情報通信技術の進展は、時間距離の制約の克服と情報空間の創造という二つの面から、生活の利便性の向上、コミュニケーションや活動の広がり、産業の振興、さらには文化の創造など、新しい可能性を地域社会にもたらすものと期待されています。
こうしたなかで、岩手県では、21世紀の県土づくりにおいて、「情報」を「環境」、「ひと」とともに未来を切り拓いていくための鍵として位置づけ、グローバルな視野に立ちながら、それぞれの地域の知や個性、そこにしかない文化や資源を最大限に生かし、新しい文化や産業、価値の創造を可能にする情報通信ネットワーク上のコミュニティが県内各地から生まれ、「森」のように育っていくことをイメージした新しいネットワーク社会としての“情報の森づくり”を進めることとしております。
「いわて情報ハイウェイ」は、“情報の森づくり”を推進するための中核的な情報通信基盤として整備するものです。この基本計画は、「いわて情報ハイウェイ」構築の基本的考え方や具体的な活用方策、運用方法などを明らかにするため、「岩手県総合計画」(平成11年8月)、「イーハトーブ情報の森構想」(平成10年3月)及び「岩手県行政情報化推進計画」(平成9年2月)を基本とし、県内の学識経験者や関係者等を構成メンバーとする「いわて情報ハイウェイ基本計画検討委員会」や一般県民の皆さんからご意見をいただきながら策定いたしました。
今後は、この基本計画に基づき、医療・保健・福祉、防災、教育等公共サービスの向上、県民生活の利便性の向上を図るとともに、県内産業の振興や地域間交流の促進の面も広く視野に入れて、県民の皆さんにとって有益で使いやすい情報システムを構築し、“だれでも、いつでも、どこでも”容易に情報通信を利活用できる環境の実現に努めて参ります。