「こども議員」名簿へ 『岩手こども議会』宣言へ 「こども議員」の提案へ
平成9年9月13日(土)、岩手県議会の本会議場において、岩手県内の小中学生28名の「こども議員」による「岩手こども議会」が開催されました。
増田寛也知事、那須川県議会議長、県執行部も出席し、「こども議員」からは「ドリームランドいわて『岩手こども議会』宣言」がされたほか、テーマごとの委員会からは、知事へ、21世紀への提案などがされました。その概要をお知らせします。
なお、この「岩手こども議会」は、地方自治法施行50周年記念行事として開催されたものです。
「こども議員」の在学する学校、学年、団体への所属などは、「岩手こども議会」が開催された平成9年9月時点のものです。
| こども議員氏名 | 性別 | 学校・学年(こども議会開催時点) |
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| やえがしりゅう 八重樫隆 |
男 | 花巻市立湯本中学校2年 | 花巻市立湯本中学校ホタル委員会 |
| とよたかなこ 豊田加奈子 |
女 | 千厩町立千厩小学校6年 | 千厩町立千厩小学校児童会 |
| にいかわまりお 新川真理王 |
男 | 大船渡市立盛小学校6年 | 旭塾(大船渡市立旭町公民館) |
| みうらひさぎ 三浦ひさぎ |
女 | 釜石市立小川小学校6年 | 釜石市立小川小学校児童会 |
| きくちけんじ 菊池賢司 |
男 | 宮守村立鱒沢小学校5年 | 鱒沢森林愛護少年団 |
| たぐちやすか 田口恭佳 |
女 | 二戸市立御返地小学校6年 | 二戸市御返地自然愛護少年団 |
| こども議員氏名 | 性別 | 学校・学年(こども議会開催時点) |
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| よしだてっぺい 吉田鉄平 |
男 | 盛岡市立中野小学校6年 | 中野小学校PTA柳下こども会 |
| ながねかずみ 長根一美 |
女 | 県立松園養護学校小学部6年 | 県立松園養護学校小学部 |
| しらいわさち 白岩早知 |
女 | 盛岡白百合学園中学校2年 | 盛岡白百合学園中学校点字部 |
| とみてまさとも 冨手裕大 |
男 | 花巻市立湯本中学校3年 | 花巻市立湯本中学校青少年赤十字団 |
| たけもとかよ 竹本佳世 |
女 | 一関市立一関小学校6年 | 一関市立一関小学校児童会執行部 |
| まついばたのぞむ 松井端望 |
男 | 宮古市立崎山小学校6年 | 宮古市立崎山小学校児童会 |
| こども議員氏名 | 性別 | 学校・学年(こども議会開催時点) |
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| すがわらたいき 菅原大樹 |
男 |
盛岡市立山岸小学校6年 | 盛岡市立山岸小学校 |
| たかはしいくみ 高橋育美 |
女 |
西根町立大更小学校6年 | 西根町立大更小学校児童会 |
| たかやしき しんご 高屋敷真悟 |
男 |
盛岡市立下小路中学校3年 | 盛岡市立下小路中学校全校生徒会執行部 |
| こんだいさく 昆大策 |
男 |
県立松園養護学校中学部3年 | 社会福祉法人岩手愛児会ことりさわ学園 |
| ちばあきら 千葉暁 |
男 |
水沢市立東水沢中学校3年 | 水沢市ジュニアリーダーズクラブ「JUMP」 |
| おのでらたくや 小野寺拓也 |
男 | 野田村立野田小学校6年 | 野田村立野田小学校児童会 |
| こども議員氏名 | 性別 | 学校・学年(こども議会開催時点) |
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| じょうじめぐみ 上路恵 |
女 | 葛巻町立葛巻小学校5年 | 岩手珠算学院 |
| たかはしみほこ 高橋美保子 |
女 | 北上市立黒沢尻東小学校6年 | 北上市立黒沢尻東小学校児童会 |
| きくちひさこ 菊池久子 |
女 | 北上市立黒沢尻北小学校6年 | 北上市立黒沢尻北小学校児童会 |
| たなかえいじ 田中栄治 |
男 | 大船渡市立第一中学校2年 | 社会福祉法人大洋会養護施設大洋学園 |
| おおむかいはるか 大向晴佳 |
女 | 遠野市立遠野北小学校5年 | 少年少女ふるさと発見探偵団 |
