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草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年8月6日)懇談記録

ID番号 N8919 更新日 平成26年1月17日

  • 日時 平成22年8月6日
  • 場所 紫波さぷり(紫波町)
  • 訪問団体 特定非営利活動法人 紫波さぷり

開会

亀井主幹
暑い中、お疲れさまでございます。ただいまから県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催いたします。
本日は、紫波さぷりの皆様に私どもの訪問を快くお引き受けいただきまして、まことにありがとうございました。感謝申し上げます。また、本日は県議会議員の高橋昌造先生と熊谷泉先生にもご参加いただきまして、お忙しいところをありがとうございます。
私は、本日の進行役を務めさせていただきます盛岡広域振興局保健福祉環境部の亀井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

草の根地域訪問の様子1

亀井主幹
早速ではございますけれども、知事から一言ごあいさつお願いいたします。

達増知事
今日は本当に「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」の企画に紫波さぷりにご協力いただきましてまことにありがとうございます。それから、県議会議員の先生方も、どうも今日はありがとうございます。
「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」というのは、地域コミュニティを大切にし、そして積極的に活動されている皆様から直接お話を伺う機会なのでありますけれども、県ではいわて県民計画という長期計画を去年策定しまして、「いっしょに育む希望郷いわて」ということを基本目標にしています。このいわて県民計画は「ゆたかさ・つながり・ひと」という3つの視点で構成されていまして、人を育て、つながりを育て、そして岩手らしい豊かさを育てていこうというものであります。
岩手全体が豊かになっていくためには地域コミュニティが豊かになっていかなければならないと考えておりまして、そのため地域コミュニティで活動される皆さんの普段の活動内容などを紹介いただきながら、地域に誇りを持ち、お互いに助け合い、豊かで安心して暮らせる地域社会を作っていくためにどうすればいいのかを県としても一緒に考えていきたいと思っております。また、活躍されている、元気に頑張っているコミュニティを県民に広くお知らせして、他の地域の活動の参考になるようにということも目的であります。
今日は、皆さんが日ごろの活動の中で工夫や努力されていることや、またこの地域の今後の希望などについてもお話しいただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 

亀井主幹
ありがとうございました。
本日ご出席の皆様につきましては、お手元の次第に出席者名簿ございますので、ご覧になってくださるようお願いいたします。
なお、紫波さぷり様につきましては、本県において平成19年度に創設しました元気なコミュニティ100選の団体として選定させていただいておりますことを申し添えます。

懇談

草の根地域訪問の様子2

亀井主幹
それでは、早速懇談のほうに入らせていただきます。
まず、紫波さぷり様から活動内容の概要などにつきましてご説明をいただきたいと思います。本日、もう少ししますと紫波町の「6ヶ月熟成ぶどうジュース」というのをご用意させていただきましたので、それも無添加のジュースということで伺っていましたので、暑い中ですので、それをいただきながらよろしくお願いしたいと思います。
それでは、代表さん、よろしくお願いいたします。

団体員
紫波さぷりの代表です。今日は本当に暑いところを知事初め皆さんに来ていただいて本当にありがとうございます。1枚物の紫波さぷりの概要という資料を出させていただきましたが、それに沿って概要を説明させていただきます。
紫波さぷりは、平成17年1月15日にもちつきを行って、そこから活動をスタートしました。スタッフは、私と隣のスタッフと、あと2人の4人のスタートでした。目的は、障がいのある方やその家族の方が身近に利用できるサービスの提供を行い、地域で暮らしやすくなること、またその豊かな地域づくりです。
名前の由来ですが、栄養補助食品のサプリメントのように生活に身近な支援をしていきたいということで、「さぷり」という言葉を使いました。やっぱりあとは紫波町でやっていきたいということで、「紫波」という町名もつけました。その後、3月にNPO法人として認証を受けまして、児童デイサービスなど本格的に活動を始めました。そして、19年に元気なコミュニティに認定をいただいて、今日知事に来ていただいたと。ありがたいことです。
障がいのある子供たちへのサービスを行うところが今まで少なかったということもあって、児童デイサービスの利用は年々増えています。現在は1日当たり20名くらいの子供たちが毎日ここに来ています。それに伴って職員の数も常勤は11名で、パートさんは6名ということで、本当にたくさんのスタッフに増えました。
それでは、それぞれの活動の内容について、実際の状況とあわせてお話をしたいと思います。
まず、紫波さぷりの主な活動、収入源となっているのが児童デイサービス、日中一時支援という活動です。これは、障害者自立支援法に基づくもので、児童デイサービスは子供たちの療育目的にメニューを決めて活動を行う。日中一時支援は子供たちのお預かりが目的というものです。実際には、放課後や休日を過ごす学童クラブのような活動だと思っていただければいいと思います。
ここに来ている子供たちは、この制度を利用して、さぷりで過ごしています。登録者は幼児から高校生まで70名くらい、その中で月に一、二回の子から毎日来ている子供さんまでいます。利用規模は年々増えていて、去年あたりからちょっとすべての希望に応じられないので、調整をさせてもらっているという状況があります。
次に、地域活動支援センター「わっふる」ですけれども、これは昨年度から紫波町の委託を受けて、ここから少し、近くなのですが、ユニバースの近くの場所を借りて行っています。「わっふる」の主な活動は、重症心身障がいのある方のデイサービスです。重い障がいのある方の日中通える場がやっぱり少ないということで活動場所を作りました。現在は、月、火、金の週3回やっていまして、若い女性の方2人利用していただいています。その同じ場所で水曜日には「わっふる教室」という大人向けの教室を行っています。
あと、隣のスペースでは手づくり雑貨のお店もやっています。教室や雑貨屋さんをやることで、福祉には直接そんなに関心はないという方でも、障がいのある方を感じてもらいたいなという思いでその活動をしています。
あと、次に地域子ども教室「さぷりクラブ」ですけれども、これは紫波町教育委員会さんの委託事業として、さぷりの活動を始めた年から行っています。第2、第4土曜日に行事を企画して、近くの小学校にご案内をしまして、近所の子供たちと一緒にここで工作をやったり、あとは近くの公民館で映画会をやったり、そういうことをしています。障がいのある子供たちが学区外の学校に通っているので、やっぱりなかなか一緒に活動する機会が少ないということで、少しでも一緒に活動する時間を設けて、いろんな子供がいるのだよということを感じてもらえればなと思っています。始めたころはなかなか来てくれる方も少なかったのですが、最近は何人かは必ず来てもらっていて、特に公民館で行う映画会はたくさんの子供たちが、楽しみにしてくれております。
そのほかのさぷりの自主サービスとしてレスパイト、通学支援、「ちびっこさぷりん」というのがあるのですが、レスパイトは一時預かり。ただ、児童デイなどの制度をご利用されている方がほとんどなので、現在レスパイトの利用はありません。通学支援は、学区外の支援学校などに通う方の通学を支援するものです。
あと、「ちびっこさぷりん」は親子広場として、火曜日の午前中、ここの場所を、午前中はあいていますので、そこを開放してお母さんたちにハーブティーとか、ヨガで息抜きをしてもらってという活動もしております。
そのほか、この間新聞にも載せていただいたのですが、音とふれあいコンサートというのをやらせていただいたり、あとは子ども支援ネットワーク交流会とかシーティングの研修会とか、そういうこともあわせて行っております。大体そんなところです。

