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| あじさいに彩られる参道。1000年の歴史を重ねた美しい寺 | |||||
| ■浄法寺町の名刹八葉山天台寺 岩手県北部、青森との県境に位置する浄法寺町の名刹八葉山天台寺は、奈良時代の神亀5年(728年)、行基菩薩が開山したと伝えられています。天台寺には、国指定重要文化財の聖観音立像をはじめ、数多くの工芸品が納められています。また、浄法寺町で採れる漆は、日本一の品質として有名ですが、この漆を使った浄法寺塗りは、天台寺の僧侶が京都から職人を招き、寺で使用する什器を作ったことが始まりとされています。 ■全国から参拝者が集まる例大祭 現在は東北最古の名刹と言われる天台寺ですが、以前は年月を重ねるごとに荒廃していく一方でした。「何とか復興したい」という地域の人々の想いから、昭和62年に京都より瀬戸内寂聴住職を招き、以来、町ぐるみで寺の保存復興が行われています。天台寺では、毎月1回寂聴住職の法話があり、5月と10月の例大祭では、境内に入りきらないほどの参拝者が全国から訪れます。青空の下、様々な話題を取り上げ平和の尊さを説く寂聴住職の法話を始め、神輿渡御、奉納神楽など、この土地で受け継がれてきた文化の一端に触れることができます。 ■花に彩られる寺 初夏、天台寺の参道には美しいあじさいが咲き誇ります。この時期にあわせ、地域住民が主体となり開催されるのが、天台寺あじさい祭り。毎年7月から8月の期間中は、天台寺周辺で野だてや俳句コンクールなど文化的な催しも開かれます。あじさいのほかにも、桜、桃、しゃくなげなどたくさんの花が咲き続き、山野草の宝庫としても有名。長い年月に渡り、多くの人々の信仰の拠り所となった天台寺は、今も訪れた人の目と心を癒してくれます。
10月の例大祭を訪れた。境内は全国から集まった人で座る場所もないほど。軽快な語り口の寂聴住職の法話に引き込まれたことはもちろんだが、緑に囲まれた境内、趣のある建造物、百体以上あるという小さなお地蔵様の豊かな表情・・・と、見どころはいっぱい。心も体も大満足のひと時だった。 |
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