| こども議員氏名 | 性別 | 学校・学年(こども議会開催時点) |
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| ささきたいち 佐々木太一 |
男 | 盛岡市立米内中学校3年 | 盛岡市立米内中学校生徒会 |
| いとうともひこ 伊藤知彦 |
男 | 花巻市立若葉小学校6年 | 花巻市立若葉小学校 |
| たにふじかおり 谷藤歌織 |
女 | 花巻市立桜台小学校6年 | 花巻市立桜台小学校6年児童会 |
| やまざきいくみ 山崎伊久美 |
女 | 山田町立織笠小学校6年 | 織笠海づくり少年団 |
| もりたなな 守田奈々 |
女 | 岩泉町立小川中学校2年 | 岩泉町立小川中学校 |
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| 知事 副知事 出納長 総務部長 企画振興部長 生活環境部長 保健福祉部長 林業水産部長 教育長 警察本部長 医療局長 企業局長 県議会議長 県議会事務局長 |
増田 寛也 千葉 浩一 高橋 洋介 大隅 英喜 武居 丈二 吉田 敏彦 緒方 剛 中村 陽兒 細谷 正勝 池田 克彦 渡辺 勲 佐藤 克郎 那須川 健一 村上 勝治 |
| ドリームランドいわて「岩手こども議会」宣言 |
| 1 自然と環境 私たちは、緑豊かで自然に恵まれた素晴らしい岩手の環境の中で暮らしていますが、水質問題、ゴミ問題など、環境の破壊、汚染が進みつつあります。私たち一人一人ができる身の回りの取り組みからはじめて、美しい岩手の自然と環境を守っていきます。 2 お年寄りや体の不自由な人たちとのふれあい お年寄りや体の不自由な人たちとふれあい、お互いに心を通わせ、だれもが不自由を感じることなく共に暮らすことのできる社会づくりをめざします。 3 暮らしと地域 明るい雰囲気で暮らせる地域にするため、そして、ふだんの暮らしで必要なボランティアや災害の時の助け合いにもつながるよう、地域の人たちと世代をこえて知り合い、交流を深めます。 4 学校・友だち 学校と友だちについては、私たちにとって一番身近な問題です。友だちとはもちろん、地域の人たちともあいさつを交わし、明るく楽しい学校づくりに取り組みます。また、グループ活動など、いろいろな活動を工夫して、友だちの輪を広げ、たくさんの人との交流を深めます。 5 ふるさと・まちづくり 私たちは、サケが上る川や木の実が食べられる森、歴史あるお祭りや伝統的な行事に誇りをもっています。これからも、住んでいる人が気持ちよく生活を送れるよう、美しい自然を守りながら、開発と伝統をともに大切にするふるさと・まちづくりをめざします。そして、いろいろな地域、いろいろな人たちとの交流を深めます。 ここで宣言したことは、私たち一人一人が取り組んでいかなければならないことです。しかし、私たちの努力だけで達成できないことは、県や市町村の政治や行政の取り組みがあってはじめて実行できるものです。また、反対に、県や市町村で決めて実行しようとしても、私たち自身が取り組んでいかなければ、それは達成できません。 私たちがこれから生きていく21世紀の岩手を住みよい郷土にし、世界に誇れる「ドリームランドいわて」とするためには、私たち自身とさらに県、市町村が協力して取り組んでこそ可能となるものです。みんなで力を合わせ、素晴らしい岩手をつくっていきましょう。 平成9年9月13日 |
1自然と環境
(自然と環境委員会から)
○川をこれ以上汚さないため、廃油を使った「安心石けん」づくりを行い、各家庭で使用したり、キッチンの三角コーナーの水切り専用袋を使用する運動などを、もっと全体的な運動にして、水質保全活動の輪を広げ、きれいな川を守っていきたい。
○みんながゴミを減らすよう努力するとともに、リサイクル意識を強く持つことが必要だ。
・ペットボトルを必要以上に作らず、再利用できるビンをもっと使用する。
・生ゴミを減らすため、各家庭で手軽に有機肥料を作れる「生ゴミ処理器」を安く買えるようにして、各家庭に使用を義務付けてほしい。
・たばこなどゴミのポイ捨てをする人から、罰金をとるべきだ。
(各委員から)
○大気汚染を防ぐ取り組みをしてほしい。
・低公害車の奨励や、排気ガス制度を厳しくして、自動車からの二酸化炭素などによる汚染を防ぐ。
