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草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年11月2日 アジアの広場まつり)懇談記録

ID番号 N8931 更新日 平成26年1月17日

  • 訪問団体:アジアの広場まつり実行委員会
  • 日時 平成22年11月2日(火曜日)14時55分から15時05分
  • 場所 横合活性化施設

開会

後藤課長
皆さん、こんにちは。本日はお忙しいところお集まりいただきまして大変ありがとうございます。
ただいまから県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催いたします。
今日は、私どもの訪問を快く受け入れていただきまして、大変ありがとうございました。
最初に、本日の出席者を紹介させていただきたいと思います。
達増知事でございます。

達増知事
こんにちは。

後藤課長
東大野県北広域振興局長でございます。

東大野局長
よろしくお願いします。

後藤課長
私は、本日の進行を務めさせていただきます県北広域振興局経営企画部企画推進課の後藤といいます。よろしくお願いいたします。
そのほかに本日は県庁と県北振興局の職員が来ておりまして、皆様と一緒にお話を聞かせていただくということになっておりますので、よろしくお願いします。

知事あいさつ

草の根地域訪問の様子1

後藤課長
それでは、開会に当たりまして知事からあいさつをお願いしたいと思います。

達増知事
県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」という企画でございますけれども、これはコミュニティ100選というのに選ばれた地域を私が県の者とお邪魔をしまして、その地域の皆さんの生の声を伺って県政の参考にし、またその地域の先進事例を県内のほかの地域の皆さんの参考にもしてもらおうという趣旨の事業であります。地域資源を発掘し、育て、そして持続可能な、みんなが希望を持って暮らせる地域をつくっていきたいという、そういう県全体の方向性での事業でございますので、今日はどうぞよろしくお願いをいたします。

後藤課長
ありがとうございました。

懇談

草の根地域訪問の様子2

後藤課長
それでは、早速懇談に入らせていただきたいと思います。
最初に、まず皆さんの紹介をお願いしたいと思っているところですけれども、すみませんが、自己紹介ということでお願いしたいと思います。最初は、会長さんのほうから順番に自己紹介等を行っていただきたいと思いますが、会長さんからは自己紹介のほかに会の活動内容ですとか、会の全体のことを含めて、大体10分程度でお願いできればと思いますので、よろしくお願いします。座ったままで。

団体員
広場まつりの実行委員会の会長を務めています。よろしくお願いいたします。
皆様ご多忙中、県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」にご出席いただきましてありがとうございます。アジアの広場まつりは、今年18年目を迎え、この野田村に定着しております。このアジアの広場まつりは、平成4年に昔ながらの郷土料理や山野からとれる山の幸を有効利用できないかということから、日形井、大葛、間明、種綿地区の4地区が集まり、お互いに連携し合い、お祭り的に実演販売し始めたのがきっかけでございます。
現在の活動内容といたしましては、中山間地域に生活する4地区が集まり、年2回地元農産物や山の幸を販売するとともに、手打ちそば、豆腐田楽など、郷土料理の実演販売を行っております。また、各種イベントなども子供たちに大変人気があり、特にイワナのつかみ取り大会は好評でありまして、お子さん、保護者の方々も一緒に楽しんで開催しており、村内外から好評を得ておりますが、地域の高齢化が進み、人手不足や郷土料理作成の後継者や担い手の減少など問題が挙げられ、継続には苦労している面もあることは事実であります。しかし、その取り組みの中でもアジアの広場まつりを楽しみしているお子様たちや郷土料理をおいしいと言って食べてくれる方々の笑顔を絶やさないためにも、行政側と連携し、地区の一大イベントとして地域振興のためにも継続を図っていきたいと思う所存でございます。
つきましては、本日お越しいただいた岩手県知事達増拓也氏を初め関係者、また地域の人々とともにざっくばらんに意見交換し、アジアの広場まつりがさらなる発展につながる懇談会にしていきたいと思いますので、本日はよろしくお願いいたします。

後藤課長
ありがとうございました。
今アジアの広場まつりは年2回活動しているということで、地域の皆さんからご好評を得ているというようなお話もありましたけれども、知事のほうから何かご質問等ございませんか。

達増知事
アジアの広場まつりの概要をまず伺いましょうかね。

後藤課長
祭りについて、若干ご説明をもう一度お願いできれば。

団体員
4集落で手打ちそば、豆腐田楽、イワナ、水車と4つございまして、それを昨年までは順番にやっておりました。後継者不足がございまして、今年は形を変えて2回実施したんですが、イベント内容はほとんど実施したつもりでやっております。