亀井主幹
ありがとうございました。今日お手元にカラー刷りのこの「さぷり」というチラシもご用意いただいたということで、今日参加された保護者の方の、子供さんがこのイラストを描いたそうです。
あと今説明あった行事とか、実際の子供さんのいる、そんな関係もありますし、音とふれあいコンサートというのが先ほどご紹介いただいた内容がこういうふうになっていらっしゃるということで。
この下のところが、その「わっふる」という雑貨の部分でしょうかね。

団体員
そうです。雑貨のところです。

亀井主幹
「わっふる」の施設は、また離れたところ……役場の隣の。これは、何か子供さんが時計を、振り子時計を、すごいですね。

達増知事
ええ、ええ。

団体員
利用者さんです。

団体員
利用者さんの子供さん。

団体員
こんな形で。

亀井主幹
それでは、早速懇談を進めていきたいと思いますけれども、本日は紫波さぷりのスタッフの方々3名と、それから利用されている方々3名にご出席していただいておりますので、皆様から自己紹介を兼ねまして、普段の活動内容や、利用しているサービス等についてお話をいただいて、その後意見交換などしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

団体員
私は、現在紫波町の古館に住んでおります。生まれは愛媛県で、育ちは静岡県で、大学でこっちに来たので、それがご縁で岩手県人となりました。娘が3人おりまして、大学4年、1年と高校1年生なのですけれども、知事と同じソフトテニス……ソフトテニスされるのですよね。

達増知事
ええ、ええ。

団体員
されていたのですよね。今真っ黒になって頑張っております。
紫波さぷりを私が始めたのは42歳のときでした。そのころ私は、親戚の製材所で働いていて、事務の仕事をしていて、特に福祉の仕事をしていたというわけではないのですが、仕事も余り忙しくなく、子供たちも大きくなって、やっぱり何かやりたいなという思いでいたところに、私の一関にいる友人がやっぱり障がいのある子供さんがいて、一関にはハンズさんというNPOがありまして、そこでやっぱりそういう支援をしているということを知りまして、ではこの紫波はどうなのかなと思ったときに、やっぱりそういうのをやってみたいなと思って立ち上げた、そのときにスタッフの方と出会って、2人で立ち上げたという形になります。
そのほかに、今紫波さぷりのほかにも学社ゆうごう支援グループの「えんのした」というところとか、あとはNPOの風・波デザインというまちづくりをやっているところにも関わっていて、やっぱりそうやって、いろんなところにいろんな人と関わることで、紫波さぷりを使ってくれている方とか、障がいのある方もつながりが広がってくればなという思いもあって活動しているという状況です。よろしくお願いします。

達増知事
本当に一般の人たちとか大人も子供も、そういう広くつながっていくというところが出ているなと思いますけれどもね。

団体員
ありがとうございます。

亀井主幹
それでは、次の方、よろしくお願いいたします。

団体員
よろしくお願いします。私も立ち上げ当初より代表の細川と一緒に活動してきました。私個人的には短大の保育科を卒業して、その後知的障がい児の入所施設のほうで8年間お世話になってきました。その後、何か自分たちで子供たちやおうちの方を支えていく何かが、子供さんの住んでいるそれぞれの地元に近い形で、何か小さい形でもいいので、できないかなと思って、ちょっと勢いのみだったのですが、退職しまして、そのときに細川と本当に偶然のというか、出会いがあり、さぷりを始めることができました。まずおかげさまで6年目を今迎えています。
今さぷりでは、先ほど話もあったとおり、たくさんの利用者さんに使ってもらっています。本当に一軒家なので、20人の子供たちプラス職員五、六人が入ると、もう本当にいっぱいというのが正直なところなのですが、個々のニーズみたいなところを受けつつ、今できることと、それから今したいこととか、あと、これからしていきたいことというのを踏まえて展開する難しさとか、楽しさとか、そういうのを日々感じながら働いているという状況です。
今日は、本当に緊張しているのですが、このような機会があって本当にうれしく思います。ありがとうございます。

