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草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成20年4月8日)

ID番号 N11743 更新日 平成26年1月17日

訪問団体名:高屋敷町内会(一戸町)
日時:平成20年4月8日(火曜日)15時00分から19時00分
場所:高屋敷町内会集会所

開会

佐々木局長
県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催いたします。
本日は、私どもの訪問を快くお受けいただきまして大変ありがとうございます。また、県会議員の五日市先生にも大変ご苦労さまでございます。ありがとうございます。
私は、今日司会を務めさせていただきます二戸地方振興局長の佐々木でございます。よろしくお願いします。この4月から務めることになりましたので、よろしくお願いします。

知事あいさつ

佐々木局長
では、知事から一言よろしくお願いいたします。

達増知事
皆さん、こんにちは。先ころ小鳥谷バイパスの開通で小鳥谷のほうまで参りまして、まだ大分寒かったのですけれども、何ぼか暖かくなってきたころだと思いますが、小鳥谷全体も地域の活動が大変盛んで有名なわけでありますけれども、その中でもこちら高屋敷地域の活動が本当に活発で、県の事業であります「元気なコミュニティ100選」にも選ばれて、県のほうでも町内会、自治会、いわゆるコミュニティと最近は言っているのですけれども、そういったところが元気がないと岩手全体元気がないし、またいろいろグローバル化とか難しいご時世ではあるのですけれども、まずコミュニティがうまくいっていれば何とか岩手全体もいくであろうということで、県としてもこの草の根の地域にしっかり目を向けていこうということで、こういう事業を始めているところであります。
今日は、「元気のあるコミュニティ100選」にも選ばれた高屋敷の活動について教えていただきまして、ぜひぜひ県全体の政策の参考にもしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

佐々木局長
ありがとうございました。本日の出席者については、もちろん地域の方々でございますので、皆さんご存じかと思います。
それから、3枚目に入るのかな、名簿がついておりますので、こちらをごらんください。今日の出席者でございます。