達増知事
いついつやっているんでしたっけ。

団体員
5月と9月です。

達増知事
何人ぐらいお客さん来るものですかね。

後藤課長
何人ぐらいでしょうね、約。

団体員
約400人ぐらい。目的にしてきたものを購入すると帰る人も、お子さん連れは最後まで残ってくれますけれども、そば、田楽等も楽しみにして、購入すると高齢者の人はやっぱり帰っていく人も、全部残ってもらえないもので。

達増知事
大体地域の皆さんが集まるんですかね。

団体員
近年は八戸方面とか久慈方面からもお見えになっていただいております。

後藤課長
ありがとうございました。近年は八戸とか周辺地域からも来ていただけるというような感じになって、だんだん祭りのエリアもそういう意味でお客さんエリアも広がっているかなと思います。

団体員
昨年あたりからですか、村で実施している塩の道を歩こうという事業、それに八戸のほうのお客さんも結構来ていただいております。

達増知事
塩の道ですね。

団体員
その点は、どうにかお客さんに来てもらっています。

後藤課長
会の概要については今会長さんのほうからいただきました。また、今日集まっている方に一通りお話しいただこうかなと思います。先ほど皆さんの机の前に配っております資料を開きますと、多分名簿がついておると思います、2枚目あたりに。そこの名簿順で上のほうから順番に自己紹介と普段の活動内容、会の中でそれぞれの方がどんな活動をしているかとか、もしくは会での役割とか、祭りでの役割ですとか、そういう祭り等で、会の活動等で感じていることなどについて、順番にちょっと一通りお話ししていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

団体員
実行委員会の副会長をしています。年齢は43歳、達増知事とは3歳ぐらい違うんでしょうか。職業は、この案内では養鶏業とありますが、正式には種鶏業経営です。家族構成は、父親、母親と嫁さん1人、子供3人の家族構成です。
このアジアの広場まつりの役割としては、私は副実行委員長とありますけども、私の地区は事情といいますか、看病とかがいろいろありまして、今年の2回には地区的には参加できなかった状態であります。結局若い人もいないし、結婚すればみんな長男たちもまちのほうに出ていったり、かまどを建てる家はそれこそありません。そこら辺で残った若い人というか、実際は大変なこともありますけども、アジアの広場まつりを開催するに当たっては、こんな山の中に八戸とか久慈からそんなに人も上がってこないような状態ですので、このお祭りがあるおかげで、野田の山間部の日形井地区とかを訪問していただいて、知名度的にも上がっているのではないかなと思います。それこそ手打ちそば、手打ちうどん、田楽豆腐などを味わってもらっているのではないかと思います。
普段ノミの心臓を持った僕ですが、頑張って発言しました。ありがとうございました。

後藤課長
ありがとうございました。決してノミの心臓じゃないと思いますけども。
一通りちょっと回したいと思いますので、次の方よろしくお願いします。

団体員
成人式を4回も過ごしたためにぼけていますので。アジアの広場まつりといっても、何にも手伝うようなことはありませんで、若い人たちがやっているから、ちょっと出て見てくるだけくらいなもので、何の役にも立ちませんので。

後藤課長
長い間期間があるんですけども、最初のころと比べて最近の祭りどうとか、感じていることとか。

団体員
初めのころ、問題はあったようだけれども、今よりは若い人たちが多くいたから、今では部落に四、五人しか若い人はいないから、結構苦労しています。年をとった人たちも出れない、出れないと。