達増知事
この家を使うようになったというのはどういう経緯なのでしょうか。

団体員
ここは、1月から活動始めたのですが、10月の時点で不動産屋さんから、今度リフォームしてこういう家があるよというのを私が教えてもらって、じゃ借りようかなと思って借りてからずっと使っています。

達増知事
ここは4号線からすぐだし、あとは車をとめるスペースもあり、いいですよね。

団体員
そうなのですよ。本当に、実は紫波さぷりがこうやって、やってこられたのも、その不動産屋さんのおかげかなというふうに思っているのですけれどもね。

達増知事
場所は大きいですよね。

団体員
そうですね。

達増知事
やっぱり家庭的な雰囲気になりますものね。

団体員
そうなのですよ。やっぱりそういうのをやりたかったというか、お家でやりたかったというのがあるので。

亀井主幹
いろんな出会いから始まっているというようなことでございましたけれども。
では、次の方自己紹介を兼ねてお願いします。

団体員
よろしくお願いします。こちらに勤めて私は6年目になります。高校卒業後は、一度別の会社に就職したのですが、働いているうちに、何か資格を取ろうと思いまして、こちらの岩手の専門学校に入学をしました。そこで保育士の資格を取りまして、そちらの学校の紹介でこちらの紫波さぷりさんと出会うことができました。現在は、子供たちの放課後のお迎えや帰りの自宅送迎とか、あとまた放課後の活動内容を考えて、それを実際にこちらで行ったりもしています。
今年、自分が勤めて6年目になるのですけれども、初めて「さぷりクラブ」の担当になりまして、そこで子供たちがどうやったら楽しんで行事に参加できるかというものを考えながらやっています。今夏休み中なので、朝から夕方まで子供たちと一緒に過ごしている状態です。暑いですけれども、汗をかきながらですが、楽しくやっております。よろしくお願いいたします。

達増知事
「さぷりクラブ」というのは、福祉用語というか、社会用語というか、ノーマライゼーションのほう、考え、理念の企画ですよね。障がいがある人、ない人かかわらずにみんなで集まるという企画なのですね。

団体員
はい。そこで特に、じゃ、みんなで一緒に何かやりましょうとか、そういうのは特にないのですけれども、やっぱり同じことを同じところでやるということがまず、いいのかなと思ってやっています。

達増知事
映画を見たりとかもやるのですね。どんな映画を見るのでしょう。

団体員
本当に「ムーミン」とかだったりとか、一応映画は県のライブラリーさんに毎回お願いして。

達増知事
「やさしいライオン」とか、そんな古いのから。

団体員
古いのから新しいのから。

団体員
「10ぴきのかえる」とか。

団体員
「おむすびころりん」から、本当にちびまる子ちゃんの防犯映画まで。

団体員
ミッキーのクリスマスとか。

達増知事
県がコレクションを充実させて…

団体員
できれば新しいものを。

団体員
6年やっているので。

団体員
結構見ちゃったので。

達増知事
ええ、ええ。

団体員
あわせてお願いします。

亀井主幹
企画のほうを担当されているということで、ご苦労を聞かせていただきました。ありがとうございます。
それでは、利用されている方々からということで、お願いします。

利用者
私は矢巾町に、家内と息子と3人で住んでおります。今息子は小学校2年生です。学校のほうは、盛岡みたけ支援学校に通っています。学校の始まりが8時50分で、うちは私も家内も両方働いていますので、普通だとちょっと預けられないので、ただ朝登校用の巡回バスがあるので、それに子供を乗せているのですが、7時前にうちを出て、ちょっと息子にはかなり負担かけているのですが、朝2時間ですか、私の車と登校用のバスと、帰りが1時間ぐらい乗っているのですが、ちょっと普通の学校には通えないので、負担が承知の上でも子供のためにはそこの学校にやるのがベストだなということで、元気に通っていました。
さぷりさんの利用については、基本的には学校が終わった後に、いわゆる学童さんみたいな形で、日中一時のサービスのほうで預かっていただいていました。学校に行くまでは町内の保育園で特別に先生をつけていただいて、少し厚く面倒を見ていただいていたみたいですが、学校になると、学校選びが今思い出すとすごく大変でしたが、支援学校はあるけれども、みたけで距離が遠くになるので、子供にちょっと負担をかけるのでどうしようかなとすごく葛藤があったのですが、学校はそういうことになりました。あともう一つ、学校が終わった後どこに預けようかと。矢巾町にはそういう施設がないので。実は、みたけ支援学校の隣にも施設があるのですが、ここは盛岡と滝沢の子供だけで、矢巾町の子供は預からないし、学校に近い学童に利用できるところがあるのだけれども預かれない。それで、紫波さぷりさんのほうにお願いできましたので、今は何とか利用させてもらっていました。

達増知事
この絵をかいたんですね。

利用者
そうです。

達増知事
これすごいですよね。バランスがすごいし、同じ高さだとか、同じ列にぴしっと並んでいてですね。

利用者
やっぱり光が出たり音が出るのが好きなので、からくり時計なのですよね、それ。好きでこういう絵をしょっちゅうかいています。余り手書きはなくて、うちでパソコン預けていると、パソコン使ってマウスでもっとすごい絵をかくのですけれども。

