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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成28年9月13日 二戸地区)

ID番号 N51793 更新日 平成28年10月27日

日時
平成28年9月13日(火曜日)10時30分から11時43分まで

場所
二戸地区合同庁舎 1階 大会議室

参加者(敬称略)

・ 参加者(敬称略)
  高橋 光子(二戸市地域おこし協力隊 隊員)
  竹田 大理(鮨処 たけ田 店主)
  三角 裕美(滴生舎 塗師)
  堀米 悠平(ふるさと応援隊 わ・かるまい 理事)
  小井田 寛周(小井田立体農業研究所 所員)
  小野寺 晴海(日本ソーイング株式会社岩手工場 社員)
・ 県側
  知事、県北広域振興局副局長、秘書広報室長
 

開会

保室長
 それでは、少し時間も早いのですけれども、皆さんおそろいですから、ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を始めたいと思います。
 今日は、「地域に根ざす価値を活かした未来づくり」をテーマにこの二戸地域の皆様にお集まりいただいています。お仕事あるいは地域の活動など様々な形でこのふるさとの振興に携わっている皆様にお集まりいただいています。本日お集まりの皆様、台風10号の影響等もある中でお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。
 今日は私、秘書広報室長の保が司会を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

保室長 
 それでは、早速ですけれども、開会に当たりまして知事から御挨拶申し上げます。

達増知事
 皆さん、おはようございます。台風10号の被害はこの二戸地区にも様々影響が及んでいるところ、改めてお見舞いを申し上げます。
 岩手における台風10号の被害の規模というのは人的被害や様々な産業関係の被害、住家被害等々、ざっくり言って風水害としては1959年の伊勢湾台風以来という規模で、風水害としては50年に1度クラスの被害が出る、そういう大きな災害でありました。
 また、同時に今岩手県は国体と全国障害者スポーツ大会、国体というのは47都道府県を回っているものですので、これも大体50年に1回ぐらいで回ってくるもの、そういう二つを同時に取り組むということは大変なことではありますけれども、東日本大震災津波を受け、そこからの復興に取り組み、また復興と同じ趣旨でふるさとを消滅させない、地域振興をしっかり進めて、いわゆる地方創生、ふるさと振興、これを地元の底力と様々なつながりの力とを合わせて進めていこうという、そういう大変力強さが岩手には満ちていると改めて思っています。この力があれば東日本大震災からの復興、そしてふるさとを消滅させない、このふるさとを子や孫の世代にもきちっと引き継いでいく、地方創生、ふるさと振興も成功するし、また今直面している台風10号被害の復旧、そして国体・全国障害者スポーツ大会の成功も、両方できるというように確信しています。
 大事なのはそれぞれ地域の中で地域振興の最前線で活躍している皆さんでありまして、今日はそういうテーマでこの二戸地区のそれぞれの地域、それぞれの分野で活躍している皆さんの生の声を聞いて、それを岩手県政に反映させてまいりたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

保室長
 それでは、進めさせていただきますが、最初に私の方から今日の出席者につきまして、皆様方の所属とお名前を一通り御紹介申し上げます。その後、改めて2分ぐらいずつ自己紹介をお願いします。その後、今日のテーマでございます未来づくりの関係のお話を一通りいただいて、最後に自由懇談の時間も設けるというような流れで進めさせていただきたいと思います。
 それでは、私の方から出席者の方の御紹介をいたします。名簿に沿いまして御紹介させていただきます。
 二戸市地域おこし協力隊の隊員でございます高橋 光子 様でございます。

高橋 光子
 よろしくお願いします。

保室長
 鮨処たけ田店主の竹田 大理 様でございます。

竹田 大理
 よろしくお願いします。

保室長
 漆の関係で滴生舎の「塗師」と書いて「ぬし」というようなお仕事でございます。三角 裕美 様でございます。

三角 裕美
 よろしくお願いします。

保室長
 それから、続きましてふるさと応援隊 わ・かるまいの理事でございます堀米 悠平 様でございます。

堀米 悠平
 よろしくお願いします。

保室長
 続きまして、小井田立体農業研究所ということでございます。小井田 寛周 様でございます。

小井田 寛周
 よろしくお願いします。

保室長
 そして、一戸に工場がございます日本ソーイング株式会社岩手工場の小野寺 晴海 様でございます。

小野寺 晴海
 よろしくお願いします。

保室長
 県からは達増知事、そして県北広域振興局の玉懸副局長が出席しています。
 それから、ちょうど皆様のお手元にお飲み物とお菓子が配られています。お召し上がりいただきながら進めていきたいと思いますが、ではお菓子の説明を最初に玉懸さんからお願いします。

玉懸副局長
 本日のお菓子は、九戸村の小笠原菓子舗さんのテウチグルミのケーキでございます。九戸村の特産のクルミと甘茶を使ったパウンドケーキで、本日御参加されている小井田さんの立体農業研究所で無農薬栽培されたテウチグルミの風味がラム酒と甘茶で引き出されて、しっとりとした食感でございます。

達増知事
 クルミおいしいですね。

玉懸副局長
 レシピも小井田さんが二戸地域の雇用創造協議会に在職されていたときに考案されたと伺っています。昨年から道の駅おりつめオドデ館や二戸の物産観光施設なにゃーとなどで販売されていまして、新たな名物として人気商品となっています。どうぞお召し上がりください。

保室長
 PRなど何か一言コメントがあればどうぞ。

小井田 寛周
 一つのこだわりといえば、国産のクルミというのは全国で本当に物がない状態になっています。そういう中で、このお菓子というのはほぼ100%国産のクルミをぜいたくに使ったお菓子ですので、この地域でしかつくれないお菓子だとは思います。少しぜいたくなものかなと思いますので、ぜひ食べていただいて、いろいろな方に宣伝していただければと思います。よろしくお願いします。
 