後藤課長
どうですか、最初のころと比べて祭りの内容とかって変わっているんですか。出しているものとかは同じですか。

団体員
祭りの内容は大体同じですけれども、初めのころは人出はよかったような気がします、今よりは。今人出はやっぱりなれてきたものか、忙しいのか。

後藤課長
売れるもの、人気商品は変わっていますか。

団体員
出すものもない、珍しいものもないから……

達増知事
豆腐田楽というのは、普段から食べているんですか、この辺では。

団体員
この辺ではたびたび家で作って食べていますね。豆も自家用ぐらいはとっていますから。

後藤課長
ありがとうございました。また後でちょっとお話を伺うかもしれません。
続きまして、次の方、ひとつよろしくお願いします。

団体員
名簿の4番目、事務局長をしています。先ほど副会長さんはノミの心臓と言ったんですが、私の心臓も似たり寄ったりで、自己紹介というか、話をするのが大の苦手でございますが、自己紹介という部分ですから、私のことを話したいと思います。今年ちょうど60歳ということで、このアジアの広場まつりには、発足当初からいろいろな格好で、いろいろな格好といいますか、手伝いやら何やらという部分だけですが、実際に売るものをつくるとかなんとかというのは、当然女性の方々、次に紹介される役員さん、この方もずっと当初からやっておりますが、全くの準備係やら片づけ係といった部分しか私やっておりませんが、今までの紹介の中でお話があった部分で、従来からどういう部分が変わったとか、そういったことの話の中にありますが、変わったというか、変わらないようにするというか、何かそういった部分もこの地域の独自のもの、独特のものをという狙いもあったように私とすれば記憶しているんですが、そういったものを継続するといいますか、味を残すといいますか、平らに言えば。そういったことに意を用いてやるんであれば、変わらないほうがむしろいいのかなというような気もしております。ただ年々人間は年をとりますし、時代は変わっていきますから、それに相応したようなことは対応しなければならないと思うんですが、私は常々感じていることは、さっきも言ったように昔の味といいますか、地域にある独自の味を残すようなことをどういった形で継続していけばいいのか、いけるのかということが必要な気がするんですが、私はそんな気がして今まで経過してきました。自己紹介ではないんですが、アジアの広場のことについて言えば、そういったことが口先から第1に出る部分なのかなと私は感じております。
それと、対応の仕方といいますか、対応される人々の人間そのものが従来から、実質的にここの地域には4部落あって、そこの4部落がこぞってそれぞれの地区ごとにメニューを順繰りに、春秋と変わって順番にやりくりしてきたんですが、それが最近といいますか、どうしても参加できないという部落が出て、それのサイクルが変わってしまって、さっきの話ではないんですが、独特なものが変わるといいますか、変わってしまうといいますか、何かそんな部分も影響が出る、出やしないのかなというような気もしますし、いずれ今まで継続したものが対応する準備やら何やらもありますが、物を作るそのものの人間がどうしても世代交代がスムーズにいかなくて、若い者が取ってかわって、そばなりうどんなりを作る、田楽を作るにしても、その味が出てこなくなるわけですが、そうするとなかなかスムーズに世代交代ができない。とすると、おのずと携わる人間が減ってしまうといったようなことが今ちらちらと出てきているのかなという感じがしています。
余り私が話をすると、脇のほうにそれますから、こんなところでやめておきますが、いずれ何回になりますか、アジアの広場まつりも。従来からずっと伝わってきて、そんなことを感じているというところです。あとは何か落としたことがあれば、催促してもらえば、話しができればします。

後藤課長
一回りしたら、お聞きしたいことをまた出したいと。
最後になりましたけど、次の方、自己紹介も兼ねて、会での役割とか何か、紅一点ということでいろいろ準備大変かもしれないんですが、その辺教えていただければと思います。

団体員
今日はどうもご苦労さんです。大葛婦人会の者でございます。私は、田楽の代表で参りました。田楽も年々人が足りなくて、高齢化が進んで、一番の悩みでございます。でも、私たちの部落は20軒後先でございますが、会員と言えば5人か4人ぐらいです。そうすると、お祭りに出るには3日か4日ぐらいかかって準備をします。一番人のない、みんな年をとってしまって、本当に困っております。

達増知事
何個ぐらい作るんですか。

団体員
800……

達増知事
それはそれは。

団体員
多いときで1,000ぐらいですかね。そうすれば、全部がなくなるような状態です。でも、なかなか人の手が足りなくて。材料のほうは、自分たちの部落で何とかできますし、味噌のほうも自分のうちで作ったのを使います。
初めからと言えば、会員の人も3分の1ぐらいに減りました。何とかできる限りのことはやりたいと思います。よろしくお願いします。

後藤課長
ありがとうございます。一通り皆さんから会の様子とかお話を伺ったところですけれども、ここで知事さんのほうから、何かご質問とか、または感想とかありましたらお願いしたいと思います。

達増知事
岩手県の田舎のほうの集落は、どこも高齢化とか、あとは人口減少に悩んでいるんですけれども、そういう中でもまちとか都会とかとのつながりをうまく作るのに成功しますと、地域の活性化といいますか、賑わいを持つことができるという法則がありまして、こちらのほうでもアジアの広場まつりということで、久慈、八戸のほうからも人が来るということで、それがひとつ地域の活性化に大きく働いているんだと思います。4つの地区で力を合わせてアジアの広場まつりというのを毎年2回きちんとやっているというのは、大変なことだと思いますけれども、しかしそれでまちや都会とのつながりをつくって、地域の活性化を成功させているというのは、大変素晴らしいことだと思います。

後藤課長
ありがとうございました。
さらに自己紹介とか、今1回目話しきれなかったこととか、これも話しておけばというようなこと何かございませんでしょうか。例えば誘客というか、PR等について何か工夫していることとか、会長さん何かありませんか。

