって
表面上は回復しているかのように見えても、小さなストレスがきっかけで、突然、幻覚、妄想などの
症状が再燃することがあります。これをフラッシュバック(自然再燃)現象といいます。

主な乱用薬物の薬理作用
薬物 中枢作用 精神依存 身体依存 薬理作用 大量投与効果 禁断症状 摂取方法






コカイン
覚せい剤
  ・アンフェタミン
  ・メタンフェタミン
興奮剤
興奮 強い なし 機敏性大
興奮、多幸感
散瞳、脈拍増
血圧上昇
不眠症
食欲減退
激情
体温上昇
幻覚
けいれん
死亡
発現しない 吸引
注射
経口






有機溶剤
  ・シンナー
  ・トルエン
抑制
(幻覚)
中程度 なし 多幸感
陶酔
ラリる
しびれ感
無気力、不安、
幻覚、健忘、吐気
食欲不振、体重減
脳波異常、死亡
発現しない 吸引
催眠鎮静剤
  ・バルビタール類
  ・メタカロン
抑制
(幻覚)
強い 強い 催眠、鎮静
抗けいれん
呼吸抑制
めいてい、多幸感
気分の混乱、激情
イライラ、死亡
強い禁断症状発現
精神障害
不眠、不安感
注射
経口
向精神薬
  ・抗不安薬
  ・精神安定薬
抑制 中程度 弱い 不安の解消
催眠・鎮静
口渇、嚥下障害
催眠、昏睡、健忘
運動失調、死亡
強い禁断症状発現
不安感
不眠
経口
鎮痛剤
  ・アヘン
  ・モルヒネ
  ・ヘロイン
  ・コデイン
抑制 強い 強い 多幸感
居眠
呼吸抑制
縮瞳
嘔吐
呼吸困難
体温低下
けいれん
昏睡
死亡
強い禁断症状発現
あくび、食欲不振
過敏症、振せん
悪寒、発汗、流涙
鼻水、経痙、吐気
経口
喫煙
注射



LSD
メスカリン
幻覚 中程度 なし 幻視
幻覚
時間・距離感喪失
幻覚の世界の体験が
長くて強い
精神異常
死亡
弱い禁断症状発現
無気力
長期睡眠
過敏症
混迷
経口
喫煙
マリファナ
大麻(THC)
幻覚
興奮
抑制
中程度 なし 多幸感
リラックス
食欲増
疲労
誇大妄想
精神異常
弱い禁断症状発現
不眠症、活発
食欲不振
喫煙

たばこ:ニコチン 興奮 中程度 なし すっきり感 めまい、食欲減退 発現しない 喫煙
酒:エタノール 抑制 強い 大変強い 多幸感、リラックス 精神障害、死亡 強い禁断症状発現 経口
(資料:岩手県薬剤師会発行 「YES TO LIFE NO TO DRUGS」より抜粋)



 薬物の俗称には次のようなものがあります。
このような俗称にまどわされてはいけません。
アンパン :シンナー
エス/スピード/アイス :覚せい剤
ペー/チャイナホワイト/ジャンク :ヘロイン
コーク/スノウ/クラック :コカイン
ハッパ/マリファナ/グラス/チョコ :大麻
アッシド/フェニックス/ドラゴン :LSD



合法ドラッグ:Legal drugs
  
 合法ドラッグとは、幻覚がみえる、異質体験(グッドトリップ、バッドトリップ)ができる、仕事や勉強の意欲が増す、やせられるなどの医療目的以外の効能を掲げて販売されている、医薬類似製品のことをいいます。最近では、インターネットや携帯電話の普及に伴い、通信販売等により入手する若者が増えています。  
 しかし、合法ドラッグを大量に使用すると身体への影響は大きく、大変危険です。






薬物乱用の果てに・・・(薬物乱用者の手記)
母親の首をしめて包丁をつきつけ威した!(17歳男性)
 中学校2年の時、非行グループの仲間とラッカー・シンナーを吸入したところ、暴走族が出現する幻覚をみました。おもしろくって、毎日シンナーやボンドを吸っているうち、授業もでなくなりました。恐喝、暴行、窃盗を繰り返し、保護観察処分になったのが中学3年です。シンナーを吸引し、めいてい状態で警察に保護された事も数え切れないほどありました。被害妄想が激しくなり、母親に殺されると思いこみました。殺される前に殺そうと母親の首をガムテープで絞め、台所から持ち出した包丁を突き付けました。妹の通報により、その場で警察に保護され、入院。

ヘロインがもたらした苦痛の日々と死への快楽(31歳男性)
 小学校4年の時、シンナーを吸ったのが最初で、以後大麻、睡眠剤、覚せい剤、アルコールなどの乱用が続きました。少年院や刑務所への入退を繰り返し、出所後ヘロインの運び屋となりました。無料でヘロインを手に入れる条件でしたが、いつのまにか1gを10万で買わされるようになっていました。経済的にヘロインには手が出せなくなりました。禁断症状が激しく、発汗、背部痛、悪心、口渇にあえぎ苦しみ、やがて症状が消えた瞬間ガソリン自殺を図りました。未遂に終わりましたが、中毒症と火傷の痛みに加え、自分への憎悪が頭から足の先までつらぬき、まさに地獄の有様でした。

不意に私の部屋の壁から髪を振り乱したおばあさんが何百匹もの蛇を従えてスーッと消えてゆく。(17歳女) 突然人が大きな歯車の中に次々と引き込まれてゆく。
「ギャー・タスケテ」という声が聞こえた後意識を失った。
(16歳男)
(資料:岩手県薬剤師会発行 「YES TO LIFE NO TO DRUGS」より抜粋)

子ども達を薬物乱用から守るために
薬物乱用防止教室の開催


 少年に薬物の危険性・有害性について正しい知識を身につけるように、警察職員を学校や地域に派遣して薬物乱用防止教室を開催しています。教室の開催にあたっては、薬物乱用防止広報車「かがやき号」を活用し、効果的な開催に努めています。