懇談

懇談会の様子2

保室長
 それでは、懇談の方を進めさせていただきたいと思います。
 最初に、お一人2分ぐらいで自己紹介をお願いしたいと思います。
 恐れ入りますが、名簿の順番で行きたいと思いますので、高橋さんの方からお願いします。

高橋 光子
 二戸市地域おこし協力隊の高橋 光子と申します。よろしくお願いします。
 私は、神奈川県川崎市出身でして、現在は二戸市在住です。東京の大学を卒業しまして、東京の会社に就職しましたが、何か地域貢献できるような仕事につきたいと考えまして、2015年4月より二戸市地域おこし協力隊に着任しました。
 主な活動内容としましては、二戸で地域活動されている皆さんと、あとIGRいわて銀河鉄道の観光部門と連携しまして、地域にある資源を生かした内容で日帰りツアーを企画したり、当日のガイドをしたり、あとは裏方の現場作業のサポートなどを行っています。またSNS、カシオペアFMのラジオ番組などで二戸の魅力、観光などの情報を発信しています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございます。
 それでは、竹田さんお願いします。

竹田 大理
 鮨処たけ田の竹田大理と申します。達増知事さんとは初対面ではないです。実は私、盛岡の鮨懐石 重兵衛で修行していたときに1度か2度か3度かお会いしているのですけれども、そのときはまだぺいぺい(新米)だったもので、まだ達増さんにすしを握ったことがないので、ぜひいつか私のお店にいらしてください。

達増知事
 そうですね。

竹田 大理
 私も気がきかないので、今日、すしか何か持ってくれば……。気がきかないものですから。
 今日は二戸料理人、若手料理人の会という代表でなぜか選ばれて、私一人40代ということで、若いのか、若くないのか、わからないですけれども、今日はどうぞよろしくお願いします。

保室長
 よろしくお願いします。
 では、三角さんお願いします。

三角 裕美
 浄法寺で漆器の製作、販売をしている滴生舎というところに勤務しています三角と申します。
 普段はお椀や箸などに漆を塗っています。滴生舎は国産の漆、浄法寺漆だけを使って作るというこだわりでして、毎日国産の漆で塗っています。
 出身は浄法寺でして、手工芸というか、手仕事に興味を持ちまして、地元に漆があるということに気付き、始めました。漆の仕事に携わるようになってからは、今まで以上にというか、今までは余り考えてこなかったのですけれども、地域のことも考えるようになりましたし、皆さんに漆器の良さを伝えていけたらいいなと思っています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございます。
 それでは、堀米さんお願いします。

堀米 悠平
 「わ・かるまい」をやっています堀米 悠平と申します。よろしくお願いします。
 生まれと育ちは愛知県で、父親が軽米の人間なので、父親が仕事を辞めて帰ってくるときに一緒に帰ってきました。
 「わ・かるまい」は何をやっているかといいますと、今集英社の週刊少年ジャンプで古舘春一さんが連載されている「ハイキュー!!」というバレーボールの漫画なのですけれども、そちらの方の背景で軽米の町並みが出てくるということで、その風景を実際に見に観光の方が全国各地、果ては海外からいらっしゃるので、やはり見て帰っていただくだけでは2回目、3回目と軽米に来ていただくということにつながらないので、町の方々との交流ということで、町のいろいろな方とおしゃべりして楽しい思い出をつくって、町の方と遊びに来てくれる方みんなが笑顔で過ごせればいいなという思いで活動しています。

保室長
 ありがとうございます。
 次に、小井田さんお願いします。

小井田 寛周
 九戸村の小井田寛周と申します。ここに肩書きとして小井田立体農業研究所と書いてありますが、大したものではなくて、一農家の一つで別に会社でもないのですけれども、立体農業というものを私の祖父の代からやっていまして、どういうものかといいますと、立体農業とは果樹や家畜を複合的に農園の中で取り入れて、空間を立体的に使って行う、今で言うところの循環型農業になります。我が家で実際に行っているものが、先ほども少し言わせていただきましたが、テウチグルミの木を農園の中に植えまして、そのクルミの木の下に、うちでは乳牛をまず放牧しまして、乳牛を放牧することによって、その牛が雑草を食べてくれるということで、人がわざわざ雑草を刈る必要がない。そういうように放牧していくことで、また、牛がふんをしますから、そのふんがそのまま木の栄養分になる。さらに、その下に、鶏を放牧することによって、クルミの木の害虫が土の中にいるのですけれども、その土の中にいるのを鶏がつついて害虫を食べてくれるというようなやり方で、農薬や化学肥料を一切使わない農法でクルミをとったり、あとは副産物で牛から牛乳もとれて、あと鶏から卵もとれてというような循環型農業で農産物を現在は生産しています
 あとは地域の活動として、今、九戸村にオドデ塾という団体があるのですけれども、地元の民話に登場するオドデ様にちなんだオドデ塾というものがありまして、青年を中心とした団体でして、今から23年ぐらい前に発足した団体で、オドデ塾自体は地域の活性化や地元住民と世代と世代のかけ橋になることを目的にしたボランティア団体です。現在は、夏に盆踊り大会、冬には園芸祭りということで、年に2回大きなイベントを行いながら、地域の活性化と世代の交流を目的とした活動を行っています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、小野寺 様お願いします。

小野寺 晴海
 日本ソーイング株式会社岩手工場から参りました小野寺 晴海と申します。よろしくお願いします。
 私は、こちらの方に平成17年に来て、ただいま二戸在住11年目になります。出身は山形県なのですけれども、高校を卒業してから仙台の方で服飾の学校に行って、そこで3年間勉強してから、縁があってこちらの方に来ました。今の会社は2社目なのですけれども、今年の春から「北いわて仕立て屋女子会」というものを発足しまして、そちらの方で今回、自分が第1期のリーダーをさせていただいています。社会人経験はまだ未熟なのですけれども、今は現場と技術だけの方を専門にやっていまして、仕立て屋女子会の方では、その同じ業種内の久慈や二戸地域、一戸地域で加盟している会社の女性社員の方たちと一緒にものづくりに励んでいます。今年度も2月に行われます学生ファッションショーの方にも自分たちが女子会でつくった作品を1人1点発表する場を設けるというので、今一生懸命頑張っています。今、自分が着ているスーツも自分が設計して作ったものです。そんな感じですね。
 あと今は現場の方だけなのですけれども、仕立て屋女子会を通じて自分たちが作ったものを商品化できるように販路も考えていきたいというように思っていました。
 以上です。