懇談

佐々木局長
それでは早速、時間もなくなりますので、会長さんのほうから地域の活動内容等についてご紹介いただければと思いますので、よろしくお願いします。

達増知事
いいにおいがして……。

団体員
どうぞ膝を崩していただきながら。知事さん、どうぞ、焼きたてです。

達増知事
ちょうどおなかが減っていた時間でもあり、聞きながら。

団体員
どうぞ、どうぞ食べながら聞いてください。

佐々木局長
皆さんも食べながらひとつお願いします。

団体員
達増知事、ようこそ町内会へお越しいただきました。ありがとうございます。先日の小鳥谷バイパスのときに引き続いて二度の小鳥谷入りということで、我々村の面々感謝しております。御礼申し上げたいと思います。
それでは、お渡ししてある、綴ってある部分の「達増知事 ようこそ高屋敷町内会へ!」というふうな部分で私どもの活動の概要をご紹介申し上げたいというふうに思います。
ここに書いておりました、私どもの位置は4号線より西に入ったところです。そういう中で、今現在42世帯、42の家がございます。ただし、3戸だか4戸が空き家でございます。盆とか正月には来ているということがございますけれども、130名の人口でございます。その4割が65歳を超えた部分がございます。まだ半分に至っていないというところがまだいいかなというふうに見ております。町内会として発足して丸3年になりました。この間、町内会の総会を一月ほど前に行いましたけれども、その中でまた現役員がもう一回やれということになりまして、あと3年やるべということで今やっている中身でございます。
一番目にお話ししていただく方がこれまでずっと村のリーダー役としてやってきていただいたのですが、そろそろおまえたちがやれやというふうな中で引き継いだのをきっかけに町内会という組織をつくったという中身でございます。
後にこれまでやった行事等についてお話ししますけれども、私の考え、私どもの集落、皆さんも同じだと思うのですけれども、あくまでこれまで先人から、昔の年寄りから引き継がれてきたものを無くしたくないなと、何とか続けたいなと、この「続ける」言葉を合い言葉に頑張っています。そして、昔からこの村でもいろんな農作業をする中ではお金、金銭のやりとりの部分ではなくて、手伝ってもらったら手伝い返すという「結いの精神」をもって持っていきたいということであります。
それから、2つ目の町内会の取り組みの部分でございますが、ここに書いたように、よそでは防災組織を作りなさいというふうな指導も、私どもも役場等からは言われてはおりますけれども、もう少しみんなで話し合いしながらいろんなことをやってからにしようかと、また地域に42世帯の中に消防団がありますので、もう少し考えながら進めようというふうな中で、自分たちで炊き出しなり、連絡・通報なりの訓練を年に一度「二百十日」といいますか、防災の日の前後にやっているということがございます。
あと2番目に書きました財源の確保なのですが、今現在町内会の会費は各戸から1,000円いただいております。4万円足らずの予算では到底できないというふうな部分もございますけれども、納税組合等の協力もいただきながら、去年始めたのは中国の景気なのか、日本の景気なのかわからないけれども、鉄くずが非常にいい値段だと、キロ10円するということで集めましたところ、10万円分去年は集まりました。かなりの予算に使わせていただいたということで、今年もその辺にがらくたを集めております。ただ、この鉄も家に無くなってくれば、また新たな部分を見つけ出していかなくてはならないなと考えています。
交流事業については、新年会、花見、総会というふうなことでお目通しをお願いしていただきたいなと思います。
私は従前農協に30年勤めておりました。当時の組合長に言われたのが、「人が集まったら酒を飲め」というふうなことを言われました。村に入って座談会やりながらも仕事で酒を飲みました。当時言っていた言葉に、今も使っている方もございますが、「飲ミュニケーション」飲みながら語り明かそうよと。そして、その中から一歩前進しようというふうなことで、知事は気づいたかどうかわかりませんが、さっき上ってきた階段の下にはそれなりの証拠が残っております。
あと集落の部分で奥州街道のことがございます。ここにも書いてありますとおり、ここの(1)の下のほうです。太い文字で「高屋敷 家三拾二軒」とあります。当時はこのように32軒、それがその前後に笹目子トンネルの方向、川底に2軒ありますし、若子内というところに2軒というふうな部分でいくと、昔より何軒か増えているというふうなことですね。そして、この下が私大好きなところなのですが、「此村梨を産す」と書いてあります。果物の梨です。今現在はありませんが、私が少し作っているくらいなのですけれども、昔我々小さいころはどこの家にも家の前に梨の木が一本あったものなのです。これからそういうふうなものにも遊び心の中で取り組んでいきたいと考えております。
奥州街道は、4号線から離れている部分がございましたので、昔のまま残っております。これを何とか整備していきたいものだというふうに考えております。
それから、2ページは村の行事、今年の総会の資料をそのまま載せました。よその村と違う部分は、この地域には結構あります。一番上に「みずのえたつ火祭り」とかというふうに書いたり、3つ目あたりに「三月三日」御神酒挙げというふうに書いておりますが、村人が集まって神様を拝みながら酒を飲み交わすというふうなものが現在4つの行事が、「二百十日」の行事まで残ってございます。そのほかにも6月、7月ですか、虫祭りとか、地蔵祭りというのも従前はあったのですが、農業で生きてきた村だったものですから、夏の間は遠慮しようということで、現在はやられていない。現在農業をしている人間も本当に少なくなりました。何とかこれも復活していきたいなと考えております。
特に2つ目の事業のところに簡単に書いておりますが、今年は井戸の修復1つ、それから奥州街道の道路復旧ですね、これは役場事業の関係もございまして、今年はそういうふうなものに取り組んでいきたいなというふうに考えてございます。
それから、3つ目は井戸、こういうふうな井戸をこういうふうに変えましたよということで3ページ目に書いてございます。これは3カ所の井戸を合作してこのように造りました。背景が全く違います。1番目のところは、こんなふうにつぶれているような格好ですが、これは今年これから新たにやろうという井戸です。こういう状況で今は崩れたままとなっております。
そういう中で、こういうふうな事業をやっていきたいなと、先ほども知事さんにはご説明申し上げましたけれども、みんなで山に入って木を切り出してみんなで木の皮をむいて造った中身でございます。
それから、4ページ目は、中井戸の修復ということで、最初に見ていただきました井戸の関係です。こういうふうな昔からの由来がございますというふうなことで、今現在は、最初に見ていただいた中井戸については、生活用水としては使ってはおりません。この村は、いざというときの火災の消防用水として使えるだろうということで取り口等をつけているというふうな中身でございます。
それから、昔はここには結構それぞれの家が屋号で言われている部分がございます。最初に見てもらった井戸の奥の家は「しゅくさ場」といいます。「しゅくさ」というのは干した草と書くのだそうです。その昔ここには馬継場があったようです、奥州の時代は。ここで馬に草を食わせ、そして荷物を乗りかえる、馬をかえる、若干そのような宿もあったと聞いております。そういうふうな部分を何とか井戸を残しながら、そういうふうな条件を残していきたいということでございます。
それから、次のページ、5ページでありますが、これも知事さんに先ほどお話しをいただきましたけれども、途中で道路拡張した部分がありました。トラックも重機も地元の建設屋さんから自分たちで借りてきて運転してというふうなことで、砂利については役場さんからIGRの払い下げをいただきながら、自分たちでガードレールもこういうふうに取りつけをしました。こういうふうなものもやりながら自分たちの環境をつくっていきたいというふうに思っています。
それから、6ページ目、7ページ目は、これは「御神酒挙げ」の絡みを書いております。6ページ目は、これは旧暦の2月15日で、1年間の中で亡くなられた方々の「神仏供養」というふうな形で、このように円の座敷を作って、この中を、上に書いてあるカネの上が大きい数珠になっております。それに大きな頭がついてあるのですが、これを回しながら念仏回向文を読みながら約1時間ぐらいかかって、念仏を上げながら新しい仏さんたちを供養するという行事も残ってございます。
それから、3月3日、世間一般には「ひな祭り」ですが、私どもは農業で生きてきた村で、ここにも若干書いておりますけれども、3月の節句が終われば野山に出かけるということで火防なり、無病息災を祈ったりと、村には27の神様があります。今回はできるだけ立派なものを紹介しました。このような神様を、現在も拝みながらこの集会所に集まってみんなで酒を交わしながら、これからの村の行事とか、決まり事を進めていくというところです。