団体員
PRよりも高齢化してなかなか継続が難しいのが皆さんの意見です。元気なコミュニティ100選の表彰をいただいておりますので、そこら辺を力にみんなをまとめて今後継続していければ、大変だとは思いますけれども、何年か継続していければなと思っています。

後藤課長
コミュニティ100選に選ばしていただいているということも当然ございますし、またあと高齢化というか、担い手という関係でなかなか苦労なさっているということですが、あと先ほど味を守るというようなお話もございましたけども、その辺で担い手とか、味を守るというようなことで、副会長さん、継続していく中で何か工夫していることや、これから考えたいことみたいなことって何かございますか。

団体員
何回も言いますけども、高齢化ですし、担い手、私の地区では僕が2番目に若いんです、男性、43歳で。今、後期高齢者が3割か4割です、男女合わせて。あと高齢者もかなりいますけども。そうなってくれば、みんな普段はそれなりの職業というか、仕事についていれば、なかなか難しいです、本当は。かといって、年とった人に無理やりもやらせられない。ひざ痛い、腰が痛いという人に無理やりやってもらうのもちょっと無理かなというところがあるんですよね。

東大野局長
集落離れた人で野田のまちに住んでいるとか、久慈あたりにいるとかという人たちは結構いらっしゃるんですか。

団体員
かなりです。かなりいます。野田村内だけでも、部落からまちのほうに住まった人とか。

東大野局長
そういう人たちを巻き込んでいくとか、どうですか。

団体員
その人たち、やる側でなく、見るほうであればいいんですよね。

東大野局長
手伝いに来てくれませんか。

団体員
はい。稼ぐよりか、食ったりとか遊んだりとか。

東大野局長
お話伺っていて、やっぱりそばとか田楽豆腐みたいなのの後継者がなかなかいないというのは、結構ほかの集落でも、山形あたりでも、大野、洋野あたりでも聞く話なんですよね。だから、そこら辺は共通していて、今やっている方々がいなくなったらだれが一体作ってくれるんじゃいというようなお話があるんですけど、そこに住んでいなくてもそういう催し物があるときに手伝ってくれるようなそういう人たちがいてくれれば、こっちでそういう催し物を企画なさっている方たちもきっと力になるんだろうなと思うんですけれども。

団体員
そこをまとめれれば。久慈市の山根町もそれこそ、何だっけ、あれ、お祭り。

団体員
水車。

東大野局長
水車まつり。

団体員
その番組やっていまして、見だっきゃ野田さ嫁さ来ているのが山根町さ行っておふくろさんの手伝いをしているのを見たんだけれども、それこそ豆腐田楽を焼いている。それが一番にそうだといいと思うんで、なかなかこっちの若い者というか……

達増知事
教わりたいという人はいるんだと思いますよ、豆腐田楽の作り方を。作れるなら作ってみたいとか思う人も。

団体員
あれはなかなか技術が必要ですから、かたくなったり、やわくなったり。

団体員
70になっても、毎回作るそのものが違ってくるというような、何がどうだもんで、にがりの入れ方なのか。

達増知事
ここで作るんですか。それとも……

団体員
自分のうちで。

達増知事
自分のうちで。それで800とか1,000というのは大変ですね。

団体員
仲間で作ります、そのときは。

団体員
4人なり5人なりで……

達増知事
手分けして。

団体員
そうです。

団体員
普段うちでは自家用はいつも作りますので。

達増知事
豆から作るんですものね。

団体員
豆を水に2日ぐらい浸すんです。豆の実のよさでも違ってくるし、なかなか。自分でも大変なもんだなと思っています。

達増知事
そうですね。豆腐田楽は一番大変だと思うんです。そばやうどんであれば、ちょっと習えば作れそうな感じはしますが。

団体員
そば、大変なのは大変だけども、やってみれば、ちょっとやればできると思うんです。

達増知事
私も手打ちそばというのは習ったことありますけど、ただ練るのも大変ですし、あと切るのがまた大変ですものね。うまく人様に食べさせられるように切るというのは大変だし。

団体員
ここら辺の豆腐田楽は、スーパーで売っているのとちょっと違って、かた目のものなんです。だから、ちょっと技術がないと田楽にならないんです、やわくて。新築した家なんかは、設備がもうなくなっていますから、かまどとか。

達増知事
普通の台所じゃないんですものね。土間とかあって。

団体員
小屋のようなところで、大きな窯で、何キロというのをつくるものですから、少々のところではできないわけです。

団体員
家庭でなべをやるのにパックに入ったのがにがりと一緒に売っているんです、家で食べるぐらいの豆腐。ここら辺で1回やれば100個か120個ぐらい、窯で、昔ながらのでやっていますから、なかなか。

