エンターキーを押すと、ナビゲーション部分をスキップし本文へ移動します。

  • トップページ
  • 震災復興
  • くらし・環境
  • 産業・雇用
  • 県土づくり
  • 教育・文化
  • 県政情報

現在の位置 :  トップページ  ›  県政情報 ›  広聴広報  ›  懇談会等  ›  草の根地域訪問「こんにちは知事です」  ›  草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成20年5月29日)


ここから本文です。

草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成20年5月29日)

ID番号 N11738 更新日 平成26年1月17日

訪問団体名:大沢農村振興会(洋野町)
日時:平成20年5月29日(木曜日)14時00分から15時00分
場所:アグリパークおおさわ

開会

和嶋局長
それでは、ただいまから県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催させていただきます。
本日は、私どもの訪問を快く受け入れていただきまして、大変ありがとうございました。また、水上町長さんにはお忙しいところをお越しいただきまして、まことにありがとうございます。心から感謝を申し上げたいと思います。
私は、本日の進行役を務めさせていただきます久慈地方振興局長の和嶋と申します。どうかよろしくお願いをいたします。

知事あいさつ

和嶋局長
それでは、開会に当たりまして知事から一言ごあいさつを申し上げます。

達増知事
皆さん、こんにちは。「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」ということで、これは去年から「元気なコミュニティ100選」という事業を県のほうで始めまして、町内会、自治会ですとか、行政区あるいはNPOのような団体もあるのですけれども、いずれ地域のコミュニティが元気であれば岩手全体も元気になるけれども、コミュニティが元気なくなるようでは、岩手全体も元気が出ないということで、県も市町村と連携をしながら、この草の根の地域というのをきちんと見て、またいろんなやり方で支援をしていかなければならないというふうに考えまして、それでまず「元気なコミュニティ100選」、またコミュニティ大学という企画や、またそういった取り組みのベースになる3,700のコミュニティにアンケート調査を行うなど行っているところであります。
昨日、一次勧告が出た地方分権推進会議の勧告の中にもコミュニティの活性化ということで、国も総務省を中心にこのコミュニティの活性化ということに大分関心を持ってきているようですので、ぜひぜひ岩手をそういう先進の県にしたいなというふうに思っております。
こちら、大沢農村振興会さんも「元気なコミュニティ100選」に選ばせていただいたわけでありますけれども、普段の取り組みでありますとか、またここは特にアグリパークおおさわの指定管理という、他のそういう地域コミュニティにはないことにも取り組んでおられる、そういったことについていろいろ生の声を聞かせていただいて、今後の県の取り組みにも参考にさせていただきたく、また他の県内のコミュニティにも参考になるようにということでお邪魔いたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

和嶋局長
どうもありがとうございました。本日ご出席の皆様につきましては、お手元の名簿をご覧くださるようにお願い申し上げます。また、先ほど申し上げましたけれども、水上洋野町長さんにお越しいただいておりますので、ご紹介を申し上げます。ご足労いただきまして大変ありがとうございました。

水上洋野町長
どうもありがとうございました。よろしくお願いします。

和嶋局長
なお、大沢農村振興会様につきましては、先ほどの知事のほうからのお話もありましたように、19年度に創設いたしました「元気なコミュニティ100選」の団体として選定させていただいておりますことを申し添えます。
それでは、早速ですが、これから懇談に入らせていただきます。本日の進め方について若干ご説明を申し上げます。懇談時間は約50分程度を予定してございます。その後、10分間の施設見学も含めましておおむね1時間程度を予定してございます。最初に、簡単に自己紹介いただいて、その次に大沢農村振興協議会の活動の概要についてご説明をいただきまして、そして皆様の普段の活動内容についてお話しをいただくというような順序、段取りで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