達増知事
随分たくさん神様がいらっしゃるのですね。

団体員
そうですね。私の調査不足で「?」というのが何カ所かあるのですが、これはそのうちしっかり調査したいと思います。
それから、8ページ目でありますが、これは奥州街道の部分もございまして、これは一里塚の写真でございます。左右両方に一里塚が残っているというのは結構珍しいのだそうでありますが、この写真で見る限り非常にいい格好だなというふうには見えるのですが、行くまでの道路が非常にひどい状態です。これから村の皆さんの協力をいただきながら整理もしていきたいなというふうに思っております。
下は今年1月2日に子供たちが神楽を舞いながら村を門打ちして歩いた風景でございますし、また集落を明るくしようということで、街灯も東北電力等の協力をいただきながら増設させていただいたというふうな部分でございます。
あともう一つのサクランボの写真は、私が夢物語で知事と一緒にここでこういう席を設けて話している夢を見たものですから、載せました。あと3カ月後であればサクランボ園での懇談になったのではと思い、写真を載せていただきました。村そのものは老齢化に向かってはいるのですが、今現在、私は村の人たちに支えられて仕事をさせていただいております。冒頭もお話ししたように「続ける」ということ、そして少しのチャレンジをしながら前に進めていきたいと思いますので、今後ともご指導方よろしくお願い申し上げたいと思います。
以上です。

佐々木局長
ありがとうございました。
それでは、これから自由に意見交換をしたいと思いますので、順番に自己紹介を兼ねながら少しご発言をお願います。
最初に、集会所運営班長さん。これまでのリーダーだったというお話もありましたけれども、どうですか、変わりましたか、大分。