保室長
 ありがとうございました。なかなかすばらしいですね。

小野寺 晴海
 ありがとうございます。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、一通り自己紹介を終えたところで、今度はお一人4分ぐらいずつのお時間の中で、今日のテーマでございます「地域に根ざす価値を活かした未来づくり」ということで皆様方からのお話を伺ってまいりたいと思います。先ほどの順番で行きたいと思いますが、今度はお二人ずつお話をいただいた後、知事の方からコメントをするというような流れで進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 では、早速でございますが、高橋さんよろしくお願いします。

高橋 光子
 先ほどもちらっとお話ししましたが、私は今、地域の皆さんとお客様を迎える側として、月1回の日帰りツアーを企画しています。二戸の自然や集落の探索だったり、暮らしに基づいた手仕事体験、二戸の文化や歴史に触れられるような旅をテーマとして企画しています。ガイドは主に地域の方にお願いしたり、お食事やおやつなどもなるべく地域のものを提供するようにしています。参加者は、主にIGR沿線の盛岡方面のお客様なのですが、お客様の反応を間近で聞いていますと、やはり二戸の郷土料理がすごく好きで、毎回参加したいとか、二戸に来るようになって元気になったなどというお話を聞くと、二戸をもっと自慢したいと私たちの意識も変わってきまして、もっと二戸ファンを増やしたいと思うようになってきました。この地で受け継がれたものを地元の人の言葉で伝えておもてなしすることで、やはりお客様も感動されて帰るので、リピーターも少しずつですが、増えてきています。それが何か特別なことをするのではなくて、人もそうですし、日々の暮らしの中に魅力があるので、それが価値へとつながると私は思っていて、それをどう外に見せていくか、それをまた受け継いでいく方法があれば、あとは仕組みをつくることが課題になってくるのですが、それが未来づくりなのかなと思っています。まずは、二戸を知らない人に興味を持ってもらえるようにもっともっと二戸を発信していきたいと思っているところです。
 以上です。

保室長
 ありがとうございます。
 それでは、もうお一方、竹田さんお願いします。

竹田 大理
 このパンフレットを机に配ってあるのですけれども、二戸で私たちがやっているのは、地域で肉が盛んだということで、豚肉、鶏肉、牛、短角牛というのを頭文字をとって豚の「ぶ」、鶏の「と」、牛をベゴにしてベゴの「べ」で「ぶっとべ」という名前にしたのですけれども、二戸でこれだけ肉が盛ん、鶏も豚も牛もということで、そうしたら若い私たちが集まって何かできないかなというので、当初はエコツーリズムの時に若い料理人たちが招集されまして、それに向けていろいろなイベントをやったり、いろいろなところに出店したりして、エコツーリズムが終わって、このまま解散するのも何か寂しいのではないかということで、残ったメンバーで二戸を盛り上げて、岩手県から東北、東北から全国という形で盛り上げようよということで発足したのがこの「二戸若手料理人」という会で、二戸をどう生かしたらいいかということから、いろんな料理を持ち込みしながらたどり着いたのがこの全部の肉を煮込ませてつくったつくねだったのです。そして、二戸は雑穀も盛んなので、この中に雑穀も入れています。私たちはみんな職種が違って、なかなか集まってやっていくのも大変なのですけれども、二戸を盛り上げたいというところが基本でして、今度の国体の出場、その前に来週、再来週、刑務所の方に出店をする、いろんなところ、東京に行ったり、当初はB―1グランプリに食い込んでいこうというので立ち上げたのですけれども、このB―1グランプリは次から次へと入りたい人がいて、昔ながらの郷土料理でないとだめだという規定ができたそうなのですよ。私たちみたいな地域開発の料理は一切受け付けないことになったので、B―1は諦めて、B―1よりも目立ってやろうではないかということで、まず皆さんで頑張ろうというので立ち上がっています。それすらも今日は持ってきていないという、持ってくれば一番わかりやすかったと思うのですが、気がきかなかった。

保室長
 大丈夫です。

竹田 大理
 すし屋の私が肉の話ばかりでうまくありませんけれども、いろんな職種がいての、私はすし屋ですけれども、団体の代表で来ているので、二戸という地元を肉で盛り上げようという団体です。よろしくお願いします。

保室長
 ありがとうございます。
 では、知事お願いします。

達増知事
 高橋 光子さんには、IGRと連携していただいてありがとうございます。ツアーで二戸の自然や文化、歴史を味わっていただきながらファンを増やすというのは非常にいい方向性だと思います。やはり好きになってもらうとか、好きなところを増やすというのが地域振興の一つの必勝パターンだと思いますし、二戸エリア、そして二戸市の中だけでも風光明媚な景色、すごい歴史やおいしい食べ物があるので、ぜひその調子で進めていければと思います。そういうおいしいものを新たに開発するのがこの「ぶっとべ」で、このつくねは私も食べたことがありますけれども、やはり独特ですからね。三つの肉を一緒にするというのはそう簡単にはできないし、非常にユニークで、またおいしいので、勝負できるものだと思います。肉を食べてもらったら、おすしも食べてもらうようにしながら、「ぶっとべ」を軸にしながらどんどん広げていけばいいのだと思うのです。
 岩手全体でも農業生産の金額ベースで見れば、米より畜産の方が規模が大きく、全国有数の畜産県でもあり、特に鶏、ブロイラーは全国3位というところは岩手の強みでもあるので、この「ぶっとべ」は岩手全体の一つの看板でもありますので、ぜひその調子で活躍するよう、県も応援したいと思います。