懇談

和嶋局長
 それでは、大沢農村振興会様から活動内容の概要についてお話しを、ご説明をいただければと思います。

団体員
活動内容をということでありますか。

和嶋局長
経緯等も含めながらどうぞ。

団体員
まずもって知事さんには遠いところを大沢までおいでいただきまして、本当にありがとうございます。また、知事さんには就任以来、県北・沿岸振興ということに力を入れていただいておりますことにつきましても、沿岸に住んでいる私らとしては大変ありがたく思っております。どうぞ今後ともよろしくお願いを申し上げます。
大沢農村振興会の経緯というか、地域づくりの経緯というところから始めていきたいと思いますけれども、まず大沢地区というところは種市の中心地から10キロほど山あいに入った山間地域でございまして、地域的にも、経済的にも決して恵まれているわけではございません。特にも昭和40年代高度成長時代に出稼ぎとか人口の減少、流出が非常に多くなりまして、地域も本当に過疎化したという時期がありまして、このままではいかんなと、何とかせにゃいかんということで地域が一丸となって地域づくりに取り組み始めたのがその時期であります。昭和51年に自治会組織で部落会を設立しておりますし、また昭和58年には大沢農村振興会を立ち上げております。そしてその後、自分たちの地域は自分たちで守っていかなければならない、住みよい地域をつくっていかなければならないというところで地域が一丸となって取り組んできましたけれども、幸いにして平成10年にアグリパークおおさわを整備していただきまして、その後そこを拠点としてずっと活動してまいりましたけれども、何せこの地域づくりというのは本当に難しいもので、答えがないと。まずひとつは、家族がみんなで住める部落にしたい。あとは地域が手を取り合って、住んでよかったなと、そういうふうな地域にしていきたいと、このように考えて取り組んでいるわけであります。そして、大沢農村振興会の大きな柱はアグリパークおおさわを町から指定管理受けて運営管理しているわけでありますけれども、それがひとつの柱、もうひとつはアグリ農園というパイプハウスがいっぱいありますけれども、そういうのをもうひとつの柱として、それからもうひとつは機械銀行というのがありまして、この辺の田んぼを1台のコンバインで、1台の田植機で田植えをする、そして乾燥まで一貫して行うと、この3つの柱で成り立っていますけれども、これからの地域づくりの目標といいますと、それは家族が一緒に生活できるような環境をつくっていきたい。地域がみんなで住んでよかったなというふうなところをつくっていきたいと、このように思っておりますけれども、何せご承知のとおり公共事業等が縮小されてきまして、この辺でも土木建築、公共事業に携わっている方がたくさんいらっしゃいまして、大変これも厳しい状況にあるわけです。
それから、また若者もなかなか仕事が探せない、ここの地域にも結構そういう方がありまして、本当はここに住んで、ここで生活してどこかで仕事をしながら地域と一緒に共存していきたいというのはあるにはあるのですけれども、なかなかその辺が厳しいところでありまして、今後とも知事さんには県北・沿岸の振興をぜひお願いしたいなと、このように思うところであります。簡単で本当に申しわけないのですけれども、概要は大体このようなところでございます。

和嶋局長
どうもありがとうございました。
それでは、これから懇談を進めてまいりたいと思いますけれども、皆さんがふだん活動なさっていること、その活動に当たっての工夫なり、努力なり、あるいは課題等、いろいろなご経験されていると思いますので、その辺のところを、お一人ずつお話を伺っていきたいと思います。
大体1人3分程度を目安にお願いをしたいと思います、時間がないところを大変恐縮でございますけれども、よろしくお願いいたします。それでは、婦人会会長さんからお願いできますでしょうか。

団体員
今日は、日ごろテレビ、新聞等で拝見している達増知事にお会いできるということで大変緊張しております。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、私ども大沢婦人会の活動内容について簡単にお話しさせていただきます。現在の会員数は28名となっております。30代から60代まで幅広い年齢層となっておりますが、高齢化が進んで会員の減少が課題となってきております。活動内容としては、大沢地区のイベントの参加、参画に努めております。1月は新年会と演芸会、3月は敬老会総会、5月はアグリパークの春祭り、6月は久慈平岳の登山と山開き、8月はおおさわサマーフェスティバル、9月収穫祭などです。そのほか町の行事にも積極的に参加し、大沢婦人会の華麗な手踊りを皆様に披露しております。あと環境面では地区内の花壇の花植えなどにも努めております。イベントもかなりやっており、大変忙しいですが、地元の皆さんを初め町内外の方々から喜んでいただけるということが最大の励みとなっております。今後も大沢地区が明るく住みよいところであり続けるよう今の活動を維持し、頑張って参りたいと思っております。