団体員
変わって、今の時代にあったやり方になりました。
それで、聞いた話なのですけれども、ここの奥州街道の一般の利用がなくなったのが明治22年から23年にかけて東北本線が開通した頃、そして国道4号線も開通しました。ちょうどここがあの橋から600mあります。あそこの今車で登ってきた勾配がきつくて、冬期間は大変四駆でなければ上がれない状態の道路でございました。今は四駆の車だから冬期間も上がっております。そういう状態で、どうも国道4号線のこっちを一般の人たちが利用しないようになって、4号線のほうまでまだ混雑するところのバイパスを通って歩くようになって、ここはまず日常そのままの道路でちょうどここから小鳥谷のあそこの交差点、今のところと交差するまで2キロちょっとあります。駅までは3キロ。私らは、歩いて回りました。若いころならば30分、今ならば1時間かかっても行けない状態になっています。バスは通らない。だから、他のほうは一戸町のあれだけれども、患者輸送車とかそういうのが週に2回とか何ぼか。ここは下までおりるといったって、歩いて年寄りの人たちが歩くとなればかなり時間もかかります。あとは勾配がきついために大変苦労しながら、私も歩けない年齢に近くになっておりますので、その点大変困っております。どうも生まれたのがここの昔からの村でございますので、どこにも行けない状態です。その点、年をとって心配しております。週に1回でも2回でも、病院に行く人たちもタクシー使えば片道2キロちょっと超えますから1,100円かかります。  往復であれば2,000円です。あと医療費、そういうのを払ったらば…。それで若い人たちは車で行っているけれども、年寄りの人たちは、若い人たちはほとんど勤めに出てしまって、車で通っていなくなる。ほとんど立往生です。いい考えあったらコメントをよろしくお願いします。

佐々木局長
そういう話はあちこちでも聞いていましたので、なかなか病院に行くにもバスもだんだんなくなってきましたからね。

団体員
結局4号線は使えるの。距離にしたって600メーターです。そういうことでございます。ひとつよろしくお願いします。

佐々木局長
次、婦人会の方、よろしくお願いいたします。

団体員
私は高屋敷に嫁いで14年になります。嫁いですぐ婦人会に入り、次のような活動に参加しております。ひとり暮らしの方へのボランティア活動、集会所の清掃活動、町婦協各行事での踊り、地域の年配の方を講師としての郷土料理講習会、このような活動を通して地域の方々と接することができております。忙しい中でも参加することによって得られものがたくさんあります。ともに協力し合うことの大切さを知り、これからも積極的に取り組んでいこうと思っております。
また、私には小学2年生の娘がおります。娘は4人の登校班で約3キロの奥州街道を40分ほどかけて毎朝登校しております。私は、14年間車でしか通ったことのない道でしたので、昨年半年間子供たちとともに歩いてみました。3キロの砂利道と暑い夏の上り坂、寒い冬のツルツルな下り坂、歩かなければ知ることができないことでした。たくましく歩く子供たちの背中を見て、頑張れと心から応援し、見守っていきたいと感じました。娘にも地域活動を通していろいろな体験をさせ、共感できたらと思っております。

佐々木局長
ありがとうございました。学校には4号線を下っていくのではなくてこっちへ行くのですか。

団体員
昔からの通学道路が、こっちは昔の国道ですから。おらほの人たちは4号線を新道と言うから。

佐々木局長
そうですか、こっちが国道で、あっちが新道なわけですね。バイパスができたようなものなのだものね、昔から見ればね。こっち行った方がやっぱり安全だということもあるのですか。

団体員
その話なのですが、どっちが安全か。山から来るものが危険か、あっちからの車が危険かというその話をするのですけれども、どっちがどっちというのはまだ。

団体員
クマも出ればシカも出るわけですから。

団体員
動物はいいのだけれども、今の世の中人様が一番怖い時代で、ランドセルにブザーつけるような時代になっていますからね、そういうふうなのもやっぱりいろいろと考えていかなければならない。
さっき会長さんが言ったように街灯つけたり、道路をできるだけ明るくして、そういう活動をしています。