団体員
自分で作るのは120個、焼き豆腐で約120個いつも作ります。

達増知事
難しいだけにやっぱり伝えていきたいという代物ですよね、やっぱり。貴重な存在。

団体員
家にいればそれもできるかもしれないけども、今の人は勤めがあるからなかなか難しそうです。

達増知事
あと、地域のイメージを描くために伺いますと、小学校、中学校というのは今何ぼずつあるんでしょうか、4地区の中に。

団体員
野田村には、中学校、小学校1つずつ。

達増知事
野田のまちのほうに行っているわけですな。

団体員
ここにあったんです。ちょうど小学校の跡地なんです。

団体員
37年前まではあった。

団体員
おれどが入っているときに、統合、野田さ統合した。

団体員
今言うように集落で86世帯ぐらいなんです。小中学生が五、六人ぐらいしかいない。若い世代の人は、便利なほうに出ていって、ちょうど今そういう人たちが子育ての状態ですから、なかなか。

達増知事
そういう意味では、野田のまちのほうに通学もするし、働きにも行っていたり、そっちへ移った人もいるから、やっぱり野田のまちとのつながりをうまく作っていくのが地域を維持、発展させるポイントなんでしょうね。

団体員
そうだと思って頑張っているんですが、お客さんの比率でも久慈市、普代村、そちらのほうが多いような感じも受ける。

達増知事
あとは、アジアの広場というのの由来は、どういう由来なんでしょう。

団体員
これは、平成3年にできた公園でして、実はその前にアジア民族造形館という曲がり家を保存するために、当時の金子さんという人が曲がり家にアジアのいろいろなものを展示して、今もやっていますが、その関係でアジアの広場という公園をやって、できた公園です。

達増知事
ここから2キロぐらいのところにあるんですか、造形館というのは。

団体員
車で5分ぐらいのところ。

団体員
造形館が曲がり家の村のようになってますけれども、民宿みたいにやっているところがありまして。

達増知事
時々テレビに出ますよね。

団体員
テレビと電話のない民宿だということでやっていますから。広場まつりよりそっちのほうがお客さんが多いような感じ。

東大野局長
造形館自体ができたのは昭和62~63年ころですか。

団体員
そこら辺だと思います。

東大野局長
ですよね。私、教育委員会で県教委にいて、法人の設立許可担当していたんです。東京のほうの大学の先生が、自分がコレクションしたアジアの民族の衣装……

達増知事
仮面とか。

東大野局長
そうですね。そういったものをこちらの当時の村長さんと意気投合して持ち込んできて、いわゆる博物館的なそういうものを作ろうという。

団体員
ちょっと広場まつりから外れますけども、苫屋ですか、いろいろな方のご支援をいただき、屋根のふきかえもしまして、そちらのほうも結構にぎわって。

達増知事
漫画家の水木しげるさんのことがNHKの朝のドラマで取り上げられたりしていて、流行っているんですけど、水木しげるさんのうちにもそういうアジアのお面とか人形とか着るものとか集めたものが博物館みたいになっているんだそうで、ああいうのは好きな人は好きなみたいですよね、愛好家とかもいるし。

団体員
最初のときには結構資料館にもお客さんが八戸方面からいっぱいありました。

団体員
展示物が少なくなったり、同じものになってくるとなかなか。ああいうのは1回か2回見れば。開館したときには相当の人数もありました。高校生とか先生方がよく見えていましたけど。そこからいただいてアジアの広場ということでできました。

達増知事
広場まつりのほうは、何回も来るお客さんとか大体いつも来るお客さんとか、そういうリピーターもいるわけですね。

団体員
そうですね、400名ぐらいのうちでも大抵の方は何回も来てもらっているし、そばとか田楽を目的に来る人もいる。同じような人が毎回来てもらっております。

東大野局長
世帯数からいえば、大体ここの地域に住んでいる方の倍以上のの人数が……

団体員
倍以上ですね。

東大野局長
そのときに集まるという。

団体員
初めのころは、相当の人数でした。倍ぐらいは来なくても、いっぱい。近年どこでもこういうイベントがいっぱい出てくるようになって、出すものがほとんど同じですから。

達増知事
18年前からやっているというのは、大分老舗のほうですよね。

団体員
そうですね。1回目には、終わって達成感を感じましたが、今年は何か終わった拍子に疲れが来て……。地域のためにも継続していかなければならないなとは思っています。