達増知事
コミュニティの元気をつける、元気なコミュニティであるためのポイントとして外との交流が盛んなところというのは元気があるのですよね。そういう意味で、アグリパーク、春祭りとか、収穫祭とかというのは大沢の中の人だけでやっているのか、それとも大沢の外の人も来るようなことをやっているのか、どんな感じなのでしょうか。

団体員
アグリパークのお客様がお風呂に入りに来たり、食事に来たり、外から町内外の方々が来てくださりますので、私たちそれが地元の婦人会で毎日踊りの練習をしたものを皆様に見せながら、外から来てくださったお客様方にもお見せしております。

達増知事
新年会とか敬老会というのは大体中の人でやるのですね。外の人が来る行事としてはどういうのがあるのかもう一回教えてください。

団体員
おおさわサマーフェスティバルが、見に来るお客様方たちは外から来るのですけれども、イベントに参加してくださるのは、地元の人なのですけれども、いろいろ声をかけて出演してくださったりしています

達増知事
見に来るだけでもいいのです。というのは、3,700あるコミュニティのほとんどは行事やっても外からだれも来ないのです。

団体員
結構出稼ぎとかで皆さん外に出ていらっしゃいますので、お盆の毎年8月13日なのですけれども、出稼ぎで行っている方々が毎年楽しみにしていると思います。

達増知事
おおさわサマーフェスティバルですね。

団体員
はい。

和嶋局長
知事よろしいですか。

達増知事
はい。

和嶋局長
では、アグリパークおおさわの支配人さんお願いいたします。

団体員
アグリパークおおさわの支配人をしております。
アグリパークおおさわはおかげさまをもちまして、平成10年4月にオープンして以来、10周年を迎えておりますけれども、利用者も年間約10万人の来館者に来ていただきまして、10周年ということで、今年の7月末から8月前半ぐらいには100万人を達成するのではないかなと、このように思っております。16年からは大沢農村振興会が指定管理者として運営しているわけです。運営についての大沢農村振興会の方針といいますか、そういったものですけれども、普通であればこの箱物、職員が30人おるわけですけれども、30人の職員だけで運営するのではなく、地域全体、大沢地区民全員で運営していこうという、箱物だけでなく大沢地区全体がアグリパークだよというふうな意識を持って運営しております。
取り組み方法としましては、例えば先ほど婦人会長からも話がありましたとおり、イベントにつきましては、春、秋のお祭りはやりますけれども、例えばここに久慈平岳という山がありますけれども、アグリパークおおさわ主催で登山会を春と秋に開催する。あとは7月に、ここは蛍が出るのですけれども、蛍を活用してほたるまつりというのを開催しております。
あとはこの地区にゆかりのある馬の絵をかく画家の方がいるのですけれども、途中の通路に展示してありましたが。

達増知事
ええ、馬の絵がいっぱい。

団体員
はい。子供たちを対象に絵画コンクールというのも開催していろいろ多様なイベントを開催することによって、何とか利用客が減らないようにいろいろな工夫をしながら運営をしているということであります。
現在ですけれども、先ほどおおさわサマーフェスティバルとか、そういったものもやっておりますけれども、それによって出稼ぎでも出ていった方とかもあるのですけれども、アグリパークおおさわがオープンしたことによって、都会に出てふるさと、大沢出身者の方も大沢地区に自信を持ってふるさとを誇れるようになったのかなと。あとは若い人たちもこの地区に残って消防団活動とか、そういったものを一生懸命やって、今では若い人も留まるようになったのかなと、このように思っております。以上です。

達増知事
春、秋の祭りというのはどんな祭りになっているのですか。

団体員
まず、そこにおいても地区民の方々に大いに協力してもらっているのですけれども、青年会の皆さんには出店を出していただく、婦人会の方々には手踊り演芸ショーというのをやるのですけれども、婦人会の方々には演芸ショーですとか、あと具体的には川魚のつかみ取り大会とか、そういういろいろなものをやっておりますけれども、いずれにしてもお年寄りの方、老人クラブにも協力いただいて、わら草履づくりを体験していただくとか、そういった部分で地域一丸となって取り組んでいるというイベントでございますね。