佐々木局長
次、行政連絡員の方、よろしくお願いいたします。

団体員
原稿を読ませていただきます。この高屋敷の集落は高齢の人の割合が高く、日中は若い人が働きに行きますので、見かけるのはお年寄りが多い状況です。お年寄りの中には、体が弱くなり、病院に通わなければならない人、若い人がいないため自分で買い物に行かなければならない人もいます。自分で歩いて出かける人もいますが、タクシーを使わなければならない人もおり、交通の便に不便を感じている人たちもいます。国道沿いの集落ですと、町民バスも通っていますが、この集落には通っていませんので、病院に通院する人、また買い物に行く人が利用できる輸送バスの運行があれば、お年寄りにとって大変助かると思っています。また、集落を巡回しますと、耕作ができなくなった畑が多くなってきました。この畑の活用として考えていることは、桜の木を植えてはどうかと思っています。桜を見ながらの、この高屋敷からの眺めはすばらしいものと思いますし、国道からこの高台が桜に包まれている風景もすばらしいものと思います。このような憩いの場を借りて遊休の土地を利用してつくることができればと思っているところです。

団体員
この方一人で荒れている畑の木とかなりを倒して、今その準備しております、一人で。おれは自分が死ぬ前に花見山をつくりたいと、そういうことで。では、村でやろうよということで今話していました。

佐々木局長
山ではなくて……

団体員
もともと畑です、立派な。

佐々木局長
耕作放棄した、やつ。

団体員
奥州街道の。

佐々木局長
道路沿いの。

団体員
ええ、道路沿いのです。

達増知事
やっぱり農業は縮小しているわけですね。

団体員
ええ、そうです。

佐々木局長
次に、防災班長さん、お願いいたします。

団体員
私は、防災班長として、さっき会長さんからも幾らか説明がありましたけれども、「二百十日」のこの部落の行事ですと防災訓練をやっています。私自身も消防団に入って31年で、ことし3月まで消防団員を続けていましたけれども、3月いっぱいで退団しまして、これからは地域のために、防災班のために、今までの消防団の経験を生かした中でやっていきたいと思っております。
ご存じのとおり、どこの市町村の消防団でも人材不足で団員になる若い人たちはほとんどいないような形なのです。この地域も下に2部落あるのですけれども、そこの中に1つずつ部があるのですけれども、それも行く行く統合せざるを得ないような状態になっていますので、まずその団を相手にしないで、この部落で自治消防というような形でつくっていけるようになんとかしたいなと思って頑張っているところです。
また、私さっき知事さんが到着したときに送りました神楽のほうもここの会長とまた一戸町の神楽というか、郷土芸能の協議会の会長も今任されてやっています。岩手県内のいろんな郷土芸能、神楽とか団体があるのですけれども、やっぱり伝承する子供たちが少子化でいなくなっています。よその県指定、国指定のいろんな団体さんを県の方から紹介して頂き、どのような状態で残していっているものか、知事さんというか、振興局さんでもどうかそのあたりの対策を教えていただきければと思います。今幾らかでも子供たちに習っていただいて、できれば様子をここではなく、町内だけではなく、県のどこか発表するようなところにまで出ていけるような形に団体を残していきたいなと思っていますので、何かひとついいお考えありましたらひとつよろしくお願いします。

達増知事
消防団はほかの部落と一緒に一つの部なのですか。

団体員
いや、ここはここだけです。

達増知事
ここだけの部にはなっているのですね。

団体員
団員の定員があるのですけれども、定員に満たない、今まで私は全部の分団長をやっているのですけれども、まずそういう形でしたので、行く行くは一つのものにしていかなければいけないのではないかなと思っています。
ここは水問題があって、今知事さんから見ていただいた井戸を利用していました。今はこれを防火水槽がわりに、そこも自分たちの力でそういうふうなのを作ったのですが、自分たちでも一昨日のああいう大きい火災になっても幾らかでも村は守りたいと思ってみんなで力を合わせて頑張っているところです。