達増知事
いや、すごい集中力だと思います。

亀井主幹
ありがとうございます。小学校2年生ということで、今お世話になって2年目ということでしょうかね。

利用者
そうですね。

亀井主幹
はい、ありがとうございます。
それでは、次の方からお話をお願いします。

利用者
私は、ここ紫波町の隣の花巻市石鳥谷町に住んでいます。息子は、さっき見てもらったと思うのです、わあわあ泣いて騒いでいた男の子ですけれども、重度の知的障がいがあります10歳の男の子です。現在は、岩手県立花巻清風支援学校の小学部の4年生です。
体は丈夫なのですけれども、運動能力もすごくて、走るのも速いのですけれども、言葉が一言も出てこなくて、知能が、調べてもらったところ、1歳半くらいと言われています。なので、こっちの言っていることはわかっているようなのですけれども、彼の言っていることがわかる人とわからない人がいるために、何かを訴えたいときの方法が、手を引っ張るとか、泣いたりすることしかなくて、やっぱり慣れている人の通訳が必要になってくるのですね。なので、やっぱり預ける人を私も選ぶようになっています。
私自身ですけれども、会社で営業の仕事をしています。16年になります。大学卒業してからずっと続けてきた仕事なのですけれども、今は自宅の石鳥谷町から40分くらいの通勤時間をかけて北上の営業所に行っています。子供が10歳なので、10年前に生まれてから3カ月、産休明け8週間後から地元の保育園に預けて仕事をしてきたのですけれども、私の両親の夕方からの協力を得たりしていたのですが、保育園は祭日休みでも、私の仕事は祭日休みではないので、家族で交代で休みをとったりして見ていたのですけれども、障がいがわかって、とても元気で目が離せなくなってくると、おばあちゃんも手に負えなくなってきて、託児所を探すことにして、託児所を探したのですが、慣れていない障がいがある子供を預かるのはちょっとということで断られ続けて、地元のそういうコーディネーターさんに相談したところ、この紫波さぷりさんに出会いました。
それからは、祭日も困ることなく生活できてきたのですけれども、今度年が大きくなってきて、地元の小学校に入れることにして、放課後の時間、迎えにも行けないので、そういうことからまた続けてデイサービスを利用するようになりました。
いろいろありまして、この4月、4年生からということで花巻市太田の清風支援学校のほうに転校することにさせまして、今度は私の通勤の時間にはもう預けることはできない。私は家を7時半に出るのですが、子供は8時45分からしか預からないので、その間の時間が埋まらないということで、さぷりさんに8時に迎えに来てもらってという、朝の通学支援を利用しています。だから、フルにいろんなサービスを利用しているようになっています。最近では、そういう利用したい方が増えて、定員オーバーで利用できない日が増えたりして、すごくこっちも無理やりお願いすることもできないので、ほかの施設も当たって、併用する形で何とか毎日しのいで利用しています。
こちらのいいところは、小さいところならではというか、スタッフさんがまず代わらないというのが私は安心して預けられる点だと思っています。本当に代表さん初めスタッフの方と出会った当初から、息子のことを理解してもらって、一緒に成長を助けてもらっています。こういうところがあるから、私たち家族も、ほかの障がいを持つ子供を持つ家庭も普通生活を送れているということを今日ぜひ見てもらいたいなと思います。
以上です。

達増知事
朝の通学支援というのは、やっぱりニーズがあるのですね。

団体員
はい、どうしても学区内を超えて通学しなければならないお子さんとか、あとお家の事情によって車が運転できないお宅もあったりすると、どうしても誰かが代わりに一緒に行かなければならないということで、朝のスクールバスがある学校はみたけさんしか今ない状態なので、ほかの地域、岩手県はやっぱり広域圏が広いので、紫波から結局みたけに通う方もあれば、花巻に通っている方もいる状況があって、やっぱり近くて50分、朝の通勤時間、それこそ1時間、バスだと遅れてはならないので、2時間というのがそういう現状です。やっぱり1時間、夏場でそれくらいかかるので、なかなか学校を選ぶことプラス道も選んでいるというのがあって、そういう通学支援も必要になってきている状況です。

亀井主幹
ありがとうございます。
それでは、次の方、お願いします。

利用者
私は紫波町の、すぐここのそばに住んでいます。娘は18歳になりますけれども、娘が生まれてから重い障がいがあるとわかって、教員をやめまして、それから以後ずっと主婦です。今日は、このような席に参加させていただいて、大変光栄に思います。なかなか主婦だと皆さんの前に出て何かを話すとかということがないので、ちょっと緊張しておりますが、よろしくお願いします。
18歳になる娘は、点頭てんかんという診断を受けまして、上肢、上半身と移動も機能障がいということで、いわゆる重症心身障がい者ですね、児ではなく、者になりました、18歳になったので。食事も排せつも移動もすべて介助が必要です。生まれたときは元気だったのですが、生後3カ月にちょっと異常に気づいて入院して、それ以来抗けいれん剤、飲み薬を飲んで治療はしていますが、いまだにまだけいれん発作といって、硬直したり、がくんがくんとなる発作が一日に何度となくあります。そして、今日のように、ここ何日間のように暑い日が続くと、大人は水分を取ったり汗をかいたりして体温下げることができるのですが、その辺がまず上手に調節できないので、どんどんと上がってしまったりします。