保室長
 ありがとうございます。
 それでは、次は三角さんお願いします。

三角 裕美
 二戸は漆の生産量がとても多いということを知っている方もいるとは思うのですけれども、国内で使用されている国産漆の約7割ぐらいが浄法寺で生産されています。漆の木から漆を採取することを漆をかくと言います。私はこれからも漆をかいて、漆器を作るということがずっと続いてほしいと思っています。でも、それは伝統を守っていきたいという大きなことを考えてではなくて、漆器が好きですし、使ってもらいたいと思うので、この仕事が続いていってほしいと思っています。
 この仕事を始めてうれしかったことは、友人が、私が漆器を作っているということをきっかけに興味を持ってくれて購入してくれて、今愛用してくれているというのはすごくうれしいと思っていまして、でもそのぐらいすんなりと使ってもらえるまでたどり着くというのは結構まれだと思うのです。漆器はいいものだということは知ってもらっていても、使ってみようというところまでなかなか持っていけないというのが現状なので、いいものだよねというところの一歩先というか、使ってもらって、漆器の良さを知るきっかけを作るにはどうしたらいいのかを考えていかなければと思っています。それぞれいろいろなきっかけはあるとは思うのですけれども、そのきっかけがつくれたら、漆に携わる人や愛用してくれる人が増えたりすると思うので、結果的には弱い力ですけれども、伝統を守るということにつながるのかなと思っています。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、堀米さんお願たします。

堀米 悠平
 先ほどもお話したように、今軽米の方に観光の方がいらっしゃっているということでおもてなしの方をさせていただいているのですけれども、ただやはり風景を見て帰っていただくだけということでは、2回目、3回目と来ていただけない可能性の方が高い。なぜならば、新幹線代なりバス代なりということで、来るのに万単位のお金がかかってしまうので、それ以外で何か楽しいことを見つけてもらって、つながりをつくって帰っていただいて、「軽米よかったね。」と、まずは発信してもらうのが大切だし、2回目、3回目と、新たなお友達を連れてきてくれればそれでいいかなということでいろいろとやっているのですけれども、例えば都会の子ですと、今だと花火大会も人混みで行かないとか、高校生ぐらいまでしか浴衣を着ないとか、そういうことが多いので、今年の軽米の夏祭りでは、地元のおばさま方に協力していただきまして、浴衣を集めまして、あとは着付けも4人ぐらいでやってもらいまして、合計で12~13名なのですけれども、「ハイキュー!!」のファンの方で、リピーターの方ばかりだったのですけれども、たまたま夏祭りの日に来るということで、「浴衣を着せてあげるからおいで。」と呼んで、来てもらって、その子たちに浴衣を着せて浴衣で軽米の夏祭りを見ましょうという感じのものをやったり、あとはやはり軽米だけだとどうしても行く場所に困ってしまうといいますか、日曜日にお店がやっていないところがあったり、観光スポットも時期によっては行けなかったりと限りもあるので、2回目、3回目に来てくれる子になると、やはり軽米町では行くところがないとなった場合、やはり洋野町のおおのキャンパスや、岩泉町、金田一温泉など、やはり県の垣根というのは僕は余り気にしないので、八戸に行って蕪島に行ったり、八食センターに行ったり、そういうこともして、ここで何か思い出を作って帰っていただこうというのが一番大切かなと思っています。例えば軽米町に来て、「初めて薪割りを体験した。」とか、「夏祭りで浴衣を久しぶりに着た。」というのが何年かたって、自分の子どもができたりした時に、「ああ、最後に浴衣を着たのはいつだっけ。軽米だった。じゃ、今度は青森とか、北海道とか、岩手、秋田に行くから、ついでに軽米にもう一回顔を出してみようかな。」という、そういう何年か後にもつながってくると思うので、そういう活動を続けていきたいということと、あとは町のおばさま方にもいろいろとお茶を出していただいたり、おうちに上げてもらったりするのですけれども、やはり御年配の家族でいらっしゃる方もいるのですが、お父さんが「『家に上がっていきなよ。』なんて久しぶりに言われました。」と、確かに今の時代、そんな感じで誘ってくれるというのはなかなかないので、そういうのも個人の魅力になってしまうかもしれないのですけれども、やはり、そういうおばさま方がいる軽米ということで、印象に残って、また2回目に来てくれればいいかなとも思います。話していると何の話をしているかよくわかんなくなってしまう。
 なので、未来につなげるというのも何年後か先になるかもわからないけれども、まず軽米を思い出すきっかけをつくって帰ってもらうというのが大切と思って、冬は多分スノーボードや、スキーなど、ウインタースポーツを余りやってない子たちと、一緒にスケートやスキーをやって、「よし、何年後かに子どもができたらまたおいで。」という感じでいろいろとつながりをつくっていければいいかなと思っています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございます。
 では、知事からお願いします。