達増知事
あと30人の職員の方々というのは、全員大沢の人なのでしょうか。

団体員
ではないです。厨房、調理師の部分もありますので、全部が全部大沢ではないのですけれども、約15人、半分は大沢地区、5人は町内です。

和嶋局長
施設の運営というか、状況はいかがなのですか。

団体員
利用客、あとは売り上げとか、オープン時と比べると下がっている傾向にはありますけれども、何とか独立採算でやっています。

和嶋局長
以前、私はエコパークの整備のときに、こちらを調査させていただいたというか、教えていただいたのですけれども、ちょうど支配人さんにお答えをいただきまして、あのころがちょうどでき始めのころで既にトントンぐらいにいっているという話を伺いましたですね。三セクみたいなのは、えてしてどこも大変な中で、その当時からしっかりやっていらっしゃったみたいです。知事あとはよろしいですか。

達増知事
はい。

和嶋局長
では会長さんお願いします。

団体員
活動内容といいましても、私は管理しているほうでほとんど活動していませんので、特に申し上げることもございませんけれども、全体を見ますとアグリパークの経営、そしてアグリ農園の経営、機械銀行の経営というのを全般的に見ているのですけれども、一番苦しいのが機械銀行の運営なのです。と言いますのは、コンバインも高い、田植機も高い、乾燥機も高い、そして料金は最低に設定してやっているわけです。そうすれば機械が古くなって壊れる。修理に銭はかかる。そして特にもその機械銀行の部分については、収益もマイナスになっているのですから、機械の更新もできないというところで一番頭が痛いのが機械銀行の部分であって、アグリパークはトントンのところで推移していますし、あとはハウスを中心としたアグリ農園、農業の部分も何とかうまいぐあいに支配人さんがその辺を管理しているのですけれども、うまいぐあいに回っているのかなと、そういうふうに思っておりますけれども、私が活動を特にしている部分はありませんので。大体そんなところです。

達増知事
農業機械は個人個人というか、世帯、世帯でやろうとすると幾らお金があっても足りないような大変な額になってしまうから、集落で共同でというのは基本的に正解なのだと思います。

団体員
安い料金で設定してみんなでまとめてやっているわけなのですけれども、いずれ機械は壊れますから、修理にかかるのです。古くなれば古くなるほど修理がかかってきますので、この辺が今、頭の痛いところです。

和嶋局長
機械の種類とすればトラクターだとか、そういうふうなものなのですか。

団体員
トラクターはないです。田植機とコンバインと乾燥機、それが中心です。

和嶋局長
それでは副会長さんお願いします。

団体員
主に農業生産部門を担当しておりますので、その概要をご説明申し上げたいと思います。
まず、昭和初期のことでありますけれども、ここの地区は零細農家であります。規模も小さいというふうなことで農業のみで生活することは並大抵でないというような農業にあまり向きな地域ではないと、5年に1遍、3年に1遍の冷害の時代もあったというようなことであります。そのようなときに、当時農業に従事している者といえば70代、80代のご高齢の方であったというふうなことでありました。そのようなとき、5年後あるいは10年後を考えたとき、ここの地域の産業である農業を誰がどう担当するのかというようなことで大議論をしたわけであります。幾晩も議論を積み重ねた結果において、見出したのが集落の農業は集落みんなの力で守っていこうという形態を発見したのだというようなことであります。
昭和58年から集落営農というのに取り組んだことであります。集落の農業はみんなの力で支えていこうというような考え方、そして地域は生活のほうも元気よく楽しい地域でなければならないというような二本立てで取り組んできたというようなことであります。現在におきまして、年次的にビニールハウスを増やして行きまして、おおむね100棟のビニールハウスを所有するまでに至ったというようなことであります。そのビニールハウスでは、雨よけホウレンソウを中心といたしまして、最近ではキュウリであるとか、トマト、花き類、切り花のことでありますけれども、そういうことに手がけて高収益農業という部分に取り組んでいるというようなことであります。従事者でありますけれども、女性を中心といたしましてご高齢の方々をパートという形で現在40名ほどの雇用の場を確保しているというようなことでありまして、それが生きがいでありますとか、お互いの交流の場というようなことを提供する、醸し出されるというようなことで一石三鳥の効果が得られたなというふうに考えております。
稲作につきましては、先ほど会長が申し上げたとおりでありますが、振興会独自で大型機械をそろえまして個々が、たかだかの農機具を必要としなくなったというような合理的な経営形態であるなというふうに思っておりますし、また高齢者でも、幾らご高齢になってもそこの田んぼを維持できるというような形態がつくられたというふうに思っております。つまり、継続可能な農業形態というのはこのような形態なのかなというふうにも考えております。
先ほど会長が申し上げましたが、いかんせん農機具でありますから零細な農業団体、集団でありますので、更新ということになりますとなかなかそこが一番このごろネックになってきたなというふうになっております。以上であります。