達増知事
心配ですね。

利用者
そうですね。というので、なかなか生活全般でも、もちろん手がかかりますけれども、発作とか体温調節とかいろんなことが心配で目が離せない状態です。
娘は、今年の3月にとなん支援学校、前の盛岡養護学校、12年間通学したのですが、卒業して、今は3カ所に通っております。在学中は、18歳まではこの紫波さぷりさんの児童デイサービスを利用できたので、ここにお世話になっていたのですが、18歳以降、卒業以降はなかなか利用できる施設が、もちろん作業とかできないので、作業所とかに行くこともできないですし、かといって丸々在宅というのもちょっと本人にかわいそうなので、3カ所に通っております。
1カ所目が、さっき代表さんがお話しになった、ここから少し行った「わっふる」というところで、週2回行っています。それから、2カ所目が、手代森にある盛岡市地域福祉センターという老人の方も利用しているところなのですが、そこで週1回生活介護の入浴サービスを利用しています。3カ所目は、矢巾にある重心のみちのく療育園の通園部に何とかお願いして、枠を本当にこじ開けてもらって週に1回通えるようになりました。この3カ所へ、もちろん今までの支援学校にも、12年間そうですし、今通っている3カ所へすべて送迎は私が車でしています。
ただ、どうしても主人が今単身赴任ですので、娘、娘の兄弟、私のほかの子の学校行事なんかのときにはどうしても私一人では行き切れないので、そういうときは、みちのく療育園のショートステイとか日中一時支援という、泊を伴わない日中一時支援というサービスを利用することもあります。
まず、重い障がいがあるという話はしたのですけれども、もちろん言葉を話すことはできませんが、相手の表情を見たり、声の調子、話しかけてくれる人の声の調子を聞いて、しっかり自分の声で、あと自分の笑顔で返すことができるので、どこの施設に行っても、皆さん職員の方にいっぱい声をかけていただいて、まず心地よくいろんなお世話をしていただいて、何とか3カ所という、ちょっときついと思うのですが、娘なりに楽しい時間を過ごしているようです。
以上です。

亀井主幹
それでは、今日一通り出席の方々からお話を伺いましたので、ここでちょっとまとめというか、知事と局長からそれぞれコメントいただきたいと思いますが。
初めに、中田局長からお願いします。

中田局長
今日はありがとうございます。前回もちょっとお邪魔して、先ほど知事もおっしゃいましたけれども、こういう普通の形の家でこういうサービスをされているというのは、すごく暖かく感じられて、何か自然な感じで非常にいいなと思いました。何か余り詳しくはないのですけれども、ヨーロッパのほうでもそういう普通の家庭のような中で育てるというのがやっぱり大事だというふうなことでやっているようですので、非常にいい取り組みだなということで思いました。
それから、送迎サービスとかいろいろきめ細かな、なかなか行政の手が届かないような分野にも手を届けて、いろいろサービスされているということは非常にありがたいなと思いました。
身近でもやっぱり同じようなサービス受けたいという方が実はおりまして、なかなか順番が回ってこないといいますか、先ほどもおっしゃいましたけれども、こちらさんのほかにも何カ所かあるようですけれども、サービスを受けられないみたいな、待っているみたいな方もいるようですので、その辺も課題かなと思いましたけれども、その辺どうなのでしょうか、これから待機者といいますか、待っている人たちも大分多いのですか。

団体員
多分いっぱいですね。いっぱいいて、どんどんできればいいとは思うのですけれども、やっぱり使っていない方もいるし、まだ多分こういう使い方というか、サービスがあるというのも知らない方もいると思うので、でき始めると、もう本当にどんどん、どんどん話を聞いて、利用者が増えてくるので、本当に必要なサービスだと思うのですが。

中田局長
まだまだ少ないといいますか。

団体員
そうですね、まだまだニーズに比べては少ないと思います。

亀井主幹
ありがとうございました。
それでは、達増知事からコメントをお願いします。

達増知事
利用者の方々は、もうお一人お一人いろんな全然違う事情があり、また個性があり、そういったことに一人一人にきちんときめ細やかに対応されているというところがすごいなと思いました。学校での教育というのは、むしろ画一的に一人一人の違いとかというのよりも、みんなで同じことを勉強するという、それは経済、社会の要請で、仕事をしていくときに、そういう何かみんなで同じことをやることが自由市場経済の論理からすると都合がいいので、そういうのを身につけましょうということにはなっているのですけれども、でも人間にとって本質的かというと、実はそうでもないところもあるので、やっぱり一人一人の違いにきちんと正面からこたえていくことのほうがより人間として本質的なことなので、非常に大事なことをここはやっているなというふうに思いました。
そういうことがいろんな「わっふる教室」とか、いろんな地域の大人向けとか、あるいは地域の子供向けとか、特に障がいのあるなしにもかかわらず子供が集まるみたいな企画は、理屈ではわからなくても体感的にやっぱりこういうのは大事だというのはみんなにも伝わるでしょうから、いいと思いますね。

団体員
ありがとうございます。

亀井主幹
ありがとうございました。

団体員
褒められました。

亀井主幹
それでは、これからは少し自由な形で意見交換を進めていきたいと思いますけれども、皆さん自己紹介を兼ねながら、今までの姿とか活動について教えていただきましたけれども、ふだん感じている部分についてとか、あと今後こういうふうに、今も知事のほうからコメントありましたけれども、地域でどうやって、やっていくかというあたり、普段考えていることなどを教えていただきたいと思います。

