「いわて食育」首都圏交流事業について


岩手県農林水産部流通課

 岩手県では、食育を通じて首都圏との交流を進める新たな取組みとして、「いわて食育首都圏交流事業」を平成17年度から実施しています。


1 ねらい
 

 本県が取り組んできた学校給食での地産地消の成果を生かし「いわて食材学校給食」「いわて食育出前交流」により、首都圏の学校(モデル校)における「食育」の取組みを支援する。
 このような取組みとあわせ、モデル校の子供たちや保護者等と、食材を供給する産地の生産者との双方向の交流により、子供たち等の五感を通じて「いわて」や「食」に対する理解を深めていただき、首都圏と岩手との「顔の見える関係」を構築する。

平成14年度の日本の食料自給率は40%であるが、都道府県単位で岩手県は102%、東京都は1%、神奈川県は3%。地場産の食材調達が困難な首都圏の学校給食に対し、素性が明らかな生きた教材としての岩手産食材を供給するとともに、食材生産者等を食育講師として派遣し、首都圏における食育を支援していこうとするもの。食料供給県として、「食」に対する説明責任を果たす取組みでもあること。こうした取組を首都圏等の各学校、各産地に広げていこうと岩手から提案していくもの。



2 事業内容

(1)岩手の食材提供支援
   @ 首都圏の食育関係NPO等を介して、モデル校を選定し、県内生産者団体による食材の供給
   A 学校側での食材受入の仕組みづくり及び「いわて食材給食」を実施
(2)食育パートナー派遣
   生産者や食品加工事業者、「食の匠」等の中から
食育パートナーを人選し、モデル校に派遣し、児童、保護者等との交流やいわての食文化の紹介などを実施。

(3)岩手の「みのり」体験
   @学校におけるポット栽培(米、野菜等)体験授業の技術的支援
   A夏休み収穫体験ツアーの実施(農業体験、岩手の食材試食、都市農村交流など)


3 モデル校
@ 文京区立明化小学校 A 世田谷区立北沢小学校 B杉並区立桃井第五小学校
C 杉並区立荻窪小学校 D 杉並区立高井戸第四小学校 E 港区立芝浦小学校


4 昨年度(平成17年度)の実績
 出前授業については、述べ14人の食育パートナー(ゲストテーチャー)をモデル校に派遣し、もみすりや精米体験、野菜やしいたけ栽培体験、郷土料理やサケの調理実習、わら細工づくりなど幅広いメニューで食育を支援した。
 モデル校への
食材供給は、63品目、82回にわたり実施
 学校側からは
接することの少ない食材生産者から直接、話が聞けて学習効果が高い」「食に対する見方が変わってきている」「給食の食べ残しが少なくなった」「嫌いなものも食べられるようになった」
などの声が寄せられている。


5 「いわて食材探検ツアー」
 今年度は、初めて、モデル校の児童が本県の食材産地を訪れて「いわて食材探検ツアー」として、様々な体験や交流を実施(7/30〜8/1 北沢小児童50名)。いわてと首都圏との双方向の交流へと発展している。