達増知事
 三角さんですけれども、浄法寺の漆、そして浄法寺塗というのは全国有数、世界に通用するものでありますから、本当に大事なことをやっていただいているなと思います。漆器は、マイセンとかロイヤルコペンハーゲンとか、そういう高級食器と比較するのもいいけれども、「漆器はもっといいですよ。」みたいな感じで魅力を伝えるのも一つかなと思っています。食洗機にかけられないとか、そういう不便なところ、あと結構値段が高いというようなところが一つのハードルなのですけれども、でもそれだけの価値のあるものだということを納得してもらえば、使えば使うほど味があるし、特に和食には洋食器よりも漆器の方が合うので、御飯も漆器のお椀に御飯を入れると、漆器の最大の長所は軽いということだと思うのですよね。御飯をそのまま手に載せているような御飯の重さを感じながらその御飯を食べることができるというのは、なかなか他の食器では味わえないことなので、毎日、そういうぜいたくな感じを味わいながら食べるというのはすごい幸せにつながると思いますよね。
 食事をする時に、食べることに集中してじっくり食べるというのがマインドフルという一種の集中瞑想みたいなことが、アメリカからはやり始めて世界でじわじわとはやっているのですけれども、それにも漆器というのはぴったりなのではないかと思います。県としても、岩手の漆や漆器を全国、さらには海外に伝えることが非常に大事な仕事だと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
 堀米さんの「ハイキュー!!」を中心とした軽米の売り出しで、やはりリピーターの人たちを大事にするということが基本だと思いますね。2回以上来てくれるというのは本当にありがたいことですから、そういう人たちを大事にしていけば、初めて来ようという人たちも出てくるでしょうし、また町も良くなってくるのだと思います。夏祭りなどの体験型のメニューを用意するというのは大事だと思いますし、周辺市町村にも足を伸ばすというのは遠慮なくどんどんやればいいと思います。八戸の方も遠慮しなくていいので、青森側にもどんどん入って、青森側も活用し、それができるのが県北エリアのメリットですし、また高速道路が発達していて、軽米もあれだけ町の真ん中、役場のそば、商店街のそばにインターチェンジがあるというところはなかなか他にはないですからね。そういう交通の便の良さを生かしていろいろと周辺に足を伸ばすときの拠点としての軽米というのは一つ狙い目だと思いますので、その調子で頑張ってまいりましょう。

保室長
 それでは、次に小井田さんお願いします。

小井田 寛周
 私は、まず最初に農業者の一人として、少し希望というか、こういう地域になってもらいたいなということを述べさせていただければと思います。
 一つは、地元に私が帰ってきてまだ3年ぐらいしかたっていないのですけれども、実際にそこで常に感じることは、農業だけでも生活ができる地域というのがまず今後必ず大事になってくるのではないかというようにひしひしと感じています。というのは、さっき偉そうなことを言っておいてあれなのですけれども、実は我が家も私の母親は保育士としてずっと働きながら現金収入があって、父親と祖父、祖母が農業をやってというような、いわゆる兼業農家としてずっと生計を立ててきたというような実態があります。なので、どうしても現金収入というものがないと農業だけだとやっていけないというのを私も本当に小さい頃から思っていたことでしたので、いつも思うのは、農業だけで生計を立てるというような場合、どうしても県北地域というのは中山間地ということで、内陸に比べて、農地が非常に狭いのですね。なので、国や農協などの方から大規模にやれというような指導も入るのは見ているのですけれども、ここにそれが果たして合っているのかなというような疑問が常につきまとっています。私としては、小規模でもやっていけるような農業の振興がこれから、特にこの地域の地域活性化には不可欠なのではないかというように思っています。そのために今考えるところでは、農産物へのいわゆる価格補償や、農家への所得補償で安心して農産物を作って生計を立てていけるような農業の基盤づくりが求められていると常に感じていました。
 あともう一つは、こだわりの農産物を農家が独自に販売していけるような指導もできればしていただきたいと思います。インターネットの販売のセミナーに一度参加したことがあったのですけれども、大きい通販サイトだったもので、結局契約金がかなり高いのです。年に何十万円で何アイテムまでは幾らというようなプランが用意されているのですけれども、例えば小さな家族経営の農家がそれをやると間違いなくこれは商売にならないなと実感して、「とてもではないけれども、できません。」というような状態だったのです。ただ、やはりインターネットにはすごく魅力を感じていて、やり方がわからないので、できるだけ小規模であっても独自でやっていけるような、そういう仕組みを勉強できるような指導もぜひやっていただきたいと思っていました。
 また、地域活動の方で、オドデ塾という活動もやっていまして、現在そのオドデ塾の活動は夏祭りですと現在参加者が延べですけれども、大体700人から800人ぐらいは1日で来るようなものなので、九戸村の人口が大体6,000人ぐらいなので10分の1は来ているというようなあんばいなのです。ただ常にそこで実は地域でそのイベント自体は定着してきているのが実態なのですけれども、常につきまとっているのが資金不足で常に大変な状態です。活動費というのは、我々は基本的にはお祭りやイベントの出店などで販売したもので賄ってはいたのですけれども、どうしてもそれだけで賄うわけではありません。例えばイベントにゲストを呼んできたり、ステージを作ったりと、どうしても運営する部分がたくさんあるものですから、常にお金がない状態というのが続いています。「新たな取組をやりたいね。」という話を若い塾生とも一生懸命やるのですけれども、どうしてもそこに大きな壁が立ちはだかって、「でもお金がないから、これはできないね。」というので、なかなか前に進まないという状態がずっと続いているのが現状です。なので、できれば一つの希望としては、地域団体に対しても柔軟で、例えば使いやすくて、また継続的な、できれば補助金制度みたいなものがあれば我々はもっと地域おこしに対して難なく向かっていけるというのを常に感じるところですね。この二つで以上でした。