後藤課長
地域のためにも継続していかなければいけないというか、まさに世帯以上の人が集まってきているイベントやっているということですけども、ちょっとここからは時間も過ぎてきていますので、今後の夢というか、将来の希望みたいなことについてお話をまた一通り伺いたいなと思っているんですけども、こういう祭りというようなそういう地域活動を通じて、もしくはそれを離れてもいいんですが、この地域が将来どのような地域であったらいいのかなというか、ありたいなと思っているかとか、あるいは会の活動とか祭りの実施に当たってどのようなことを今後していきたいと、もしくはなっていければいいなというような、将来の夢ですとか希望などについて、また一通り皆さんのお話を伺いたいと思います。
順番ですけれども、逆に回していいですか。じゃ、今度は先ほどの逆回りで、この名簿の順ですと下からということで、田楽を作るのに大変苦労しているという話も先ほどありましたけれども、もう一方でその前の方の味を伝えるというような話も、伝えることが必要というようなこともありましたけれども、そういったことなんかもあったんですが、将来祭りとか何か、どうしていきたいな、どうしたいなというような希望についてお話ししていただければと思います。

団体員
気軽に余り難しく考えないで、会というか、みんなで出て、おれではできないとかでなくて、余り難しく考えないでみんなでできたらなと毎回思います。若い人もいないわけでもないんですが、担い手というか、初めからやってみるかなと思うような人があればいいかなと思います。できない、できないでいっても、何かどこかで集まりのようなものを持ったりして、伝えていったらいいかなと思います。やっぱり1回、2回ではそういうのなかなか、回を重ねているうちにおらもやってみるかなというようになればいいかなと思って、期待しています。
以上です。

後藤課長
集まりを持って担い手を少しでもというか、集まりやすくということだと思いますが、知事さん、何かコメントありますか。

達増知事
県は、野田村当局、村役場はもちろんなんですけれども、県ですとほかに久慈市、普代村、さらにあと今は東大野局長は二戸市のほうとか、そっちの一戸とか、久慈広域プラス二戸広域全体のほうを見ていますんで、プラスあと八戸市やその周辺の田子町、南部町とか、ああいうところとの連携というのも県の県北広域振興局は担当していますんで、何かそういう広がりの中で田楽なりそばなり習ってみたいとか、最初まず食べてみたいという人をやっぱり絶やさないようにしていくことが大事なんでしょうね。まずは、食べてみたいという人がちゃんと来てくれないとその先に進めませんから、食べてみたいという人何百人もいる中で、1人か2人ぐらいは自分でもぜひ作ってみたいとかという人もいるかもしれないですし、何かそういう関係が深まるということと、あとは広がる、いろんな地域から来てもらうようにするという、その辺で県のほうでいろいろお手伝いできるんじゃないかなと思いました。

後藤課長
ありがとうございました。
続きまして、次の方。

団体員
将来展望といいますか、希望といいますか、いずれ年々ここの地区は、ほかもそうなんでしょうが、特に人が少なくなって、俗に言う過疎化というのが進んでいっているわけですが、野田村、ここの地区だけでそれをどうこうできるということは当然不可能なんですが、その中でも何とかそういった部分に歯止めをかけながら、そういった減少を防ぐといいますか、そういったことがないのかなというのは私も常々ここの地区に住んでいながら感じているところなんですが、その中で一つアジアの広場まつりの活動といいますか、これもかなり大きな役割を持っているわけですから、これを有効に、有効せしめる方法とすれば何があるのかと考えたとき、いろいろ今皆さんのほうから話がありました、私も話をしましたが、昔の味を残すと一口に言うわけですが、この昔の味そのものは、1回、2回の実演というか、そういったものでは到底出てくるものではないわけで、昔はそれぞれの家庭でそれぞれが作って食べたわけですね。大豆を作るなり、ソバをまくなりして、それから豆腐を引くなり、そばを作って食べるなり。そうすると、日常的に技術は家庭の中でといいますか、そこで伝承されて出てくるわけですが、そういった部分の味そのものがすぐ二、三回の練習といいますか、実演といいますか、講習というか、そういうことじゃ出てこないわけですから、そこの部分をどうしていったらいいのかなと、どうしていけばいいのかなというのが私の持っている考えなんですが、たまたまくしくもさっき役員さんが言ったように、そういった考え方を持つ者が集まって、何回かでもそういった部分について勉強というか、そういったことをやれればなという思いが来るのはそこら辺なのかなと感じておりますが、いずれ昔はそういった部分で味ができたものを、今のこの時世でどうしたら出せるのかなというふうなことを考えていく必要がある。それは、何回も作ってみるとか、失敗してみるとかということが当然必然的に出てきますから、そういった機会を作るということがまず一つ必要なのかなと。2回のアジアの祭りに行って、そこへ一発勝負でそれをやるというのはとてもできない味ですから、そういった環境を作るというのがまず第一に必要ですけど、まずアジアの広場まつりの持っていき方というのはそんな部分ですし、ここは横合地区といって4部落あるんですが、ここの地域の活性化といってもなかなかできないでしょうが、当座維持、継続して、この部落を残していくといった観点から見たら何が必要なのか、非常に難しい問題ですし、生活しやすいところに人は全部流れていきますから、わざわざここへ上ってきて、この山の中へ来て暮らすというようなものはなかなかないわけで、そういった部分がかなり大きい問題だなと思って、常々私もここで暮らしながら考えておりますが。いずれそういった大きい問題を急激には改善できないでしょうから、このアジアの広場まつりなりなんなりで、人と人、地域の残っている人間とのつながりを持ちながら、大切にしながら、こういったイベントに参加したり、あるいはその他の部分で交流を持っていくと、多く持つというのが必要な部分なのかなと。昔と今は当然違って、昔の姿には返れないでしょうから、今の現世でどうしたらそういった部分を解消できるのかなと、そういう思いだけでどうする、こうするというのはとても考えつかないというか、ないわけで、目先のことといいますか、こういった部分のアジアの広場まつり等々のイベントを利用しながら、活用しながら、そういった部分の衰退にブレーキをかけるといいますか、歯どめをするというふうなことが必要なんだろうなと、こういう思いです。特にこうしたい、ああしたいという具体的な部分はありませんが、思いだけの話で終わりたいと思います。