達増知事
雨よけホウレンソウというのは普通のホウレンソウとどこが違うのでしょうか。

団体員
雨が当たらないということでありまして、雨が当たることによって泥はねであるとか、品質的に劣っていく、雨にさらされるというふうなこと、それから雨に当たることによって、腐食が進むといいますか、スーパーならスーパーに行ってホウレンソウが並ぶわけですけれども、日もちが悪いというふうなことで、雨よけにすることによって日もちが格段とよい、いわゆる品質のよいホウレンソウに仕上がるというようなことであります。

達増知事
ハウスでつくるのですか。

団体員
そうですね、加温とかそういうのではなく、一つのかさの下でというふうなことを想定していただければよろしいかと思います。

和嶋局長
この地域が雨よけホウレンソウの発祥の地です、久慈地域の侍浜だとか。集落営農、今は県のほうで、農政部で一生懸命取り組んでいますよね、まさしくその先取りをなさったということですよね。

達増知事
昭和58年からなのですものね。

団体員
国では品目横断というふうな部分でありますが、あそこまではいかないにしろその先駆けみたいな格好かなというふうには認識しています。

和嶋局長
青年会代表の方、お願いします。

団体員
青年部の活動ですけれども、今までは何にもない地域だったので、盆とかあと相撲をとったりとか、そういうのでしか活動がなかったのですけれども、アグリパークさんができてから、何か行事があれば青年会で出ていって焼き物等、春祭り、ほたる祭り、秋祭り等でやきそばとか焼き鳥など焼いて販売して、この地域だけではなく八戸のほうからのお客さんも多いので、そこで会話をしながらとか、ちょっと酒飲みながら販売しますと話も大分大きくなったりしますけれども、そういうことでアグリパークさんの行事に参加しております。
また、6月になれば登山会ですけれども、ここでサポート役に回りまして、大鍋の準備とか、あと救助班とかそういうのに出て参加しております。あとは一番青年会の大きいところは1月1日、元旦ですけれども、演芸会をやっております。婦人会のきれいどころの踊りを見てもらって、青年会の女装した化け物も見てもらって、地域の皆さんとか、アグリパークの風呂に入りに来てくださるお客様とかにも無料で見てもらえるようになっております。なるべくここの地域だけではなく他県のほうからも来るので、会話してみれば去年も来ていたとか、その前にも来ていたとか。話しているうちに「ああ、来たったね」とかなります。

達増知事
演芸会みたいなものをやればここに来ているお客さんも見たりするということなのですね。

団体員
そうですね、見られるように大広間を使ってやっておりました。そういうのもお客様との会話が最初ぎこちないというか、不慣れなものですから、それがだんだん慣れてきて。

達増知事
それもいいのだと思いますよね。

団体員
はい。それで会話もするので、自分の仕事上でも、誰でもそうなのですけれども、お客様と仕事上で会話するときもすごい勉強になるのではないかなとやっておりました。そんなところです。