保室長
 ありがとうございました。
 小野寺さんお待たせしました。

小野寺 晴海
 自分が考える未来づくりなのですけれども、今自分が参加している北いわて仕立て屋女子会の方で考えると、同じ縫製業でも加盟企業が皆、職種が違うため、どのように連携をとるか、どういうように発展させるか、あとは育成、技術伝承などいろいろ考えることはあるのですけれども、個々の企業の仕事評価は業界内ではずば抜けて高いのですけれども、二戸地域としての認識としてはまだまだ弱いのですよね。
 その中で、二戸地域で各企業として見るのであれば、パリコレ、ミラノコレクション、ニューヨークコレクション、ファッションウイークなどいろいろと出しているところも多々あるのですが、うちは銀座山形屋という本部媒体がありまして、全日本ソーイングというものをつくる会社の方で、銀座山形屋さんの方のお客様からオーダースーツの仕事をいただいて、今、こういうようなスーツを作っているのですけれども、その中で思うのは、どうしても今の若い子に対しての仕事の教え方や技術を残そう、教えようという育成塾を今社内でもやっているのですけれども、それに対してなかなか根付かなかったり、あとは若い人が入りにくかったり、自分が20代の頃に比べれば増えてはいるのですけれども、どうしても高校卒業してから他県に行ってそのまま戻られないというのも結構目に見えますので、そういうところをどのようにUターンして戻って来られるかというのを考えると、今回、インターンシップで盛岡文化服装学院の学生1人を自社に受け入れてみたのですが、世代は10歳以上も離れていますけれども、いろいろと話をする機会があって、技術だけではなくて生活面の不安なども話ができたので、すごくよかったです。
 仕立て屋女子会の方でもよく話すのですけれども、縫製業というのは製造業の中でもどうしても賃金形態がとても低く見られやすいのですよね。基本スーツ、上着でも何でもそうなのですけれども、売値に対して工賃というのは大体1割ぐらい自分たちの工賃が入ってくるのですが、それを考えると日本製のものというのはどうしても高く見られてしまうし、やはり手間暇かけている割にはというところもあります。そういう中で、どういうように戦っていくか、あとは若い子たちをどういうようにもっと呼ぶかということを今すごく悩んでいて、取り組んでいる最中です。
 あとは2月、岩手県の高校生の子たちとコラボでファッションショーをやるに当たって、次の世代で考えるとこういうことをやって、要はいい面も悪い面もあるのですけれども、そのいい面について興味を持ってもらって、自分がデザインしたものが例えば自分たちの手でつくって物に変えるというのも高校生や学生さんたちにしてみればなかなかない機会ですので、こういうことをずっと続けて、また違う形になってもおもしろいのかなとか、アピールできることがいろいろあるのではないかと考えています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございました。
 では、知事お願いします。

達増知事
 まず、小井田さんのお話の中で、オドデ塾の活動資金については村内に効果が留まるようなものは村で支援するなら村でという一方、広域的な効果があるなら、そこは県も支援するかもというような一応の目安があるのですけれども、そこはいろんな見方、工夫もあるでしょうから、県もそういういい活動は応援したいという基本姿勢がありますので、玉懸副局長の方に相談してもらえればと思います。
 あとは大規模ではなくても農業の生産性を高め、所得を増やし、できれば農業だけで生活できるようにというのはある種岩手共通のテーマだと思います。こだわりの農産物、高く売れるようなものを工夫していくというのが一つであるでしょうし、あとはネット販売、生産から消費の現場と直結する方がより高所得につながるというのがありますからね。ネット販売はこれも玉懸副局長の方でいろいろと研究していると思いますし、商工分野の方でもいろいろやったりしているところがあるのではないのかな。
 服飾の分野でもインターネットで消費者に直接つながるというのが一つ可能性としてあるのだと思うのです。県も北岩手アパレルの聖地、ファンションショーなどいろいろとやっているのは、一つは今の既存の企業の体制、ブランドものとして全国に、世界に販売されていくような、今のそういう生産と流通の仕組みを前提にする中で働く人たちのこの地域での足腰を強くしていくということがまず一つあるわけですけれども、もし可能であればそういうこととは別に地元でデザインして、地元で作ったものを地元の名前で売り出すということができればそういう可能性も広げたいという気持ちもあるので、そこもいろいろ研究課題だと思います。インターネットで注文をとって、それもホームページを見ながらでき上がりのイメージも確認できるようにして、それで早くある程度の値段でどんどん製品提供して成功しているケースも全国的にはあるみたいですし、そういう勉強もいいのではないかと思いますね。
 今の企業で生産しているものを流通してくれている会社との関係というのもあるのですけれども、ただ日本のアパレル産業というのを維持発展させていくという観点からはただコストを下げて、外国と競争というだけではやはり持たないところがありますから、日本独自の展開というのを地方から作っていくということが大事だと思うので、県もいろいろと工夫していきたいと思います。

保室長
 ありがとうございました。
 さて、一通り皆様からお話しいただいたところですけれども、皆さんは他の皆さんのお話を聞いてとか、少し言い足りなかったとか、今日はこんな話も持ってきたということもあるかもしれませんので、ここからは特に順番等はございませんので、それぞれ思ったことを自由に御発言いただければと思いますが、どうでしょうか。
 今、目が合ったので、堀米さん、どうですか。例えば、今、IGRとの関係で地域の魅力を伝えるツアーもやっているということなのですけれども、それぞれ普段からそういった形でのつながりというのはあるのですか。

高橋 光子
 ないですね。二戸市内でという形で、まだこれから広域にやっていこうという話はあるのですけれども、今段階では実施されていません。

保室長
 今日、お話を伺って、皆さんそれぞれが魅力のある仕事あるいは取組をされているから、これを全部一つのパッケージにしてツアーをつくるだけでかなりいいのではないかと。

高橋 光子
 軽米あたり、二戸地域の県北エリア、まさにお話しいただいたとおり連携して、県もまたいでやっていきたいと思います。それこそ、クルミもすごく興味があって九戸村まで行ってクルミ農園を見せてもらうとか、そういうのも聞いていておもしろいと思いました。

保室長
 そうですね、クルミは販売という面はどうなのでしょう。

小井田 寛周
 正直なところ、かなり引き合いがある状態で、全国から「無いの。」と問い合わせがあったり、実は毎年大体11月ぐらいに出荷が開始されるのですけれども、豊作の年でも次の年の5月ぐらいには全部が売り切れているという、一年間通して物がないという期間限定でしか実は販売できないぐらいの状態なもので、それだけ実は価値があるものなのです。しかし、九戸村でクルミを本当に独自に売っているのは実は1軒しかないのです。このテウチグルミというのは歴史的に見ても、いわゆる藩政時代、江戸時代からずっと続いてきたものだったので、それだけ場所が適地であるし、ここでだけなっている珍しいクルミなのですけれども、実は村の人がまだ魅力や価値に気付いていないというところが、私ずっと、もったいないと思っていて、クルミはうちだけのものではないと思っているので、もっとたくさんの方が、村の一つのブランドとしてもっと大きく売り出してもらえればというように常に感じるところですね。