後藤課長
ありがとうございました。人と人とのつながりを大切にして、交流を保ちながら、地域の衰退に歯止めをというようなお話が主でしたけれども、知事何かございますか。

達増知事
食文化の伝承でも、日常が大切だというのは本当そのとおりだと思います。そういう日常の積み重ねがあってイベントも成功するんだと思います。

後藤課長
ありがとうございました。
続きまして、次の方、お願いします。

団体員
いい方向さ向かないかなと思っています。年々働く人も高齢化していけば、お祭りに出る人も少なくなっている。昔は種綿という部落で30軒もあったんですが、今は20軒になったから、人も少なくなれば家族も少なくなる。高齢化してひとり暮らし、2人暮らしというような。何年継続していけるか、余り大きな望みは持てないかな。

後藤課長
大きな望みは持てないという中ですけれども、できるだけいい方向に向かうようにということだと、その中で祭りでほかの地域からも人を呼び込みながらということだと思いますが、何か知事のほうからございますか。

達増知事
家が減って人が少なくなって、祭りも大変になってきて、ただ本当に困っていくのはいろんないざというときに助け合いができなくなってくると、地域として機能しないようになってしまうわけですけれども、そうならないようにいろいろ行政のほうの、例えば防火とか、あと急に医者にかかんなきゃなんないとか、そういうのをきちんと補うような消防の体制とか救急の体制とかというのは、そこは行政が補っていかなきゃならないと思うんで、まさに日常の暮らしをしっかり支えていく、そこで安心感を持てることがお祭りにも打ち込める条件だと思うのです。そういうところも地域のいろんな課題、村役場のほうもですけれども、県のほうで解決できるようなこともあると思うので、そういうのはどんどん県のほうに、振興局のほうに言ってきてほしいと思います。

後藤課長
続きまして、次の方、お願いします。

団体員
アジアの広場まつりも、地区の人が頑張っているおかげで他市町村からもかなりの客が来ているんですが、これは確かですので、何とか本当であれば継続してもらえればいいんだけども、さっき事務局長さんがしゃべったようにいろいろありますけども。
話は変わって、おらほうの息子は今中学校の2年生だけども、山さ住んでいればばかにされると。おれはそこでフォローするんだ。だって、山に住んでいるおかげでマツタケも食うにいいんだよって。これは、ほかの地区さ住んでいれば、山さも行けない、泥棒になってしまう。おかげでマツタケも食うにいいんだよという……

達増知事
本当、本当、山がだめだとかというの、だったら岩手全体がだめだということにつながるわけで、田舎のほうこそ人が住み、働くにはいい場所だというのが本当だと思います。

団体員
息子にも、家さいて鳥の仕事していて、卵をただでいつも食うにいいんだよと、そこで子供にフォローしているんだけども、やっぱりスクールバスで通ったりしている場合、山から来てるずと、イメージでそこら辺でばかにされるらしいんだよね。でも、実際山といっても、例えばアジアの広場まつりも開催できるんだし、話は全然焦点定まっていないけども、地区の人は頑張ってこのアジアの広場まつり、役場の事務局等も頑張って、おかげでこういうふうに他市町村からもかなりの人が集まってくると思っています。