団体員
普段感じていることは、私が紫波さぷりを立ち上げて、本当に今まで普通の会社で働いていたときよりも断然やっぱりやりがいも感じますし、本当に自分でこういう仕事ができてすごくよかったなと思って、充実感を感じています。やっぱりそういうことを皆さんが感じられるようになると、みんな元気になって、それが豊かなまちなのかなというふうに思っているので、スタッフももちろんそうですし、利用されているご家族の方も自分のお仕事をしたり、自分の時間を持ったりということで、やっぱりやりたいことをやれると元気になれるのかなと思うし、もちろん利用者さんもそれぞれ自分のやりたいことをやれるというのがやっぱり一番かなというふうに思っています。
NPO法人として6年目を迎えたということで、NPOについて、今まちづくりとかもあっていろいろ考えることがあるのですけれども、NPO活動というのは結局そういう社会的趣味を持った活動、自主的活動であると同時に、それで働いていきたい、生活をしていきたいという部分もあって、私は最初からそういうスタッフとか、こういう仕事としてちゃんとやってほしいし、お給料もある程度払いたいしというふうにすごく思っていて、やっぱりそうでないと広がっていかないと思うので、そこのところでNPO法人というのがちょっと民間の会社とかと比べて、そういう財産を持てないとか、いろいろ税法上のこととかもあって、そういうところがやっぱり難しいところがあるなというのは日頃は感じているところです。
やっぱり協働というのは、紫波町でもそうですけれども、県でもそういうことも今はやっているということなのですけれども、お互いに私たちも変わらなければいけないし、行政の方もそれによって変わっていって、自分たちでやるという意識もなければいけないしというふうには思っているところです。

亀井主幹
身近なところでというやっぱりNPOとしてのよさというか、皆さん利用されている方々の声も聞いて。

団体員
そうなのです。だから、足りなくて、こういうところがいっぱいできればいい、本当に矢巾にもできて、盛岡の都南地区にもできてと、いろんなところにあるとやっぱりお家の近くで使えるわけなので、そういうのが一番理想かなというふうには思っています。

中田局長
こういう団体、さっき申し上げましたけれども、県というか、全体でどのぐらいのNPOなり社会福祉法人なり、同じようなサービスを提供している団体というのはどのぐらいあるのですか。

団体員
同じようなサービス、どれぐらいあるのでしょう。NPOでは、県内で6つか7つか…

団体員
北から久慈あって盛岡があって、紫波があって花巻があって、北上があって水沢江刺があって、千厩、一関と8ですね。縦にあるところ。あとは、社会福祉法人で大きいところが盛岡とか、あと花巻にあって。

中田局長
横の連携みたいなものも、ネットワークも。

団体員
そうですね。ネットワークはこの児童デイの私たちは結構ネットワークがあって、年に1回か2回は集まって情報交換とかをしていって、そうすると何かのときに聞いたりできますので、やっぱり社会福祉法人よりはちょっと基盤も弱いところもあるので、その辺はすごく助かっていますし。

達増知事
NPOの法制度については、やっぱりどんどん使い勝手がいいように変えていかなければならないですから、どんどんそういう皆さんの声を聞いて、社会福祉法人のほうはもう厚生省のほうで昔からいろいろ経験しながら積み上げていった法制度というところがあるのですけれども、NPO法はちょうど作るころ国会にいましたから、かなりエイヤっと作ったという記憶があって、いろんな種類のNPOがあるのだけれども、とりあえず何か全体を束ねるような団体から話を聞き、あとは大蔵省、財務省がやっぱり厳しいわけですよ。脱税、節税に使われては困るというので、それでぎりぎりやっていたので、全然現場の蓄積に基づいてできている法律ではないので、もっともっと使い勝手よくしていかなければならないし、あと条例でワンクッション置くみたいな、そういう脱税的なことを心配するのであれば、途中県なり市町村なりのところでそうならないような何かチェックが働くから大丈夫みたいにして、法律と条例のあわせ技で、その分自由度を広げるとか、いろんなやり方があると思うので、そこは工夫をしていきましょう。

団体員
そうですよね、お願いします。

亀井主幹
最初から一緒にやられていたスタッフの方はどうですか。

団体員
こういう小さい家でやる良さも、もちろん大事と思う。やっぱり大きい施設ももちろん大事とも思っていて、使う方によって欲しいサービスが正直違っているという現状もあると思っています。放課後を有意義に過ごしてほしいという理想と、お家の方からすると、どうしても仕事なので見てもらわなければならないという正直な現実もあると思うので、どこが足りなくて、どこがこれから増やしていかなければならないのかというところのそのお話をやっぱり聞かなければいけないというのと、あとはさぷりなり、こういう法人自体がどういう方向性で進んでいったらいいのかなというのは、本当に毎日の生活と同じように考えなければならないなというのはすごく感じています。
朝の通学のところを強く希望している方もいれば、お友達がたくさんできるようなところ、やっぱり特別支援学校さんにしても同級生が少ないので、1クラス3人とか4人とかというところなので、こういうところを使うと20人全員がお友達ではないですが、顔見知りが増えるということで、自分を振り返ってみても1クラス30人、40人、小学校、中学校といたのに、お友達の数も、ここに来て使ってもらうことによって増えていくよさもあるのかなと思っているので、そういう子供たち自身の楽しさもやっぱり毎日の中で提供してあげれればいいなというのはすごく感じていました。

亀井主幹
同じように隣のスタッフの方も企画とかしながらさまざまやっていらっしゃるようですけれども、いかがですか。

団体員
そうですね。確かに「さぷりクラブ」とかやっているのですけれども、利用されている方の年齢の幅が広くて、ちっちゃい子は年長さん、年中さん、四、五歳の方から大きい方は高校3年生という方がいるので、どういった活動をすればみんな一緒にできるかというのはちょっとやっぱり難しいかなというふうなことは感じています。

亀井主幹
先ほど情報交換、デイの方々とあるということでしたけれども、今やっている土曜日の関係では情報交換とかはございますか。

団体員
私たちから発信している感じです。映画会がこういうのが人気だったよとか、あと工作こういうのが良かったよというのをお互いどういうのがよかったかなと聞いたりとかはしてやっています。