和嶋局長
演芸会というのはずっと昔からやられていましたか。

団体員
昔もありましたけれども、ちょっとやらない時期がありまして、アグリパークさんができてから再開しました。

和嶋局長
私が小さいころは、私は隣の二戸ですけれども、昔演芸会というのがありましたよね、青年団とか婦人会というか、当時の。収穫期が終わったあたりに慰労会みたいなものなのでしょうか、若い人たちからお年寄りまで、それを今また復活されているのですか。

団体員
はい。

和嶋局長
次に、子供育成会代表の方、このおやつというか、これは育成会さんところのご提供というふうにお伺いしましたけれども、これは何というおやつなのでしょうか、どなたかご説明いただければ。

団体員
緑色のほうが草もちですけれども、つくったのが婦人会長さんの本家のおばあさんです。

団体員
おからもちです。ここで手づくりの豆腐をつくってレストラン等でも販売しておりますけれども、そこからおからを使って味噌つけて、おからもちというのをつくっておりますけれども。

和嶋局長
豆腐のおからを原料にされているということですね。

団体員
そうです。

和嶋局長
すごく体にはいいのですね。

達増知事
それと小麦粉を練ってつくって焼いたやつですね。

団体員
そうです。おいしいですね。

達増知事
小麦粉でおもちをつくるというのは日本全体の中でもこの辺でしかやっていないのではないかと思うのですけれども、とてもユニークなことですよ。せんべいも全国的には米やもち米でつくるのですけれども、この辺はせんべいも、もちも小麦でつくり、あとはひっつみとか、かっけとか、はっととかですか、そういうのも小麦でつくるというのは、これはすごいユニークですよね、いいと思います。

和嶋局長
子供育成会代表さん、お願いいたします。

団体員
子供会の世話役といいますか、やっています。あと学校関係の仕事、役員をやっています。
当地区の子供は年々少なくなってきていますけれども、現在は小学生が7人、中学生が5人となっています。少ないながらも部落会から支援していただいていろいろな活動を行っていました。その一つとして、少年消防クラブ活動がありまして、子供のころから防火活動をしております。地区の火防点検を大人と一緒に回ったり、町の消防パレードに参加しています。その子供が成長し、消防団員に現在は当地区で5人入っています。ほかにこの間25日に道路端、道路沿いの花植えを婦人会の方々と一緒に行いました。また、4月には老人クラブの方々と缶拾いを行いました。3月には部落会主催の敬老会を行っているのですけれども、あわせて子供たちの入学、進級、卒業のお祝いも行っています。子供たちは部落の行事に一緒に参加し、部落の一員である意識を持っているようです。また、アグリパークおおさわの催しなどもあって楽しみに参加しています。年々子供の数が少なくなっているのが大きな課題になっています。
今後に望むこととして歩道が途中までしかできていないので、子供たちの通学とか、お年寄りたちの安全のためにも進めていってほしいと思っています。 以上です。

達増知事
小学校と中学校があるのですよね。

団体員
そうです。

達増知事
大沢というのは、今ここにいて、小・中学校はどこにいらっしゃるのですか。

団体員
学校まで大体4キロから5キロぐらいです。

達増知事
ここから5キロ、4キロ離れていると。そうすると、この辺に住んでいる子供は5キロ、6キロ歩いて通うわけですね。

団体員
昔は通ったのですけれども。

団体員
今は夜道が危険ということで。

和嶋局長
5キロ、6キロというと、朝、冬なんかは暗いうちに出なくてはならないですね。

達増知事
下大沢というところありますよね、ここはもっと学校から離れていますか。

団体員
はい、現在は上大沢になりますので、ここからまた上に竹部落とか。

和嶋局長
一通り皆さんの活動内容等をお伺いしました。これからどういうふうに地域なり自分の活動なりをやっていけばいいのかなと、将来の夢というか、希望というか、そういうものがございましたらお伺いしたいと思うのですけれども、支配人さんはいかがですか。

団体員
アグリパークおおさわとしましては、運営の部分ですけれども、現在宿泊施設持っているわけですけれども、5部屋しかなくて、宿泊を断っていることがかなり多いという状況になっています。というのも最近、夏場ですけれども、大学生の合宿を受け入れたりとか、あとは町内でも宿泊施設がどんどん少なくなってきているという状況にあります。そうした中で、宿泊施設がちょっとないのかなと、お断りしている部分がかなり多いので、宿泊施設がもっとあればいいなというのがアグリパークおおさわとしてはまずあります。