佐々木局長
では、次に美化班長さんお願いします。

団体員
美化班の活動内容ですが、雪解け後、この前の日曜日にやった道路清掃、6月に行っている男性が道路の草刈り、女性が川の掃除、8月のお盆前の日曜日に行っている道路普請と、この3回が主な活動になっております。いずれもほぼ全戸参加のもとで協力して行われております。8月の道路普請でありますが、この町内会が発足する前から行ってきた行事でもあり、道路普請、道普請、街路普請と、私も子供のときから耳にしてきた言葉です。
あと私は神楽にも参加しており、小、中、高校生と交流する場があります。その中で感じることは、まず自分の顔と名前を覚えてもらい、子供たちと一緒に息を切らしながら遊び、またときには厳しくしかったりする関係があります。この会がなければ幾ら近所に暮らしていても名前すら覚えてもらうこともないだろうと思います。上は80歳以上、下は私の娘7歳を含む3世代が交流する場であり、その中で子供たちが神楽以外にも学ぶことは多くあろうかと思います。子供たちが何人でも高屋敷に残って神楽を伝承し、酒を酌み交わせる日のことを願っております。
以上です。

佐々木局長
ありがとうございました。
次に、副会長さんお願いします。

団体員
今日、街灯を担当しております班長がおりませんので、私は最初に街灯の管理についてお話しさせていただきます。
この集落におよそ30カ所の街灯がついていますけれども、先ほどお話しのありましたようにここから小鳥谷に行く山道のようなところには街灯が大変少なかったです。しかし、そこは小学生、中学生、そして車を運転していない人たちがいつも通う道で、夕方夜間などと明かりのないところを非常に不安な思いをしながら帰ってきていました。19年度は東北電力の協力をいただき、3カ所街灯を増やしたので、それで幾らか明かりを頼りにして帰ってくることができるようになったと思っております。
街灯管理につきまして1つ課題があります。それは木の電柱を使っていて、それがだんだん、だんだん朽ちてまいりまして交換が必要になってきました。ところが、金属の耐久性にすぐれた電柱は価格も高いですし、東北電力や電話会社で保管しておりますものも一般の人が使うにはなかなか事情等があり使えないようです。そういうものにつきまして町などが間に入って、町内会で街灯を管理する際の電柱として、それを再び利用する仕組みができれば大変町内会としては助かるな思っておりました。
副会長としましてもう一点でございます。この高屋敷にも街道を歩くブームというのがあり、そして時々ですけれど、東京方面の人たちが団体でこの奥州街道をたどりながら歩くということで来ていました。そういった意味で、先ほどから話しに出ている一里塚などの歴史的な遺跡を見られるように道路の環境整備をしたり、歩きやすい、そしてまた記憶に残るような村ということでこれから取り組んでいきたいと思っております。
以上でございます。

団体員
知事さん、一番端の写真をちょっとごらんいただけますか。さっきの井戸のところにナップサック背負った旅人なのです。それを企画したツアー会社の旗なのです。

達増知事
クラブツーリズムですね。

団体員
はい。何かそういう人たちがたまに歩いているのです。

佐々木局長
よくテレビでもやっていますよね、昔の隧道(トンネル)を訪ねてみたいな、旧国道とかなんか出ていましたね。今から60歳で定年退職した人たちが結構やってくるかなと思います。

団体員
お話し聞きますと、盛岡まで来て、盛岡で本拠地を置いて、例えばバスで御堂とか小繋とかその辺まで来てそこから歩き始めて、二戸まで行ったらまたバスが迎えに来て、そして盛岡のホテルに帰って泊まるというようなことを何日間か続けるというような旅行の仕方のようです。

達増知事
やっぱり本物があるというのは物すごいことで、それはすべての人が関心を持つわけではないのですけれども、日本の人口の0.0何%であったとしても、そういう手間暇かけても来たいと思う人は確実にいますからね。ですから、そういう人たちが交流として地域振興にそこがうまくつながっていくような工夫をできるといいのです。これはぜひ振興局も作成を考えて……。

佐々木局長
そうですね、グリーンツーリズムといいますか、今トレッキングを主体としたツアーもありますので、そういったのも商品開発をしようかなと、いろいろと議論しています。しかしなかなか難しいといいますか、集まってくれるかどうか、投資したときにうまく売れるかどうかというのもありますしね。