亀井主幹
では、これからますますスタッフの方々のほうでまた企画が増えてくるかと思いますね。
では、先ほどスタッフの方からは、使っている方々の声も聞きながらということでしたけれども、いかがですか、そこは。

利用者
そうですね。ここは家庭的な雰囲気で、やっぱり施設みたいなそういう箱物の中に閉じ込めるような、そういうちょっと厳しい言い方をすれば非人間的なような扱いを受けるようなところには預けたくないなというのがすごくあって、さぷりさんはそういうことがなくて、本当に普通の一軒家ですし、そこが子供にとってはすごくよくて、実はそういう施設に預けようと思ったのですが、拒否反応を起こしてしまって、やっぱりうちとかけ離れているような施設で、うちの子供は自閉なのですが、やっぱり気持ちが小さいのもあるし、全く対応できなかったのです。ここに初め利用する前に一回試しに連れてきて、ちょっとすると、ばっと走って遊んでいたのですけれども、まずこういう時計が好きなので、時計で少し落ちついて、ああ、ここだったら大丈夫だなと思って、それでずっとお願いしていました。

亀井主幹
大分ご家族も安心してお預けできるということですね。

利用者
あとは、こうだったらいいのになというのが一つあって、さぷりさん、すごい車持っていて、ほかの施設と違ってあるのですが、ちょっとうちは、どうしても低学年なので、ほかの高学年だと時間が遅くて、同じ学校でも学校が終わる時間、結局迎えに行く時間が違うし、それでどうしても車を運転する人も、運転する人以外にもう一人職員の方も乗らなければいけないということで、そういう時間的制約、人的制約も、車の台数も制約もあって、実は木曜日、金曜日はうちの親に頼むのですが、うちの親父も不整脈があって、定年まで勤められなくて、いつぶっ倒れるかちょっとわからないところがあるので、まず学年が上がるまでは何とかそれでしのごうと思ってやっていましたね。通学もさぷりさんみたいな施設を利用しているけれど、受けるところが限られていて、やっぱりうまく繋がるような、そういうようなのがもっと何かサービスみたいなものが他にあればいいなと思っています。

亀井主幹
そういう中で、さぷりさんもいろいろとご支援しながらということで。

団体員
やっぱり先ほど、どうしても遠いので、そこでつなげるところで、子供さんたち、普通のとか一般の学校に行っている子もそうでしょうけれども、なかなかそれよりプラスして一人では過ごせないというか、必ず支援が必要なお子さんたちなので、バスに乗って公共交通機関を使ってということもできるのでしょうが、まず、みたけに行くために自分がもし行くと考えると、紫波から行くとしてもかなりの数を乗り継がなければならないというところを、子供たちが果たして帰りだけだとしても、できるのかどうかということ、待つことが難しい、見通しが持てたとしても、それを毎日続けることができるのかとなると、安全安心を考えるとやっぱりお迎えに行って一緒に帰ってくるということがどうしても必要になってきてしまうのです。まして車いすだったり動けない状態であれば、なおなのですけれども。預かる前提に移動も、と、なってきてしまってきている現状があるのですが、なかなか一つの会社だけということでは対応が難しい現状はあります。

亀井主幹
いろいろと学校から支援校に行ってということで、普通校から行って、その中で継続してお勤めをされて、こういう支援を受けながらということですけれども、いかがですか、その点。

利用者
やっぱり今の移動ということで、地元の学区内、2キロ以内とかの小学校で同じ教育を受けられるのが一番私たちは望んでいるのです。私たち夫婦が家を持とうと思ったときに、子供が将来できたときに小学校に通い、近くの中学校に通い、高校に行くのに便利なようにと石鳥谷町の駅西のニュータウンなのですが、小学校の校庭も目の前で、駅にも徒歩3分で行けるというところを選んで家を建てたので、そこに歩いて子供が通学するのが理想だったのですけれども、こういうことになって通えなくはなったのです。地元の保育園に入れていた時点で、普通の子供との差がまず最初は少なかったので、まねっこしながら少しずつ成長してきたところがあったのです。うちの子供が小学校に入学するときに「どうされますか」ということで面談とか受けたとき、小学校1年生のときは同じ保育園のお友達が行く小学校にそのまま入れたのです。ですが、やっぱり年を重ねるにつれて専門的な教育が必要だと思うようになってきて、もう小学校側もそういう子供を受け入れるための施設も整っていないし、教材もないのです、お金もないですしということをはっきりおっしゃられたので、そうか、私たちはやっぱり支援学校を選ぶべきなのかなと。よく3年生、4年生で転校する方が多かったので、うちもやっぱり考えたほうがいいなということで、転校させました。
そこで、初めて私たち普通の人なのでわからなかったのですけれども、地元の小学校は市立で、支援学校は県立なので、先生の行き来がほぼないというのが現実だと言われて、転校させてみて、そっちの県立の支援学校の先生と出会ってみて、全然やっぱり受けている教育も違うし、意識も先生たちの意識が違うなというのを感じていますので、友達の力もすごく子供には欲しかったのですけれども、ちょっと今回はあきらめてと思って学校に通わせています。そこをやっぱり分校にするなり、特別支援学級の先生だけでも県立の先生をそっちに回すなり、交流があったらもっといいなと思っています。