達増知事
断るというのは注文を申しわけありませんが、いっぱいですと断っているということですね。

団体員
そうですね。そういった受け入れもどんどんやっていければなと。普段はビジネス客の方もかなりいらっしゃるのですけれども、町内に宿泊施設もなくなってきているということで、集中的に最近予約が殺到しているのかなという傾向があります。

達増知事
5部屋あって何人になるのですか。

団体員
お茶室も場合によってはお泊まりいただくのですけれども、26名までです。

和嶋局長
後で施設をご覧いただきます。すごく立派です。

団体員
ちょっと補足でもいいですか。

和嶋局長
どうぞ。

団体員
今、支配人がお話をしましたけれども、宿泊施設のほうも当然そうなのですけれども、ここの施設には会議室というのがないのです。ここが唯一の会議室で、そしてあそこの大広間は宴会とか一般のお客さんから休んでもらうところになっていまして、会議が終わって懇親会するというパターンが結構あるのですけれども、ここの場合はあそこで会議をしてもらって、終わったらちょっとのいてもらって、その後に設定するというふうな、なかなか不便な状況なのです。できれば大沢の公民館、集会施設なのですけれども、もう30何年古くなって本当にぼろぼろになっているのですけれども、これもまた地域が金を出し合ってつくった公民館なもので、なかなか地域ではこれから公民館を新しくするという力もないわけですから、どうにかしてアグリパークと連動させながら、部落の集会施設としても使える、そして会議室と懇親会の会場で使えるような部分をつくっていければいいなと。
また、先ほども申し上げましたけれども、大学生の野球部の合宿が60何名来るわけです。そうすれば、そのお客さん、学生を部屋に泊める、監督なりコーチなりと一緒に泊める。そうなると、一般のお客さんが全然泊まれない。大広間は全部それに向けなければならないし、ここ会議室もそうです。アグリパーク全体の機能がほとんど大学生の合宿のためにだけいってしまうという部分がありまして。

達増知事
選手は大広間に泊まるわけですね。

団体員
大広間とか公民館とかこことか。

達増知事
公民館はこのすぐそばにあるのですよね。

団体員
ええ。ですから、そういうふうな施設をどうにかして、町長さんもおいでになっていますので、お願いできればなという考えでおります。

達増知事
これは、そういう需要があってということであればきちっと事業計画に沿ってやれば採算ベースでそういう計画も立つのではないかなという感じもしますけれども、やはりそういうチャンスを活用したいですよね。つくっても全然お客さんが来なくて困っているところがあちこちにある中で、県も繋温泉にある施設がお客さんなくて赤字になっていて大変なのですが。

団体員
そうすればもっと積極的に集客もできますし、営業もできるわけですので。どうしても受け身というか、それだけの能力しかないものですから、そういうのもちょっとどうにかしたい。

達増知事
売り上げが増えていくと、職員を増やすことができれば一層地元の雇用が増えるわけですものね。

団体員
ええ。もうちょっと拡大していきたいなとは思っているのですけれども、なかなか現状維持がやっとなもので。

和嶋局長
他地域の交流ということで、今久慈の山形のほうでは平庭で教育旅行がすごく好評で、どんどん増えてきていますけれども、いずれはあそこだって限界があります。こちらのほうもあれに勝るとも劣らないデザインセンターもありますので、体験型の教育旅行というか、体験型の交流のメニューをいっぱいお持ちだというふうに副会長さんからお話しを伺いましたけれども、その辺はどうなのでしょうか。