達増知事
今いただいたのもおいしいので、こういうのを食べてもらうとか、この辺で出すのは大変かもしれませんが、サラダボウル小鳥谷に寄らせるようにするとかですね。

団体員
今私神楽の話をしたのですけれども、そこの駒木部落に県指定の大きいカヤぶきの旧家があり、そこで毎年6月に神楽の公演をやっています。しかし今年はそこのお宅のだんなさんが亡くなったもので、遠慮しなければならないのですけれども、役場でこれをツアーと一緒にやるという計画を立てているのです。今知事さんがおっしゃったとおり、サラダボウルを利用しながら、神楽も見ていただいて、また午前中歩いていただいて、そして帰ってもらうというような計画もあるみたいですので、私たちもその辺はまず何とか今おっしゃったとおり定着させていきたいなと思っています。

達増知事
神楽も本物というのはすごいですからね。それで、県も文化芸術振興基本条例というのをこの間の県議会で議会に承認をいただいて、郷土芸能をますます盛んにしようということで、岩手県民会館で発表会とかもやるのですが、やっぱりその土地でやるというところが本物の本物たるゆえんなので、そういうのを見てもらえるような工夫というのはすごくいいと思います。あとは郷土芸能の伝承なのですけれども、学校を拠点にできるといいのです。学校の体育館を使うとか、また授業の時間も使えたり、生徒全員にやらせるとか、そういうパターンになると軌道に乗るのですが、でも高屋敷神楽だけではないのでしょうからね、学校のほうからすると。なんかかんかそうですね、学校でもちょっと工夫してもらったりして近隣部落の子供でも参加できるようにしてみるとか、なんかかんかまずは高屋敷の中できちっと伝承するというのが一つでしょうけれども、あと近所から参加してもらうとかですよね。やっぱり町内会だけで人が足りないときに隣の町内会や隣の部落。
盛岡で私が知事公舎のほかにマンションに住んでいるのですけれども、それは本町通というところのど真ん中にあって、そこは町内会がちっちゃい町内会の、江戸時代からの町内会みたいなのがいっぱいあって、一つ一つの町内会は子供が10人ぐらいしかいないとか、5、6人しかいないという町内会ばかりで、お祭りやるときは5つぐらいある町内会、子供が、今回はこの町内会にわっと集まり、次は隣の町内会にわっと集まるみたいなことをやっていたりもして、人口、人数足りないところはそんなこともやっていますけれどもね。
でも、高屋敷神楽ということで高屋敷の名のついた神楽があるというのは、これはすごいことでありますから、それとして残していくという工夫がまた難しいのだと思いますけれども。
あとは有名になると後継者もその気になりやすいというところがありますから、私も宣伝していこうと、高屋敷神楽見たぞとか、すごいぞとか。

佐々木局長
やっぱり発表する場所や機会があれば励みにもなると思います。例えば一戸町内での神楽大会をやるとか、そういったのもやってみればいいし、段々それが全県でやるようになるとかという部分も出てくるかと思います。

達増知事
思い切られましたよね、そういう形にする。

団体員
町内会は、ただ単に町内会とつけただけで。

佐々木局長
盛岡の場合は町内会と普通言うのです。ほかは自治区と言うのです。いわゆる行政をするための目的で区域を決めて組織化しているのですけれども、自主的にやっているところというのは盛岡だけだと聞いていましたけれども。
あとはバスですよね。なかなか取り組みなんかでよく予約制でまとまって予約して市町村のバスが走ってくるとかというのがあるのですけれども。

団体員
さっきも話したように、うちの地域は中途半端な地域なのです。逆にあと1キロ遠ければ子供の通学バスも出ます。ところが、1キロ足りないものだから、また、1キロ近いのならまだ楽だけれども、そういう中途半端なのです。

達増知事
4キロ以上になると。

団体員
そうです。交通の便が悪い地域ですよね。自由にバスの往来できるようなところであればいいのですが、こういう現状ですね。そういう部分を、年寄りを大事にする世の中のようでございますから、ぜひ。私もあと20年後にはそうなりますので。