亀井主幹
教育も、子供さんの障がいに合わせた状況で受けるということで、限られた多分専門の学校でということで、いろいろと悩みながら選択された部分もあって。

利用者
そうですね、選択は親がしてあげることしかできないので、子供は選ぶことができないから、すごく重大な責任を負っているなとは思っているのですけれども。

団体員
学校選びって皆さん悩まれてて。

亀井主幹
今学校を卒業された後のね。

利用者
はい、お二人とは中身がちょっと違ってくるかもしれないのですけれども、やっぱり養護学校に通っているときは、ほとんどマン・ツー・マンで、教室に2人子供がいると2人先生がいるという感じで、もうそれこそ言葉がなくてもそういうふうに表情で返せるようになったというのは、その12年間の先生方のマン・ツー・マンのあれの積み上げがあって、そうなったのだなって今改めて感謝していますが、学校に行っているうちは漠然と卒業すると、こういう重い障がいがある子でも、みちのく療育園と、あと療育センターの中にも「かがやき」という通園部があるのですが、そこのどちらかには通えるものだと安心していたのですが、実は定員がありまして、1日5名、どちらも5名という定員で、その5名を割り当てというのですか、何曜日は誰さんと誰さん、あなたは何曜日と何曜日通ってくださいみたいに割り当ててというか、本当に分け合って使っている状態のところです。どちらかに行きたいという希望はしたのですが、希望した高2の時点では、もういっぱいですと断られて、どうしようって。行くところがないという悩みを高等部に入ったあたりから代表さんとかにお話ししていて、「わっふる」を作ってくださったので、辛うじて週2回はその重度の障がいがあってもそういうところに行って楽しい時間を過ごしてということができているのですが、まだまだ今からうちの子のような重い障がいのある子がどんどん養護学校を卒業してくるのですよね。そのときに、もう定員いっぱいですよと、ガシャンとシャッターをおろされても、ではどうしよう、では盛岡は行くところがあるのか、あるからいいのかとか、紫波、矢巾は行くところがないからというような状態だと、育てていくにもちょっと希望が持てないというか、つらくなると思うので、もっともっとさぷりさんのように小ぢんまりとしたところでいいので、あちこちに事業所というか、そういう重い障がいがあっても毎日生き生きと暮らしていける、自分の地域で暮らしていけるようなところができてくれればなというのが、私一人ではないです。いっぱいの親が思っています。

亀井主幹
そうすると、やっぱりいろんな年代に応じた状況で今回「わっふる」とかの企画とかも細川さんのほうで考えて広げていったということでしょうか。

団体員
そうですね、やっぱり娘さんがさぷりを使ってもらっていたので、そういう話を聞いて、やっぱり娘さんが卒業するまでにはそういう場を作りたいなというのは思っていて、でも実際今の地域活動支援センターということで、看護師さんがいるわけではないので、そういう医療ケアの必要な方はちょっとまだ使えないという状況なので、こちらももうちょっとパワーアップしたいなとは思っているのですが、そういう本当に難しい現状だということがあると思います。

亀井主幹
でも、利用者さんとつながりながら活動しているという様子をいろいろと聞かせていただいて、ありがとうございました。

知事所感

亀井主幹
あっという間に何か時間も過ぎていきましたので、ここで知事から。

達増知事
では、9時半にお客さんが来ますと書いて、今日の日程で書いていていただいてあれなのですけれども、大変なことなのですけれども、でも紫波さぷりさんはちゃんと利用者の皆さんの希望になっていて、そしてまた地域の希望にもなっているなというふうに思いましたので、解決しなければならない課題とか、まだ答えが出ていないそういう課題も少なくないのですけれども、そういうのにちゃんと向き合っている、あるいは少なくとも意識してやっているということで、そういうことがやっぱり希望につながっていくと思うので、ぜひこの調子で頑張っていただきたいと思います。

団体員
ありがとうございます。

達増知事
今日は非常に参考になりました。

団体員
ありがとうございました。

亀井主幹
県議の高橋先生から一言お願いします。

高橋県議会議員
実は、紫波さぷりさんには前会派でお邪魔させていただき、ありがとうございました。それで、県議会では障がいの差別撤廃のための条例を12月の議会に上程するところで今進めております。各会派から責任者の方々が出まして、それはやはりうちの会派でもこちらさんにお邪魔させていただいて、勉強させていただいたと。それをぜひ条例という形で形づくりをして、それをいろいろな形で、いわゆるさっき知事さんからお話のあったノーマライゼーションの基本理念をしっかり目的達成できるように取り組んでいきたいということで、議会でも取り組んでおりますので。
それで、紫波さぷりさんに近いうちに各会派の代表の方々がお邪魔しますので、またご迷惑かけると思いますので、そのときにはひとつご指導をお願いしたいと。
それから、今日は知事さんがせっかくおいでになっているので、前にお邪魔したときも通学支援のことをお話しされたことが非常に印象で、知事さんも今日ここでお約束することはできないでしょうけれども、知事さんにもどうかこの通学支援、もう前からのやはりこちらの課題というか、一番あれだということでございますので、今後解決に向けた方向づけをひとつよろしくお願いいたしたいということでございます。今日は本当にありがとうございました。

団体員
ありがとうございました。

亀井主幹
熊谷先生、よろしくお願いします、一言。

熊谷県議会議員
先ほど利用者さんお二人の話に尽きると思うのですが、法的な大きな施設と、こういうアットホームなさぷりさんのような施設でやっぱり両方なければならないと思うのですが、知事さんもさっきいろいろお勉強されたと思うのですが、コミュニティ100選に選ばれるような活動とかありますので、ぜひ全県に紹介していただいて、それぞれの場所でこういうNPOができるようになっていただければなと思います。
以上です。

亀井主幹
ありがとうございました。

閉会

亀井主幹
皆さん、本日は貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。これをもちまして、県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を終了いたします。ありがとうございました。

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