保室長
 その良さをまだ地元の人がという面はあるかもしれないですね。漆器を例えば竹田さんのお店のところで使って出すみたいなこととか、そういう地元で漆器を使いながらお客さんに良さを伝えるみたいな、そういうこともどうでしょうかね。

三角 裕美
 二戸市としては、「お店のオリジナルをつくりませんか。」みたいなのはやってはいるのですよ。どのくらいかは確認しなければわからないですけれども、若干補助が出て、自分のお店ならではというか、オーダーでつくりませんかという声掛けはしています。
「本当にいいものだよね。」というところまでいってから、「じゃ、オーダーで作りたいのだけれども。」と思ってもらえたら一番うれしいので、「やってください。」とは全然思っていなくて、とりあえず一回使ってみてもらいたいとは思います。やはり値段が高いというイメージが強過ぎるのですが、実際は漆をかくための道具を作っている職人さんも今1人しかいないですし、漆を塗るための刷毛をつくっている職人さんも、全国に数人しかいないのです。さらに、6月から半年間ぐらいかけて漆の木から漆をかいてという、塗るのも塗って、といでまた塗ってと何回も塗ってつくっているのです。その手間がかかっていますし、そこまで知ってもらえると「椀一つ1万円ってわかる。」となってもらえるかなとは思うのですけれども、そこまで持っていくのがやっぱり難しいといいますか。

竹田 大理
 買えるように頑張ります。

保室長
 軽米は「ハイキュー!!」という漫画の聖地ということで割と注目を浴びているのですけれども、漫画のファンの方が口コミやネットでそういうように火がついてきたということがありますけれども、それからさらに二次的に広がるみたいなところというのは今のところどうですか。例えばファンになった方から口コミになって増えているみたいな、そのようなところというのはあるのでしょうか。

堀米 悠平
 最近、国外からの方がすごく増えたのですけれども、タイ、台湾、韓国、中国という感じで東南アジアの方がたくさんいらっしゃるのですけれども、何かというと軽米まで来て、そこまでの交通手段や、軽米であったことを帰ってから、自分たちのブログで発信してくれているみたいで、本当にタイと台湾は毎月何名かいらっしゃるぐらい最近増えていまして、割と漫画やアニメが好きだし、あとお国柄もあると思うのですけれども、日本語が割と話せるので、皆さん不自由なく東京に寄って一泊、仙台で一泊して、軽米に来て金田一温泉に泊まって帰るみたいなそういう感じで、あとは花巻空港から来る方や、青森の空港から来る方もいるので、皆さんそれぞれなのですけれども、たまに何で八戸の深夜バスで帰るのというような方もいるのですけれども、それ「何で」と聞いたら、その方が「ブログで見たら、前の人がそうやって行ったから、それを参考に来たから。」と。二戸にしてほしかったと思いながらも、そんな感じで二次的には口コミで広まっていくのが狙いというのもあるので、やはり「軽米よかったよ。」と言ってもらわないと、まず「卒業旅行で来ました。」と、「えっ、君たち何、卒業旅行は軽米に行ってくるよとみんなに言ってきたの、どこって言われなかった。」と聞くと、「言われました。」と言って、だから「岩手に行ってきました。」みたいな感じなので、軽米や二戸、九戸という名前をまずは外に発信して、どこだろうと興味を持ってもらうことから始めないといけないかなと思っています。
 僕は、割と町のおばさま方や、岩泉に行ったり、いろいろとつなぐというのをメーンに置いて活動しようと思っているので、今日来ていただいた方々、例えば、リピーターの方が、「何回も御飯を軽米で食べて、全部一通り回ったよ。」と言うのであれば、「では、次お邪魔させていただこうか。」とか、あとは漆も体験で何か小さいものでも塗ったりという作業ができたりはしないのですか。

三角 裕美
 塗るということはしてないのですけれども、箸に色のついている漆で絵つけ体験というのは要予約で受け付けています。

堀米 悠平
 その要予約がね。そこなのですよね。だから、軽米で僕がやっているのも要予約ではなくて、来ようが、来まいが、常時昼は一定時間開けますという感じなのですけれども、やはり二戸でやられている摘み取り体験も基本は予約なのですよね。そうすると、ノープランで来た旅の方を連れていきたいのですけれども、行けない。何でかというと予約してないから。ふらっと遊びに行けないというので、やはり自然を見に行く方向になってしまうのですよね、星を見に行ったり、龍泉洞に行ったりという方向になってしまっていて、時間があるのだけれども、二戸でやることがないみたいな、「温泉に入りに行くか。」ぐらいになってしまうのでということで、クルミもクルミ割り体験や、料理をつくるというのもやはり料理しない方も多いので、無理やりやらせるわけです。そうすると楽しいもので、クルミ割り体験や、あとはソーイングさんの方だと人形、ぬいぐるみ、キャラクターを持ってくるのですよ。今日、僕、その服を持ってこようと思って忘れたのですけれども、町のおばさま方に手縫いで縫ってもらったものがあるのですけれども、夏祭りのときに人形用の甚平を手縫いで縫ってもらって……

達増知事
 「ハイキュー!!」の登場人物の人形……

堀米 悠平
 そうですね。ぬいぐるみが販売されているのですけれども、それに町のおばさま方が手縫いでつくった服を着せて、一緒に夏祭りを楽しむという感じでやったら、持ってない子が帰ってから、余りのかわいさにまずは人形を買ってしまって、またおばさま方に作ってもらって、「後で送ってあげるから待っててね。」という感じで、来てくれる人のニーズがいろいろとあるので、小さい人形の服も作れるのだったら、ぜひ作って販売するといいのではないでしょうか。あの方々の情熱は何かすごいので。