達増知事
タクシーは値段がかかるというのもありますけれども、小鳥谷の町から来てもらうわけですよね、タクシーは。

団体員
そうです。

達増知事
電話でぱっと呼んですぐぱっと来てもらえるものですか。

団体員
待たされるときは待たされますね。予約をしておくとか必要ですね。台数がないところですから。

達増知事
ですよね。

佐々木局長
なかなか難しいですよね。

団体員
まず何とかそういうところも解決する手だてがあればね。自分たちがこうやって頭悩ましてもだめだし、やっぱり局長さんなり知事さんになれば全県、全国の情報があるでしょうから、何かお教えしていただければありがたいなと思います。

佐々木局長
そういったので取り組んでいるのは多分あるかと思います。どこの地域でもそういう課題が出てきているとか、私もちょっと勉強不足ですが、たまにテレビなんかでもそういう話題出るときがありますよね。
あと桜の木の話がありましたけれども、日本さくら桜の会というのがあって、申請すれば、審査があって、「コミュニティ100選」に選ばれたところだから多分いいのかなと思っていますけれども。

団体員
局長さん、約束していってください。

佐々木局長
私が審査するわけではないのです。あと緑の羽根のやつもありますからね。役場さんにお願いしておけば、多分苗木はもらえるのかなと思います。ぜひ私も桜の花を見に来たいと思います。

団体員
昭和10年ころ、ちょうど今のバイパスのあたりかな、この奥州街道にずっと桜植えたそうです。おらほの入り口にまだ2本残っている。ところが、農地があるために陰になるから切ったんです。

佐々木局長
大きくなったから日陰になるということで切ったわけだ。

団体員
あそこの入った路地に2本あります。おらほの入り口に2本。10年ころに植えたのです。

団体員
そういうのをやるべし。繰り返して。

団体員
あそこにも1本あったな。

団体員
私の方からお願いしたいことがございます。大変申しわけありません。
知事さんにお願いがあります。我が村のこれからの活動の支えとしていきたいと思いますので、知事さんから何か励ましの言葉を書いていただきたいと思います。準備はしているのですが、今日はお忙しいようでございますから、もしあれでしたら時間を……。

達増知事
どうでしょうね、あちこちからリクエストがあるので、知事室のほうで時々書く時間をとっているのですけれども。

団体員
そのときで結構でございます。

達増知事
今ここでやって変なのを書くよりはきちっとしたところで書いた方がいいような感じもしますので。

団体員
よろしくお願いします。あとはこの後、皆さんと写真1枚撮らせていただきたいということと、もう一つは、お帰りは一戸のインターからだと聞いていましたので、ぜひこちらの道路を通っていただきたい。というのは奥州街道、明治天皇が通った由緒ある街道でございますので、ぜひ通っていただきたいというお願いでございます。
今日は関係機関の方々に本当に時間を割いていただきました。五日市先生も大変ありがとうございました。

知事所感

達増知事
まず、奥州街道もそうですし、神楽もそうですし、最近はそういうのを地域資源と呼ぶようになっておりまして、これ国のほうでもそういう地域資源を核にして地域振興や産業振興にもつなげていこうという、そういう作戦が行政で力を入れているところなのですが、この地域資源を活用して暮らしや、また仕事にもつながるようなチャンスを切り開くいろんな可能性が高屋敷にあるなという感じをさらに強く持ちました。通学でありますとか、病院でありますとか、そういう不便も改めてわかりましたし、そういったことについては一戸町とも相談しながらいろいろ検討していきたいと思いますし、また奥州街道や高屋敷神楽、そういうのが都会の人、日本中の人を引きつけるような力になっていけば、その力を活用していろいろ暮らしを便利にしたりとか、経済的なプラスにもつながるような、そういう工夫も、これも県としてもいろいろ考えていきたいと思います。
そういう意味で、地域の皆さんがしっかり守っているもの、これをベースにしながら県の方でもしっかり取り組んでいきたいなという思いを新たにいたしましたので、今日は大変私も勉強になりましたので、またよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。

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