・工事による煙やガス、特に夜間の様子を詳しく調べる。
・太陽光や風力発電、地熱等の研究をもっと行い、安全なエネルギーを気軽に使えるようにする。
○大船渡湾をきれいにする活動の輪を広げたい。外国の船がこれから多く入ってくるので、もっときれいにして迎えたい。
○市町村でも、生ゴミの分別回収を行ったり、EM菌を使った堆肥作りや水の浄化に取り組んだらどうか。また、ダイオキシンが発生しないように、各市町村の焼却炉を溶融炉に切り換えるよう提案する。
○山にも、空き缶、空きビン、空の袋が投げ捨てられている。誰かが拾い集めなければきれいにならない。ゴミの持ち帰り運動を提案する。
○山を育てることに関係した仕事の人が少ないと思う。もっと多くの人に、森林について考えてほしい。
○ダイレクトメール、カタログ、新聞の折り込みなど、資源、森林の無駄遣い、ゴミのもとになっているものがたくさんあるので、自然を守っていくためにも、何か規制が必要だと思う。
○観光地でも、空き缶がゴミ箱からあふれて転がっていたり、案内板などに落書きしてあるのを見たことがある。注意を呼びかけるとともに、それぞれの地区で、ゴミ拾いや美化活動に取り組んでほしい。
2お年寄りや体の不自由な人たちとのふれあい
(お年寄りや体の不自由な人たちとのふれあい委員会から)
○みんなが、お年寄りや体の不自由な人たちとふれあえる場所や機会がもっとあって、普段の生活の中で意識することなく自然にふれあえるようになればいい。
○お年寄りや体の不自由な人たちが町に出ても、不自由に感じることがない町をつくってほし
い。そのために、今まで住みつづけた町でこれからも暮らしていけるよう手伝いをしてくれる人や、気軽に集まれる施設が増えればいい。
○私たちはふれあいを通して、大きなことを学んできた。これからも、お年寄りや体の不自由な人たちとの交流や地域活動に参加していきたいし、また、今まで活動してこなかった人たちが、もっと気軽に楽しみながら参加できるようになればいい。
(各委員から)
○田植えを教えてもらったり、ゲートボールを一緒にやるなど、お年寄りとの交流の場を多くもった方がいいと思う。
○さんさ踊りのとき、体の不自由な人がたいへんそうに道を通っていたが、周りに助ける人がいなかった。会社やボランティアで不自由な人とふれあったり、普通の学校で、盲学校などと交流会をもっとすれば、不自由な人たちのことを助けたり、わかってあげたりできると思う。
○障害者の人と町で会っても、接し方があまりわからず、とまどってしまう。障害者の方々への理解と関心を得やすくするため、簡単なスポーツなど、障害者の方と共にする機会を増やしてほしい。
○次のようなことをすることにより、たくさんの人たちがいろいろな情報を得ることができるし、点字や手話を覚えたり、障害者の方への壁をなくし、ふれあいを増やせると思う。
・年に1回、地域の独り暮らしのお年寄りを訪問することを、学校の行事に取り入れる。
・ボランティアセンターをつくり、ボランティアをしてほしい人もしてみたい人も気軽に利用できるようにするとともに、点字や手話の講習や、普通のワープロで簡単に点字が打てる点訳ソフトの貸出しなどをする。
○目の見えない人の学校は、盛岡にしかない。学校の近くに、小さくてもいいから不自由な人の学校があって、週に一度ぐらい、私たちと一緒に勉強やふれあいの場があれば、たくさんの友だちができていいと思う。
3暮らしと地域
(暮らしと地域委員会から)
○明るい雰囲気の中で、みんなが互いにあいさつを自然に交わしあえるような地域にするため地域内の人たちと知り合い、交流する必要がある。
○身近なところで、お年寄りと交流することにより、私たちの知らないことや地域の文化や伝統芸能などを教わり、それを受け継いでいくことができると思う。
○お互いを知ることで、地域の中でどのような人がどのようなことを必要としているか分かることができ、暮らしの中で困っている人が必要とするボランティアや、万が一災害が起きた場合の地域の中での助け合いができるようになると思う。
○地域をこえた交流を行うことで、私たちの暮らす岩手県の良さをほかの地域の人に知ってもらうだけでなく、その良さを誇れるようになると思う。
○同じ地域で暮らしているたくさんの人たちとの交流を深め、また、地域をこえた人たちとの交流を積極的に行うことで、私達の暮らす地域を今よりもっとよく知って、明るいものにしていきたい。
