岩手山が噴火すると・・・



 噴 石


 火口から噴き上げられた高温の岩片は、火口の周辺に落下します。噴石に当たると、生物は死傷し、建物は破壊され、また、山林の火災にも発展しかねません。


 火砕流


 火砕流は高温の噴出物が沢沿いなどを高速で流れ下る現象です。低地で沢が浅くなると広い範囲に広がることもあります。高温で破壊力が大きいため、全ての建物、動植物に破滅的な被害を与えるきわめて危険な現象です。


 火砕サージ
 (爆風)


 火砕サージは土砂混じりの爆風で、小高い丘の上にもはい上がってきます。高速で流走し、樹木や家屋をなぎ倒す危険な現象です。


 融雪による
 火山泥流


 積雪時に火砕流が発生すると雪が融けて、火山泥流が発生することがあります。火山泥流は流下途中の雪や土砂を取り込み、下流側に広範囲に氾濫します。

図



図

 火山灰などの降下


 火口から噴き上げられた火山灰・スコリア(黒い軽石のようなもの)は上空の風にのって運ばれてきます。大規模な噴火で上空が噴煙に覆われると、昼間でも夕暮れのように暗くなります。火山灰を吸い込むと人間の健康にも影響を及ぼします。火山灰が降り積もった地域では、スリップによる事故が多発したり、農作物への影響など広範囲に被害が発生します。また多量に火山灰が堆積すると、その重みで建物が倒壊する恐れがあります。雨が降ると水を吸って、さらに重くなります。


 土石流


 土石流は火山灰が降り積もったところで、降雨により発生します。火山灰がたくさん堆積した箇所の下流で発生の危険性があります。特に沢沿いや低い場所は危険です。


 溶岩流


 溶岩流が到達すると、田畑・家屋などの財産は、焼かれ、また厚い岩石の下に埋没されてしまいます。


 岩屑なだれ(山くずれ)


 噴火や地震が引き金となって、山体が大規模に崩壊して発生する現象です。発生の可能性が低いので、火山防災マップには過去の事例を掲載しています。


もどる