後藤課長
ありがとうございました。

達増知事
そういう山に住むことの誇りというのは、岩手全体の問題でもありますから、そこを否定すると、じゃ仙台に行けばいい、東京に行けばいいということになってしまうので、そういう都会よりも岩手のほうがむしろいいんだよということをみんなで確かめ、外にもアピールしなきゃならないと思っているんで、そういうのは岩手の中のこういう山とかそういうところがうまくいって、また誇りを持てるようじゃないと、岩手全体もうまくいきませんので、連携してうまくやっていきましょう。

後藤課長
最後になりますが、会長さん、よろしくお願いします。

団体員
広場まつりの短所は、高齢化と後継者不足。実は、4集落合わせて横合地区という、今、横合を考える会というボランティア組織を立ち上げて、今現在は県道の草刈りをさせていただきまして、今年度県と村の支援をいただきまして、炭窯の再生事業に取り組んでいるところです。若い人たちが定住は無理としても、体験事業を通してこちらに目を向けてもらって、その方向から広場まつりにも昔ながらのいいところを感じてもらって、目を向けてもらえるようにできればなと思って、今年度、まだできていないんですが、今炭窯を一生懸命やっているというような、先ほど局長さんからもお話があったように、ここの部落から出ていった人の協力も確かに水産まつりでは結構あるらしいんですが、ここはなかなか、お客さんとしては来てもらえるような状態ですので。不可能ではない、努力してみる必要はあるのかなとは思うんですが、なかなかそこら辺は18年間やって大変な面もございます。我々もここで精進をしなきゃならないと、どうにか1年でも長く継続できればなと思って、何かの方法を見出していかなければならないんじゃないかなと思っております。県と村のご協力があれば、もっと活性化するかなと感じておりますので、よろしくお願いいたします。

後藤課長
地域に目を向けてもらうために炭窯という新しいものもつくって今後に目を向けてもらおうというようなお話でしたが、知事、何か。

達増知事
やっぱりアジアの広場だし、アジア民族造形館ですから、やっぱり時々アジアの外国人が来るというふうにするといいと思うんですよね。大分岩手県内、留学生とか、あと働いている人とかいっぱいいるんで、何かかんか、まずはお祭りに連れてくるとか、あるいは久慈市でアジアから来ている人とかいればここに来させるとか、何かそういう田舎の山の中が実は世界につながっているみたいな形をつくっていくといいんじゃないかと思います。岩手全体としても、かつて新渡戸稲造博士が国際人となって活躍したように、東京とかそういう大都会じゃなく、岩手のようなところから世界に直接つながるというのを今の時代もやっていかなきゃと思って、今年は上海万博に南部鉄瓶出したりとか、そういうのをやったりしていまして、せっかくアジアの広場なので、何かそういうアジアに直接つながるような契機があるようにしていくといいですよね。何かかんか、それこそ教育委員会のつてを頼って、アメリカ人でもいいですし。何かアメリカ人とかのほうが、教育委員会はむしろアメリカ人とか英語教師を管理下に置いているから来させるとか、すぐできるかもしれないし。

東大野局長
岩手大学にも留学で来ていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますので。

達増知事
そうですね。

後藤課長
今知事からアジアつながりでそういう方たちも呼んだらというお話、積極的にという話があったんですが、何かございませんか、今の知事のお話を受けて。

達増知事
もう来ていますかね、時々外国人って。

団体員
何かのイベントに参加してもらったことはあります、何回か。苫屋には結構来ているんですね、外国の方が。ちょっと忘れましたけども、外国にもあるんだそうです、ああいう施設で苫屋とかという施設が。ここに来て泊まっていった人が向こうに行ってやっているからと。その交流の関係でたまに見えているんです。

後藤課長
そういう人たちも今後広げていければということでございます。

団体員
何回かはイベントには参加してもらったことが、民族舞踊とかそういうので。

後藤課長
そういう方たちまで広げてまた頑張っていっていただきたいと思います。

知事所感

後藤課長
皆様ありがとうございました。予定時刻がだんだん近づいてきまして、最後にここで知事さんから本日の感想と、できれば本日の皆様への激励もお願いできればと思います。よろしくお願いします。

達増知事
山の上で、かなり厳しい条件での集落の経営ということだと思うんですけれども、そういう中で4地区協力してアジアの広場まつりを18年やり続けているということは、それは本当に地域の力なんだと思います。この力を維持して守っていけるように、県のほうも野田村さんと連携しながら応援をしていきたいと思いますので、何かあればいつでも県のほうにも行ってきてほしいと思います。
以上です。

後藤課長
ありがとうございました。

閉会

後藤課長
皆様、本日は貴重なご意見大変ありがとうございました。若干私的には皆さんかたかったかなと思ったところもありますが、最後はぜひ笑顔で知事を囲んで写真を撮って終わりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。

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