(各委員から)
○沿岸地区や山間地区との人たちとのホームスティなど、違った地域に住む人たちのことを知る機会があればいい。
○職場に一日入門し、いろいろな仕事を体験し、地区の人たちと交流を深めたり、外国の人に岩手に来てもらい、遊んだり話したりして、通じあいながら交流をもてればいい。
○ゴミ拾いをしたり、駅のホームにプランターを置いて花に水をやったり、お年寄りの方々と交流したりするようなことを各学校で実行すれば、岩手がよりきれいに住みよくなると思う。
○老人ホームなどを訪問することにより、お年寄りとの深い交流、年代差をこえた交流を行うことができると思う。また、お年寄りだけでなく、何らかの形で交流することにより、明るい地域をつくることができると思う。
○交流は、周りとの協調性が高められ、互いに助け合う心が養われるので、必要だと思う。
○現地に泊まりながら交流を行えば、より一層、相手への理解、そして友情が高まり、今まで以上に良い交流ができると思う。
○他の県の助け合いをすることで、交流を深め、これからもそのようなボランティア活動を続ければ、いろんな県の人と協力しあえるようになると思う。
○災害に対するボランティアや援助方法についての情報がもっとわかりやすい仕組みがあれば、助け合いの心がさらに広まると思う。
4学校・友だち
(学校・友だち委員会から)
○あいさつをきちんとすることにより、1日を明るくスタートでき、その日をすがすがしい気持ちで過ごせると思うし、知らない人でもあいさつをすることにより、知り合いになることができると思う。
○交流活動を活発に行うことにより、学校はもっと楽しくなると思う。
・他の学校を見学し、一緒に料理会やゲームをする。
・スポーツ大会のときに昼食を一緒に作って食べたり、遠足に一緒に行く。
・地区でグループを作り、キャンプに行ったり、お年寄りとそば作りなどをする。
・学校同士を、インターネットで結ぶ。
(各委員から)
○どうして「いじめ」が起きるかというと、交流が足りないからだと思う。それに、まわりの人も、「いじめ」を見て見ぬふりをしていることが多い。
これからは、交流を今まで以上に大切にしていきたい。
○いつも楽しく明るく学校に行くためには、次の3つが大切だと思う。
・誰にでも気持ちのよいあいさつをして、いろいろな人と話をしてみる。
・互いに困っているときは助け合う。
・人の気にさわることは、絶対に言わない。
○高校の学区外受験は、地元の人より何%か高い点をとらなければならないと聞いているが、こういう制度をやめて、学区外からも、地元の人たちと同じ点数で入れるようにしてほしい。
○学校の枠を外した友だち、学年の違う友だちを作ることが大切だと思うので、「ふるさと発見探偵団」のようなものを続けてほしい。交流を深めることにより、今まで話をしたことのない人と話ができるようになったり、思いやりの心、協力する心を持つことができるようになり、いじめ問題も起こらないと思う。
5ふるさと・まちづくり
(ふるさと・まちづくり委員会から)
○次のような問題を解決することにより、私たちの町は、もっと住みよいものになると思う。
・サケが上る川も、生活排水が流れ込み、汚染されて、サケの遡上が危ぶまれているところがある。
・道路などは、歩道の段差が大きすぎたりするなど、お年寄りや体の不自由な人たちのことを考えたものになっていない。
・病院が近くになく、急病のときに手当てまでに相当時間がかかるという心配がある。
・自然があっても、遊べる公園がまだまだ少ない。
・学校への通学路に街灯がなく、帰るときに困っている生徒がいる。
・お祭りや良い伝統を伝えていく人がいなくなる。
・繁華街での治安が悪くなりつつある。
○住んでいる人が気持ち良く生活が送れるよう、美しい自然を守りながら、開発と伝統をともに大切にするふるさと・まちづくりを目指していきたい。
(各委員から)
○花巻市に、誰でも気軽に入れる天文台をつくってほしい。
○宮沢賢治、花巻祭りなどの歴史や伝統は、昔の人たちから私たちに、私たちから未来へと伝えていかなければならない。私たちの地域のことをもっと学び、次の時代に伝えていきたい。
○いろいろな交流の機会はあるが、都合で参加できない人が多い。県内をインターネットで結べば、交流を深められると思うし、いろいろな情報を得られると思う。