小野寺 晴海
 今、自分が参加している方の会社とはまた別の方の行動をしている方がいいと思いますね。

堀米 悠平
 物がないから、子犬とか子猫用のすぽっとかぶせるようなものを着せたりしているのですけれども、やはりそれよりは二戸地域や軽米で作ってくれたものの方が買っていくファンの子も軽米に近いところで買った方がうれしいと思うし、子犬用よりはやはり自分に合ったもの、好みのものを作っていただけるのだったら、そういうのもありかなと思うので、いろいろつながりは作れるかなと思います。

竹田 大理
 例えば漫画家の春一さんと誰かツーカーの人もいるのですか、軽米のメンバーで同級生とか。

堀米 悠平
 一応岩手県出身でとどめておいてくださいというのが集英社の意向みたいなので、なので軽米もグレーゾーンといえばグレーゾーンの……

竹田 大理
 一応伏せているのですか。

堀米 悠平
 そうですね。何かあったら困るということです。

竹田 大理
 でも、春一さんにうちらでこうやって盛り上げていますよというのは、本人も知っているの。

堀米 悠平
 そうですね。

竹田 大理
 一応ツーカーになっているの。

堀米 悠平
 御存じだとは思います。

竹田 大理
 例えばですよ、来月夏祭りあるから、漫画書いてちょうだいとかというのはできないの。

堀米 悠平
 そうですね、そこまではやはり作者さんの自主性にというところになってくると思うので、なかなか難しい。

竹田 大理
 同級生というのはたくさんいるの。

堀米 悠平
 そうですねと言っていいのかな。まあ、そうですね。

達増知事
 軽米高校の入学案内パンフレットの表紙を描いてくれたりしているのですよね、何気なく、さりげなく。

保室長
 でも、今のようなお話からいくと、それだけで一つ産業ができそうな、そういう夢も出てくるという感じがしますね。

堀米 悠平
 やはり体験したことのないことをやりたいという子は多いので、だからさっき言ったように例えば薪割りも別にお金を取るわけでもないし、「うちの薪を割ってね。」というだけなのですけれども、やはりやったことないし、何なのだろうという感じでやってみたいのですよね。こういうお菓子づくりも、やはり郷土のお菓子をおばさまたちと一緒に作れるみたいになると楽しいし、おばさまたちもおしゃべりができるという感じで、割と皆さんがやりたがってくれるので、機織りなどにも興味を示してくれる方がいるので、随時対応できるようなうまい仕組みができればと、予約となると日程が決まってきてしまうので、予定が全部。そういうかちかちしたよりは、やはり田舎に来るのだから、ゆっくり過ごしつつ、しゃべりながら何かおいしいもの食べたり、漆を色つけて、その後はちょっとお茶して漆の、年中大変だよというお話をしていただいたり、「そういうように大変でさ。」みたいな話をしていただくというのも、やはり知らないことを知れると。軽米や二戸、九戸、岩手県でそういう話や思い出ができたというのを持って帰ってもらう何かできたらいいかなと思います。

保室長
 いろんなつながりができたら非常にいいと思いますね。
 あと小野寺さん、例えば女子会というのは今仕立て屋女子会というのもありましたけれども、いろんな分野で女子会のような活動がいろいろあると思うのですけれども、そういう業種の枠を越えた、よく県で結構有名なのが牛飼い女子とかあるのですけれども、そういうところと集まってみたいなニーズはどうなのでしょうかね。

小野寺 晴海
 県は違うのですけれども、北海道の方で自分らのような業種や鉄工所系などのユニフォームを作るというのでコラボというのでもいいのかなとかというのはありますね。
 あと加盟している企業が、自分の方は男性、女性用のスーツ、ほぼ全アイテムをやっています。あとは加盟しているところは子供服だったり、レディース、婦人服、あとはメンズもそうなのですけれども、ユニフォームなど縫製業という一括りの中でもいろいろな種類の業種があるので、その中で今回女子会でもそうなのですけれども、2月にやるのに当たって、自分が全然やったことのないものを作ろうとしている人も中にはいますし、その中での意見交換だったり、「こういうようなことをやったほういいんじゃないか。」と言ったり、「ここはこうじゃない?」というのがあったり、そこでアピールして、他業種さんにも目を向けられれば、今回は1期目なので、次に2期目、3期目の子たちにレールを敷ければいいなと思っていました。

保室長
 ぜひさっきのマスコットも、お洋服なんていうのも……

小野寺 晴海
 そうですね、それも一つだなと思いました。

保室長
 ありがとうございました。
 皆さん、あと何か言い忘れたこと、言い残したこと大丈夫でしょうか。よろしいですか。
 

知事所感

保室長
 では、知事から最後にお願いします。

達増知事
 改めて二戸地区というのは様々な地域資源に恵まれているし、またそれがつながり得るところだなということを感じました。
 去年、岩手県はミラノ万博に宮城県、仙台市と一緒に出展して、私も行って挨拶や宣伝をしてきたのですが、ミラノ、さらにイタリアの特徴として、いい服、それから、食(食べ物)や住(家)、あるいは食器など使うもの、そういう生活に関わる衣食住のところにものすごくこだわり、そこにエネルギーをかけるというのがイタリアの特徴だと感じて、それがまたイタリアの輸出産業にもなっているということですよね。ファッションがそうだし、靴やカバンもそうだし、バルサミコ酢やワイン、チーズもそうですけれども、岩手県としてもそういう生活に密着した部分に力を入れながら、それが国際競争力を持つようにと工夫していくといいのではないかなと考えています。そういうところがまた観光地としても魅力的になるでありましょうからということで、二戸地区はそういう方向性に非常に合っているところなので、ぜひ地元の皆さんと一緒にそういう方向に発展させていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

閉会

保室長
 長時間にわたりまして、どうもありがとうございました。今日の県政懇談会、これで終了させていただきたいと思います。どうも皆さんありがとうございました。
 

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