団体員
支配人のほうからも当初話があったわけでありますけれども、一つの箱に限らずここの地区全体を一つの魅力としてというふうなことになれば当然そこにグリーンツーリズムというふうなことを想定するわけであります。ただグリーンツーリズム、これもなかなか大変だなと、そういうふうにも思っておりますが、方向性はそこに限りなく力を入れていくというふうに思っております。ここを中心として各農家民泊も視野に入れながらともに魅力を演出していければ、あるいは自然を体験しながら、農作業体験しながらというようなふうに常にそこのところを考えて頭の中に離れないというようなことであります。そのことを進めていきたいなと思っております。幸い私らの年代、もう少しすれば団塊の世代であります。仲間が関東、関西に出稼ぎあるいは向こうで暮らしを主に立てている。ただ定年を迎える、ふるさとに帰ってくる。その人々も一緒になって、今度はここに住まってやっていくわけでありますが、彼らのさまざまな立場のノウハウというのを持っていると思います。そういう人々と一緒になって新たな展開はできるのではないのか、見方によっては一つのチャンスになるのかなというふうにも思っております。果敢に挑戦して参りたいと、このように思っております。

達増知事
ふるさと納税が今度始まりますし、住民票があって今住んでいる人以外に地域につながる人を確保するかということがこれからすごく大事になると思うのです。ですから、ぜひぜひそういう大沢出身の人たちとか、その仲間たちとか、そういう人たちに戻ってきてもらうのが一番ですけれども、戻って来られなくても時々来てもらうとか、サマーフェスティバルというはそういうものなわけですよね。あとはふるさと納税をしてもらうとか、そういうことを目指していくといいと思います。
あとうちの息子は今年から中学校に入ったのですけれども、中学校の社会科資料集というのをこの間のぞいてみたら、今中学校は学習指導要領が緩くなって都道府県というのを3つか4つ、多くても6つしか勉強しないのです。全国の都道府県の中から幾つか選んでそれが教科書に載っている。6種類主な社会の地理の教科書がある中で大手の2社が岩手県を載せているのです。教育出版だったか、東京書籍だったか、有名な大手みたいなところが多くて6つしか載せないうちの1つが岩手県なのです。そういうのが6社のうち2社。だから、複数の教科書に対応する社会科資料集なんかには岩手が載っているということで、だから少なくとも全国の中学生の3分の1ぐらいは岩手県についてかなり細かくやっているのです。ちゃんと県北のほうではやませと呼ばれる北東風が吹いて云々とかちゃんと書いてあって、結構日本の中学生の3分の1はやませという言葉知っていると思いますよ、習っているから。だから、そういう人たちは教育旅行とかグリーンツーリズムとかで岩手にとか、実際やませの吹いているところにとか、そういうのがあり得るのだと思います。いったん子供のころに来てもらうと、大人になってからまた来るとか、これからそういうのが期待できると思いますよ。

和嶋局長
時間もありますので、最後に女性の立場、母親の立場で何かありますか。

団体員
子供が少なく、生徒が少なくなって、学校自体が、生徒自体が少なくなって、ここから通っている学校も来年でなくなってしまうのです。ですから、そういうふうなところを、これから自分たちの子供たちがどうしたら楽しく暮らしていけるかなと、自分の子供たちのこと、将来が不安なところがありますけれども。

知事所感

和嶋局長
言い足りなかったり、もうちょっとお伺いしたいところもありましたけれども、時間がまいりましたので、いったんここで知事のほうから所感をお願いしたいと思います。

達増知事
アグリパークおおさわという施設を活用しながら、いろいろ独特の取り組みをされていることがよくわかりましたが、そういった独自の取り組みができるというのも昭和58年の大沢農村振興会の設立という、そういう先進的な取り組みがもう昭和58年から行われていたという、そういう積み重ねに基づいているのだなということがわかりました。だから、なかなかどこでもできるようなことではないのだと思うのですが、ほかの地域にもそこはすごく参考になると思います。
一方、そうした施設があるわけですけれども、それなりの悩みというか、そういうところも伺いましたので、そういったところをぜひ振興局のほうでも町のほうといろいろ協力しながら取り組んでいって、せっかくのそういうチャンスがあって、そしてそこに挑もうという意欲があるのであれば、ぜひそれが伸びていくようにして、そういう中で少子化ということについても何か打開策が見えてくるように持っていければなというふうに思いました。
今日は本当にどうもありがとうございました。

和嶋局長
どうもありがとうございました。貴重なご意見を賜りまして、本当にありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ

秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。




Copyright (C) Iwate Prefecture Government All Rights Reserved.